看護師の履歴書の書き方とマナーとは?|ケース別の10選の例文を紹介

「訪問看護ステーションに転職したい!でも履歴書ってどう書くの?」「マナーを守った履歴書の書き方を知りたい」などと、悩みや疑問のある方は多いかもしれません。
看護師転職に必要な履歴書。
履歴書は採用担当者が「面接をするかどうか」を決める判断材料のひとつであり、書類選考突破に欠かせません。そのため、適切な書き方でマナーを守った履歴書が必要です。
そこでこの記事では、看護師の履歴書の書き方やマナーを解説します。ケース別に例文を10個紹介するため、履歴書の書き方やマナーに悩む方や履歴書の志望動機をどう書くべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
履歴書の書き方4つのマナー
まずは、看護師転職の履歴書に書き方における以下4つのマナーを紹介します。
- 履歴書のサイズはA4を使用する(見開きA3)
- 空欄はすべて記入する
- 手書きで記入する
- 修正テープは使用せずに書き直す
それぞれのマナーを詳しくみていきましょう。
履歴書のサイズはA4を使用する(見開きA3)
看護師転職の履歴書は、A4サイズ(見開きA3)の使用をおすすめします。
履歴書のサイズにはA4とB5の2種類があります。指定がなければどちらのサイズを選んでも問題ありません。
ただし、履歴書の多くはA4サイズで作成されます。職務経歴書や送付状はA4サイズが一般的です。そのため、A4サイズでそろえると丁寧な印象を与えられます。
空欄はすべて記入する
履歴書の空欄はすべて記入してください。特に、志望動機は空欄がないように気をつけましょう。
なぜなら、空欄があると採用担当者に志望意欲を疑われるためです。採用担当者は「訪問看護ステーションにどのように貢献してくれるのか」「即戦力として活躍できるのか」などをみています。
履歴書で志望意欲を確認して面接の実施を判断するため、空欄はすべて記入しましょう。
手書きで記入する
手書きの履歴書を好まれる場合があります。
近年では、パソコンで作成した履歴書をホームページのフォーマットから提出する場合があります。しかし、履歴書の作成方法を選べる場合は、手書きで作成しましょう。
その理由は、手書きの履歴書は書き方から熱意や転職希望者の人物像などを想像できるからです。手書きで作成するときは、採用担当者の印象に残るように作成してください。
修正テープは使用せずに書き直す
記入ミスをしたときに、修正テープは使用せずに書き直しましょう。
履歴書は、自身の経歴を証明する大切な書類です。採用担当者に熱意や志望意欲をアピールする書類でもあります。
修正テープを使用したり、二重線で訂正したりすると、採用担当者に「大切な書類を扱えない」と感じられます。
そのため、記入ミスをしたときは書き直してください。下書きをしたり、パソコンで作成したものを書いたりすると、記入ミスが少なくなります。あらかじめ、履歴書を何枚か準備しておきましょう。
看護師の履歴書と職務経歴書の違い
履歴書と職務経歴書の目的
履歴書と職務経歴書には、以下のような違いがあります。
履歴書 | プロフィールを確認する |
職務経歴書 | これまでの実務経験と仕事に活かせるスキルを確認する |
履歴書と職務経歴書の詳しい違いは、下記のページを参考にしてください。
関連記事:看護師の職務経歴書!転職が成功するマナーや書き方を解説【例文付】
職務経歴書が別途必要なケース
応募先が看護師の経験やスキルを詳細に把握したい場合や、保有資格・担当業務が多い場合は、職務経歴書が別途必要となる可能性があります。
転職を成功させるためには、履歴書と職務経歴書を使い分けて、マナーを守り丁寧に書類を作成しましょう。
履歴書の書き方の基本|8つの項目のポイント

参照:厚生労働省が新たに作成した「履歴書様式例」を掲載しました|厚生労働省をもとに作成
次に、履歴書の書き方の基本を紹介します。
- 氏名・日付・住所・電話番号
- 写真
- 学歴・職歴
- 免許・資格
- 志望動機
- 自己PR
- 趣味・特技
- 本人希望欄
それぞれ8つの項目を詳しく確認しましょう。
①氏名・日付・住所・電話番号
氏名は、正しい書体で記入します。採用担当者が、最初に目にする項目であるため、特に丁寧し記入しましょう。ふりがなを忘れないでください。
