病院の看護師が志望動機を考える10個のポイント!例文つきで解説

公開日:2024/07/17 更新日:2024/07/17
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「病院の看護師が転職するときの志望動機の注意点を知りたい」「うまくアピールできる志望動機はどのように書くの?」

病院の看護師の方が転職するときに必須である志望動機。

志望動機を書く機会が少なく、苦手意識がある看護師の方は多いようです。採用担当者に熱意がうまく伝わらなければ、採用結果に影響する可能性があるため、不安や心配を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、病院の看護師の方が志望動機を書くときに気をつけるところやその例文を紹介します。転職するときに欠かせない、志望動機に悩んでいるあなたの手助けになれば幸いです。

病院の看護師が志望動機を考える10個のポイント

まずは、病院の看護師の方が転職をするときに志望動機を考えるポイントを詳しく解説します。

  1. 3部構成の型とする
  2. 誤字脱字に注意する
  3. 応募先の情報を入れる
  4. オリジナルの内容とする
  5. 例文をそのまま使わない
  6. 面接で話す内容と揃える
  7. 待遇や条件については避ける
  8. 文字数は200~300文字にする
  9. 長く働きたいという意思を伝える
  10. ネガティブな理由もポジティブな表現へ言い換える

それぞれのポイントを踏まえて、採用担当者に想いが伝わるような志望動機を書きましょう。

1.3部構成の型とする

志望動機は、3部構成で整理すると効果的です。志望動機の書き方に迷ったときは、次の型を参考にしてみてください。

  1. 転職を決意した理由を簡潔に述べる
  2. 応募先の病院に惹かれた具体的なポイントを挙げ、自分の価値観やキャリアの目標とどのように一致するのかを説明する
  3. 自分のスキルや経験が、病院のニーズにどのように貢献できるかを具体的に述べて説得力を高める

こちらを基本的な構成にすることで、志望動機が論理的で読みやすくなります。そのため、採用担当者に志望動機が伝わりやすく、良い印象を与えられるでしょう。

2.誤字脱字に注意する

志望動機は、内容だけでなく正確さも評価の対象です。

誤字脱字があると注意力が欠けているのではないかと採用担当者に思われてしまうかもしれません。

書き終えてそのまま提出するのではなく、見直しをして誤字や脱字がないか確認しましょう。可能であれば、パートナーや家族、友人といった第三者にチェックを依頼することも有効です。

履歴書の提出期限が迫っていると、志望動機の内容が中途半端になる恐れがあるため、時間に余裕を持って取り掛かりましょう。

3.応募先の情報を入れる

志望動機には、応募先の病院に関する情報を含めることが重要です。

理由としては、情報を確認して理解することで、病院への理解と関心を示すことができるからです。ホームページや求人情報から以下の情報をチェックしてみましょう。

  • 病院の理念
  • 病院の方針
  • 看護部の理念
  • 病院の設備や特徴

これらの情報を確認して、共感したポイントを述べましょう。

さらに、病院が提供する取り組みやサービスに触れて、自分がどのように貢献するのかを具体的に説明できると「絶対にこの病院で働きたい!」という気持ちをアピールできます。

4.オリジナルの内容とする

志望動機は、オリジナリティあふれる内容であることが大切です。

なぜならば採用担当者は何枚もの履歴書に目を通さなければならず、独自性がなければ印象に残らないからです。

たとえば、病棟で大変だったこと、スキルや強みをどのように活かすのかなどを書くと伝わりやすくなります。

ほかの応募者と差別化するために、まずはこれまでの経験を振り返りましょう。

5.例文をそのまま使わない

例文をそのまま使うと「これは自分で考えていない」と採用担当者に見抜かれてしまうかもしれません。

採用担当者は、多くの応募者に対応しており、履歴書を見慣れている場合があります。規模が大きい病院であると、履歴書に触れる機会も多く例文をそのまま使っていることに気づきやすいでしょう。