日付は、履歴書を提出する日を記入します。郵送する場合は、差出日を記入しましょう。
現住所は、住民票に記載されている住所を記入してください。連絡先は、転職活動のため親せき宅や知人宅など仮住まいする場合に使用します。転職活動中に引っ越す場合は、連絡先の欄を使用し「〇月〇日に転居予定」と一文添えておくと連絡の行き違いを防げます。
電話番号は、普段使用するスマートフォンの番号を記入しましょう。
②写真
写真は本人のみで胸から上が載っているものを貼りましょう。
3か月以内に撮影した証明写真を使用し、スナップ写真は使わないでください。訪問看護ステーションの勤務で清潔感は欠かせません。そのため、服装はスーツで、メイクと髪型は勤務時を意識した写真を使用しましょう。
のりで貼る前に、写真の裏に氏名と生年月日を記載すると、万が一はがれたときに採用担当者が困りません。
③学歴・職歴
最初の行に「学歴」と記入してください。学歴は、年代順に正式名称で記入します。高校名は「〇〇高校」ではなく「〇〇高等学校」と記入しましょう。
学歴の記入が終わったら、次の行に「職歴」と記入します。職歴も学歴と同様に年代順で、正式名称で記入しましょう。最後に「〇〇病院 在職中」もしくは「現在に至る」と記入し、一行下の右端に「以上」と記入することも忘れないでください。
長期間勤務していない時期がある方は「子育てのため退職」などと記入します。理由を明らかにすると、採用担当者に疑問を持たれません。勤務していない時期が長く、その理由がポジティブな印象を与えない場合は「一身上の都合により退職」と記入しましょう。
④免許・資格
免許と資格は、看護業務にかかわるものを年代順に記入します。正式名称で記入しましょう。
免許や保有資格が多く記入欄が足りない場合は、業務に活かせるものやアピールしたいものを優先してください。
取得見込みである場合は「〇年〇月 〇〇資格取得見込み」と記入します。専門看護師や認定看護師など専門的な資格を持つ方は「認定看護師(在宅ケア)」など、カッコ書きで分類を記入すると、採用担当者に伝わりやすいです。
訪問看護ステーションに応募するときは、自動車の運転が必須な事業所もあるため「普通自動車第一種免許 取得」も記入しましょう。
⑤志望動機
志望動機は、採用担当者が重要視する項目のひとつです。
「訪問看護ステーションにどのくらい熱意があるのか」「どのように貢献できるのか」などの判断材料です。これまでの経験やスキルに、訪問看護ステーションを選んだ理由、将来のビジョンなどを盛り込みます。
具体的、かつ空欄がないようにしましょう。下記に志望動機の例文を紹介するため、書く内容に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
⑥自己PR
自己PRは、看護師としての強みをアピールできる大切な項目です。採用担当者に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらうために、次のポイントを押さえましょう。
- 経験にもとづいた強みを具体的に書く
- 志望動機と連動させる
- 協調性や向上心をアピールする
志望動機とつなげて「貴院の〇〇の体制で自分の〇〇の経験を活かしたい」と記載すると、担当者にも伝わりやすくなります。
⑦趣味・特技
趣味・特技の欄は、看護師としての人柄やコミュニケーション力を伝えるチャンスです。
「読書」や「映画鑑賞」といった日常的なもので構いませんが、できれば仕事に活かせるものを選びましょう。
たとえば「ランニングで体力維持に努めている」「ボランティアで人とのつながりを大切にしている」など、看護師としての資質をアピールできると効果的です。スキルだけでなく、人間性も評価しています。
⑧本人希望欄
本人希望欄は、入職時期や勤務時間など希望があれば記入しましょう。
希望がない場合は「特になし」もしくは「貴社規定でお願いします」と記入してください。
履歴書のケース別の志望動機10選【例文あり】
ここでは、履歴書のケース別の志望動機を紹介します。10個のケースにわけて紹介するので、書き方に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
訪問看護の志望動機①
これまで色々な病院で働いてきた経験とスキルがあります。様々な経験を積んだ中で、在宅での生活をサポートでき、認知症を中心とした訪問看護に特化して働きたいと思うようになりました。未経験での分野ではありますが、利用者さまだけではなく、ご家族にとって「どのようなケアが必要であるか」を常に考えていきます。また、新しい技術を学び、ケアを実践しながら地域社会に貢献していきたいため志望いたしました。 |
これまでの病院勤務で「訪問看護にどのように興味を持ったのか」を具体的に記入しましょう。また、未経験の分野でもうまくカバーできることをアピールしてください。
訪問看護の志望動機②
貴社を志望した理由は「専門職としての技術と知識の向上に努める」という理念に大変共感したためです。貴社の理念は、私が訪問看護師として大切にしていきたいと考えていたことです。そんな貴社で働くことで、理念を共有するスタッフと協調・協同し、利用者さまのために尽力できると感じました。また、見学に参りました際に、管理者様の丁寧で穏やかな対応に大変感銘を受けました。そんな管理者様のもとで、一スタッフとして精進したい気持ちがより一層高まったため、貴社を志望いたしました。 |
理念に共感したポイントを挙げ、その理由とともに記入してください。自身の看護観と合わせて記入すると、採用担当者から「志望意欲がある」と判断されるでしょう。
訪問看護ステーションの立ち上げの志望動機
これまで従事してきた病院や訪問看護ステーションでの経験を活かし、訪問看護ステーションの立ち上げに携わりたく応募いたします。これまでの経験を活かし、在宅で暮らす利用者さまのその人らしさを大事にした看護を実践していきたいと感じました。また、ご家族の負担や不安も軽減できる訪問看護ステーションを目指し尽力していきたいと考えます。即戦力として貢献できればと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 |
訪問看護ステーションを立ち上げるときの志望動機には「どのような将来像を描いているのか」が大切なポイントです。具体的に伝え、採用担当者に好印象を与えましょう。訪問看護での経験がある方は、即戦力で貢献できることを伝え、ほかの転職希望者と差をつけてください。
クリニックの志望動機
これまで病院で〇年間経験し、幅広い知識やスキルを習得しました。その中で、人と人とのつながりの中に看護師のやりがいを強く感じています。今回、貴院を志望したのは、地域医療への関心が強くなったためです。貴院は、開院して以来、地域に根差した診療を実践しています。利用者さまに寄り添った診療やケアにより、地域住民からの信頼も厚いです。私もその一員となり、貢献していきたいと考えています。 |
転職希望者のなかには、クリニックの勤務経験がない方もいるでしょう。応募先のクリニックに感じている魅力を伝え、志望意欲をアピールしてください。クリニックの特徴を踏まえると、より具体的に志望意欲を伝えられるでしょう。
通所介護の志望動機
私の祖母への介護を経験して、通所介護での看護に興味を持ちました。前職では、高齢者への看護を実践してきました。利用者さまが、レクリエーションを通して、よりよい生活を送れるように専門的にサポートしていきたいと考えております。通所介護では、限られた時間の中で、多くの利用者さまにケアしなければなりません。そのため、これまでの経験を活かし、利用者さまのニーズを適切に把握し、優先順位を考えながら実践していきたいと思います。 |
通所介護に転職するときには、それぞれの施設の特徴に合わせたアピールが効果的といえます。レクリエーションやリハビリテーションの充実、対象とする疾患、専門分野など、施設の特徴を把握したうえで志望動機を検討しましょう。
精神科の志望動機
精神科の方は、見えない痛みや悩みを抱えていることが多く、適切なサポートが求められます。私は、利用者さまの立場に立って考えられます。これまでの経験を活かして、利用者さまが安心して自分の思いを話せる環境を提供したいと考えています。私が貴院を選んだ理由は、利用者さま一人ひとりに寄り添い、質の高い心のケアを提供していると感じたためです。ゆくゆくは精神科の専門看護師の取得を目指し、社会の中で健康的な生活を送れるようにサポートしていきたいと考えています。 |