例文をそのまま使わないようにするためには、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。

・言葉を言い換える

・表現を変える

・自分の体験を盛り込む

自分だけの志望動機となるように工夫し、例文と同じ言い回しになっていないか確認することをおすすめします。

6.面接で話す内容と揃える

志望動機を面接の場面で聞かれることがあります。

履歴書と面接の志望動機が、必ずしも一致している必要はありません。履歴書に書いた志望動機を面接で補足するイメージです。

ただし、履歴書と面接の志望動機で全く異なる回答をすると、採用担当者は「どっちが本当なの?」「本心はどこにあるのだろう…」と応募者に疑問を抱く可能性があります。

一言一句合わせなくても問題ありませんが、基本的な考えや想いは一貫し、履歴書と揃えましょう。

7.待遇や条件については避ける

面接では、待遇や条件ばかりに焦点を当てることは避けるべきです。

なぜなら「休みが多いところならどこの病院でも良いの?」「給料が高いからここに来たの?」など採用担当者が感じて、志望度が低いと思われる可能性があるからです。

代わりに、自身の仕事への熱意や患者さまのケアへの想い、チームで役割を全うする姿勢などを強調しましょう。

待遇や条件についての質問がある場合は、面接の最後のタイミングで聞いて、質問数は最小限にしましょう。

8.文字数は200~300文字にする

文字数は、応募先から指定がなければ200~300文字でまとめると良いでしょう。

短すぎると余白のスペースが多くなり熱意が伝わりません。一方で、長すぎるとまとまりがなく主張が曖昧になります。

応募先から指定がある場合は、指定の文字数の8~9割は書くようにしましょう。

9.長く働きたいという意思を伝える

看護師の採用を検討している病院やクリニックに共通することは、長く働いてくれる看護師を採用したいと考えていることです。

そのため、志望動機で長期的な雇用の意欲を伝えましょう。具体的には、次の内容を書くと長く働きたい意欲が伝わります。

  • 将来のビジョン
  • 目標を達成するまでの方法
  • 働き方について

病院がおこなっているキャリア開発や教育の機会に関心を示すことが重要です。採用後のキャリアの展望が具体的であると、長く働きたいというアピールにつながるでしょう。

10.ネガティブな理由もポジティブな表現にする

面接でネガティブな理由をポジティブに表現することは大切なことです。

ネガティブな理由ばかりを伝えると「文句ばっかりだな…」「不満があったらすぐに辞めそう…」などと採用担当者に悪い印象が残ってしまいます。

ただし、前職をネガティブな理由で退職した看護師の方もいらっしゃるでしょう。厚生労働省「看護職員就業状況等実態調査結果」の調査によると、看護師の方が退職するおもな理由は以下のとおりです。

 退職理由割合
1位出産・育児のため22.1%
2位結婚のため17.7%
3位他施設への興味15.1%
4位人間関係がよくないから12.8%
5位超過勤務は多いため10.5%

参考元:看護職員就業状況等実態調査結果|厚生労働省 

面接では、前職の退職理由を聞かれることもあります。このときに「人間関係がよくないから」「超過勤務が多いため」とそのまま伝えるのは控えましょう。

たとえば、スキルアップするために転職する、自分の看護観に近い◯◯病院で働きたいなどポジティブな表現に言い換えて伝えることを意識することで、採用担当者も前向きに検討できます。

病院の看護師の志望動機8つ【例文つき:希望施設別】

ここでは、病院の看護師の志望動機を例文つきで解説します。

  • 訪問看護ステーション
  • 地域医療
  • 総合病院
  • 保育園
  • クリニック
  • 急性期の病院
  • 介護施設
  • 美容クリニック

希望施設別の志望動機を参考にして、オリジナルの志望動機を考えてみましょう。

訪問看護ステーションを志望するときの志望動機

訪問看護ステーションを志望する理由は、地域の中で患者さま一人ひとりと向き合い、質の高い看護を提供することに関心があるからです。私は病院での勤務を通じて、多くの患者さまが自宅での療養を望む姿を見てきました。訪問看護では、利用者さまの生活環境に適応したケアを提供することで、より良い生活の質を実現できると確信しています。特に、利用者さまやそのご家族との信頼関係を築き、個々のニーズに応じたケアを実践することに魅力を感じています。これまで培った急性期医療の知識とスキルを、在宅療養支援の分野で活かし、地域社会に貢献していきます。

関連記事:【具体例あり】訪問看護の転職における志望動機のポイントとは?面接での伝え方も紹介

病院の看護師が地域医療を志望するときの志望動機

私はこれまで、病院で多岐にわたる看護経験を積んできました。患者さま一人ひとりに寄り添うケアを学び、特に予防医療や在宅ケアの重要性を痛感しました。そのため、地域医療に転職し、地域の方々の健康をサポートする役割を担いたいと考えるようになりました。地域医療では、病院とは異なるアプローチで住民の健康を守ることが求められます。地域に根ざした医療提供を通じて、利用者さまとの信頼関係を深め、健康管理を実現することに貢献します。これまでの経験をもとに、地域医療でさらなる成長を遂げたいと強く希望いたします。

病院の看護師が総合病院を志望するときの志望動機

私はこれまで、地域密着型の病院で看護師として働き、幅広い臨床経験を積んできました。特に、患者さまとのコミュニケーションを大切にし、信頼関係を築くことに注力してまいりました。高度な医療技術を学び、専門的なスキルを向上させるために貴院を志望しました。貴院は、様々な診療科目と先進的な医療設備が整っており、疾患に対するアプローチを学ぶことができます。また、チーム医療の重要性が高まりつつある現在、貴院でのケアを通じて、多職種との連携を深め、患者さまに最適なケアを提供していきたいと考えております。貴院の一員として成長し、貢献したいという強い意志を持っております。

病院の看護師が保育園を志望するときの志望動機

私は病院で看護師として多くの臨床経験を積み、患者さまにきめ細やかなケアを提供してきました。特に、小児科での勤務を通じて、子どもたちの健康管理と成長を見守ることに大きなやりがいを感じました。看護師としての経験をもとに、保育園で働くことで、子どもたちの健康をサポートしたいと考えております。保育園では、病気の予防や健康教育、緊急時の対応など病院とは異なる視点での看護が求められます。子どもたちの健やかな成長を見守りつつ、保護者や保育士との連携を通じて、保護者が安心して預けられる環境づくりに貢献したいです。貴園の一員として、これまでの知識と経験を活かし、子どもたちの笑顔あふれる日々を支えたいと考えております。

関連記事:【例文つき】保育園で働く看護師の志望動機!小児科経験なしでも採用される方法4つ

病院の看護師がクリニックを志望するときの志望動機

私は病院で看護師として勤務し、患者さまへの対応や緊急時の処置を通じて、豊富な臨床経験を積んできました。その中で、患者さまにじっくりと向き合い、予防医療や慢性疾患の管理に注力するクリニックでの看護に興味を持つようになりました。クリニックでは、より地域に根ざした医療を提供し、患者さまとの長期的な信頼関係を築くことができると感じています。また、外来診療の患者教育の機会を通じて、看護師としてのスキルをさらに磨きます。地域医療に貢献しながら、患者さんの健康維持と向上に寄与したいと強く希望しております。

関連記事: クリニック看護師の志望動機の書き方とは?例文付きで解説

急性期の病院を志望する看護師の志望動機

私は現在、回復期の病院で看護師として働いており、患者さまのリハビリや回復支援に力を注いできました。しかし、急性期の病院で迅速かつ高度な医療現場での経験を積み、看護師としてのスキルをさらに磨きたいと考えました。急性期医療では、患者さまの生命を守るための緊急対応や高度な判断力が求められます。これらの環境での勤務を通じて、自己成長を図りたいと強く思っています。貴院は急性期医療において高い評価を得ており、最先端の医療技術とチーム医療の充実が魅力です。私は貴院で働くことで、患者さまに最良のケアを提供し、急性期の現場で貢献できる看護師になりたいと強く希望しております。