精神科は、専門職を目指す看護師に向いている診療科です。専門看護師や臨床心理士になる方もおり、専門的な知識を学びやすい機会が多いといえます。キャリプランがある方は、積極的に取り入れることで熱意が伝わるためおすすめです。
子育て中の志望動機
私はこれまで看護師として○年間の経験を積んできました。子育てを経て、母として、そして看護師として大きく成長できたと感じています。子育てが落ち着いてオンコール業務に対応でき、以前から訪問看護師として働きたいと考えていたため転職を決意しました。私の最大の強みは、コミュニケーション能力です。子育て中は、子どもの変化に気付き、それに対応することが求められました。そのため、訪問看護で利用者さまの細かいニーズに気づき対応できます。貴社の「利用者さま一人ひとりへの温かなケア」の理念に魅力を感じたため、利用者さまとご家族が安心して過ごせるようにサポートしていきたいと考えています。 |
子育て中であれば「オンコールに対応できるのか?」「どこまでの業務に対応できるのか?」と感じる採用担当者もいます。そのため、子育てと業務を両立できることを記入しましょう。志望意欲をアピールすることが大切です。
新卒の志望動機
私は、幼い頃から人の役に立つ仕事に就きたいという思いから看護師を目指し、これまで看護学校で学んできました。訪問看護の実習で終末期医療に触れる機会がありました。終末期医療のホスピタリティ精神に感銘を受け、また利用者さま一人ひとりに寄り添うケアを実践できるのではないかと考え志望いたしました。緩和ケアを実践する看護師として、苦戦する場面もあるかもしれません。しかし、一つひとつの課題を乗り越え、貢献したいと考えております。 |
勤務経験がないため、実習での経験を盛り込みます。ここで、就職後に発生するデメリットや課題への対応を記載してください。「就職後の状態を具体的にイメージできている」と採用担当者に好印象を与えられるでしょう。
中途・転職者の志望動機
これまでに4つの病院で勤務し、多くの診療科を経験しました。そこで得られた知識やスキルが私の強みだと感じています。今後もスペシャリストとして、スキルアップしていければと考えております。貴社は対象としている疾患や利用者さまが多く、さまざまな場面での看護を実践できると考え、志望いたしました。長く貢献できる人材になれるよう努力します。 |
転職回数が多いことをネガティブな印象にしないことが大切です。前の職場の不満などをそのまま伝えると「同じ不満を感じて辞めるのでは?」と疑問に持たれる恐れがあります。ポジティブな印象を与えるように注意してください。
パート採用の志望動機
昨年母が病気となり介護が必要な状況となったため、前職を退職し介護に専念していました。母の状況が落ち着いてきたため、まずはパートとして勤務させていただければと思います。家庭の事情によりフルタイムでの勤務が難しい状況ではありますが、平日であれば8時~17時の間で勤務できます。限られた時間の中で利用者さまの生活をサポートしていきたいと強く感じています。これまでの看護師〇年の経験を活かして、貢献していきますので、よろしくお願いいたします。 |
パート採用を希望する場合は、フルタイム勤務ができない理由や勤務できる時間を記入しましょう。正社員と同様に、どのように貢献したいと考えるのか、具体的に記入してください。
履歴書の提出マナー
履歴書は書類選考の第一歩であり、提出時のマナー次第で看護師としての信頼性や印象が決まります。応募先に好印象を与える提出方法を押さえておきましょう。
履歴書を郵送するマナー
履歴書を提出する方法は、面接日に持参する方法と郵送する方法の2つがあります。
面接日に持参する場合でも、封筒に入れたうえで手渡すのがマナーです。郵送する場合の詳しいマナーは、下記のページを参考にしてください。
関連記事:看護師の履歴書における封筒と送付状のマナーを解説【見本あり】
履歴書を持参する場合のマナー
履歴書を直接持参する場面では、履歴書や職務経歴書は、封筒に入れた状態で持参し、宛名や応募先の病院名も正しく記載しておきましょう。
身だしなみや提出時の対応もマナーの一部として見られます。受付のスタッフに渡す際は「本日、貴院の求人に応募いたしました◯◯と申します」と、丁寧に伝えると印象が良くなります。
また、病院や施設のスケジュールに配慮し、事前に訪問の可否や時間を確認するのが基本です。マナーを守って書類を手渡す姿勢は、面接前から看護師としての誠実さや意欲を伝える大切なポイントになります。