病院の看護師が介護施設を志望するときの志望動機

私は病院で看護師として幅広い臨床経験を積み、特に高齢者のケアに関心を持つようになりました。病院での勤務を通じて、高齢者の方々が直面する健康問題や生活の質の向上に対するニーズを深く理解しました。介護施設では、より長期的に入居者さま一人ひとりと向き合い、日常生活の支援や健康管理に注力できることに魅力を感じています。予防的ケアやリハビリテーションを通じて、入居者さまが安心して生活を送れる環境づくりに貢献したいと考えています。貴施設の理念とケアの質の高さに共感し、これまでの看護経験を活かして、入居者の方々の生活の質を向上させる一助となりたいと強く希望しております。

病院の看護師が美容クリニックを志望するときの志望動機

私は病院で看護師として働き、患者さまの治療とケアに尽力してきました。その中で、病気によりボディイメージの変化が起きて悲観する患者さまもいらっしゃいました。私は、患者さまのケアを通して美容医療に対する関心が高まり、患者さまの美と健康を総合的にサポートする美容クリニックでの勤務を志望するようになりました。美容クリニックでは、最新の技術と知識を駆使して患者さまのニーズに応えることが求められます。特に、患者さまの自己肯定感を高め、心身の健康に寄与することに大きなやりがいを感じています。貴院は先進的な美容医療を提供していることから、経験を通じて自分のスキルをさらに向上させ、貢献したいと考えております。

病院の看護師の志望動機7つ【例文つき:理由別】

次に、病院の看護師の志望動機を理由別にみていきましょう。

  • 子育て中のとき
  • 転職回数が多い看護師が転職するとき
  • 病院の理念に共感したとき
  • ブランク明けに転職するとき
  • 病院の看護師がスキルアップを狙うとき
  • 実習先を志望するとき
  • 新卒の看護師が転職するとき

ネガティブと捉えられがちな転職理由もポジティブに言い換えて、採用担当者に好印象を与えられるよう工夫してみましょう。

子育て中の看護師の志望動機

私は現在、子育てをしながら看護師としてのキャリアを続けていきたいと考えています。以前は病院で多忙な環境の中で働いていましたが、子どもとの時間を大切にしながら、看護師としても成長できる職場を求めて転職を希望しています。貴院はワークライフバランスを重視し、柔軟な勤務体制を提供していると伺い、子育てと仕事の両立がしやすい環境であると感じました。患者さま一人ひとりに寄り添うケアを提供する貴院の理念に共感し、私自身の看護スキルを活かして貢献したいと強く思っています。子育て中でも、看護師としての責任を果たしながら、家庭との両立を図りたいと考えております。

関連記事: 子育て中の看護師注目!履歴書の志望動機の書き方を紹介【例文付き】 

転職回数が多い看護師が転職するときの志望動機

私はこれまで複数の病院での勤務経験があり、その中でさまざまな診療科目やチームでの医療提供方法を学びました。転職回数が多いのは、自分の成長と専門性を高めたいという強い意欲からです。貴院では新たなチャレンジとして、高度な医療技術を身につけることができると期待しています。特に、貴院の循環器内科での先進的な治療手法に魅力を感じ、その分野での専門性を深めたいと考えています。私はこれまでの経験を活かし、患者さまに寄り添った質の高いケアを提供できる自信があります。貴院での勤務を通じて、より成長し、貢献できる看護師になることを目指しています。

関連記事:転職が多い看護師の志望動機はどうすればいい?例文付きで解説

病院の理念に共感したときの看護師の志望動機

私は貴院の理念に深く共感し、その実現に貢献したいと強く願っています。特に、患者さま中心のケアを重視し、チーム医療で協力して最良の結果を追求する姿勢に心打たれました。これまでの経験を通じて、患者さまのニーズを理解し、個々の状況に応じた適切な支援を提供することの重要性を学びました。貴院ではそのようなケアの提供が可能であると信じており、自らもその一員として患者さまとの信頼関係を築き、健康と幸福を支えることに貢献したいと考えています。私の看護師としての使命感と貴院の理念が一致することから、ここでの勤務を通じて成長し、社会貢献することを目指しています。