履歴書をメール(PDF)で提出する場合のマナー
履歴書をメールで提出する場合は、PDF形式で保存し、ファイル名には「履歴書_氏名」のように応募者名を入れましょう。件名には「看護師応募書類の送付について」のように、分かりやすく記載します。
本文では、応募先の担当者名がわかる場合は宛名を明記し「貴院の求人に応募いたします◯◯と申します」と丁寧に伝えましょう。
添付ファイルは、履歴書と職務経歴書をまとめて送付してください。ビジネスマナーを意識した文面と正確な書類の作成が、採用担当者に好印象を与えます。
履歴書作成後の最終チェックリスト
履歴書の作成が終わったら、内容や記載ミスがないかをチェックしましょう。看護師として信頼される書類に仕上げるため、応募先や担当者を意識した確認が必要です。
誤字脱字はないか
履歴書を提出する前に、必ず誤字や脱字がないか確認してください。看護師としてのマナーや信頼性は、こうした基本的な部分から見られています。
氏名や応募先の病院名、資格名などは記載ミスがあると印象が悪くなる恐れがあります。
また、変換ミスや漢字の誤用も見落とされがちなポイントであるため、作成後すぐに送るのではなく、少し時間をおいてから見直したり、第三者に確認してもらったりしましょう。
空欄はないか
履歴書に空欄があると「記入漏れ」や「やる気がない」と受け取られてしまいます。とくに、志望動機や自己PR、本人希望欄などは、採用担当者が重視する項目です。
転職理由や看護師としてのスキル、経験が伝わるよう、できるだけ丁寧に記載しましょう。どうしても該当がない場合は「特になし」や「希望なし」と記入するのがマナーです。
日付は正しいか
履歴書に記載する日付は、提出日または郵送日と一致させましょう。日付が古いままだと「使い回している」と採用担当者に受け取られる可能性があります。
転職活動で複数の応募先に書類を送る場合は、毎回最新の日付を記入しているかを必ず確認してみてください。
また、元号と西暦を混在させないよう注意が必要です。履歴書は信頼を伝える大切な書類なので、細かな部分まで見直すことが好印象を与えるためには不可欠です。
写真は剥がれないか
履歴書に貼る証明写真は、提出時に剥がれないようにしなければなりません。
写真がずれていたり浮いていたりすると、雑な印象を与え、採用担当者にマイナスイメージを持たれる恐れがあります。裏面に氏名を記入しておくと、万一剥がれてしまっても誰のものかがわかるため安心です。
全ての情報が正確か
履歴書に記載する情報は、正確さが求められます。
氏名・住所・電話番号・資格名・職歴などに間違いがあると、採用担当者の信頼を損ねる可能性があります。また、職務経歴書と内容に食い違いがないかもチェックが必要です。
コピーではなく原本か
履歴書は、必ず原本を提出してください。コピーを提出すると、手を抜いている印象を与えてしまい、採用担当者の心証を悪くする可能性があります。手書きで作成した場合は、文字の丁寧さや熱意が伝わるため、原本が望まれます。
また、職務経歴書も含めて、印刷する場合は印字の濃さや紙質にも気を配りましょう。
(郵送の場合)封筒の宛名、切手は正しいか
封筒の宛名や切手に不備がないか確認してから郵送しましょう。応募先の病院名や部署名、担当者名に誤りがあると、届かない・印象が悪くなるなどのリスクがあります。
封筒は白無地の角形2号が一般的で「履歴書在中」と赤字で記載するのがマナーです。切手の金額が不足していると返送される場合もあるため、重さを計って正しい料金を貼りましょう。細部まで丁寧に対応する姿勢は、看護師としての信頼にもつながります。
看護師の履歴書のマナーを守り転職を成功させよう
看護師転職に欠かせない履歴書。
履歴書は「面接するかどうか」の判断材料のひとつです。マナーを守らなければ採用担当者に悪い印象を与える恐れがあります。
そのため、マナーを守った履歴書を作成し、ほかの転職希望者に差をつけてください。今回紹介したことを実践し、転職を成功させましょう。
参考サイト・文献

「NsPace Career ナビ」は、訪問看護ステーションへの転職に特化した求人サイト「NsPace Career」が運営するメディアです。訪問看護業界へのキャリアを考えるうえで役立つ情報をお届けしています。