病院の看護師でブランク明けに転職する志望動機

私は一定期間のブランクを経て、再び看護師としてのキャリアを再開することを決意しました。このブランク期間を通じて、自己成長や新たな視点を得ることができました。貴院はその高い医療水準と人間性に溢れたケアが評価されており、私の看護師としてのキャリアを再スタートする理想の場所だと感じています。特に、貴院の教育体制とサポートが、私のスキルのアップデートと復帰後をサポートしてくれると信じています。私は過去の経験と新たな学びを活かし、貴院での勤務を通じてより成長し、患者さまに寄り添った質の高いケアを提供したいと思っています。

病院の看護師がスキルアップを狙うときの志望動機

私は看護師としてのキャリアをさらに深めるため、スキルアップを目指しています。貴院はその高度な医療技術と専門性を兼ね備えた病院として評判が高く、特に脳神経外科での先進的な治療手法に魅力を感じています。私はそのような環境で学び、経験を積むことで、新たな看護スキルを身につけ、患者さまにより質の高いケアを提供します。また、貴院の教育体制が、挑戦する姿勢を育んでくれると信じています。これまでの経験を活かし、貴院での勤務を通じて最新の医療知識を習得しながら、貢献していきたいと考えています。貴院でのキャリアの一翼を担うことを心から希望しております。

実習先を志望するときの看護師の志望動機

私は看護学校で学んでいたときに、貴院で実習をさせていただきました。貴院は地域医療の中核として、多くの患者さまに質の高いケアを提供しており、先進的な医療技術と充実した教育環境が整っています。貴院での実習を通じて、実践的なスキルを身につけられ、チーム医療の重要性を学べるのではないかと感じました。また、貴院の理念である「患者中心のケア」に共感し、その実現に向けた取り組みを肌で感じ、看護師としての成長を図りたいと思っています。貴院で患者さまに寄り添う看護の実践を学び、自分自身の看護観を深めていきたいと強く希望しております。

新卒の看護師が転職するときの志望動機

私は新卒で現在の病院に就職し、臨床現場での経験を積んできました。患者さまとのコミュニケーションを大切にし、基礎的な看護技術の習得と実践に努めてまいりました。しかし、働く中で自身の看護師としての専門性をさらに高め、特定の分野で深く学びたいという想いが強くなりました。貴院は、高度な専門性を兼ね備えた病院であり、私が目指す看護の形を実現できる場であると感じております。特に、貴院の心臓血管外科での先進的な取り組みに惹かれ、そこでの経験を通じて自己成長を図り、患者さまに質の高いケアを提供したいと考えております。貴院で新たな挑戦をし、自分の看護師としての可能性を広げていきたいと強く希望しております。

関連記事: 新卒看護師の志望動機はどうすれば良い?例文付きで解説

病院の看護師が志望動機をうまく書けないときの対処法

ここでは、病院の看護師が志望動機をうまく書けないときの対処法を紹介します。

  • 自分の経験やスキルを洗い出す
  • 自分と志望先を結びつける
  • 将来のビジョンを考える

それぞれの対処法をおさえて、採用担当者にアピールしましょう。

自分の経験やスキルを洗い出す

自分の経験やスキルを洗い出すことは、志望動機を明確に表現するためです。

たとえば、以下のように過去の勤務経験を振り返ります。

  • 救急医療での経験
  • 外来診療で得たスキル
  • 特定の病棟での看護師としての役割

どのような環境でどのような役割を果たしてきたかを整理します。

次に、自分の持つ看護スキルや得意とする領域を具体的に挙げましょう。具体的には、患者ケアの経験や医療チームでのリーダーシップ、緊急時の対応能力などです。

看護師としての強みを示し、志望する病院での貢献意欲を洗い出せると、志望動機で志望度の高さを伝えられるでしょう。

自分と志望先を結びつける

自分と志望する病院を結びつけることは、志望動機を深く説明するために欠かせません。

病院の理念や価値観と、自分の看護師の信念を照らし合わせます。たとえば、病院が患者さま中心のケアを重視している場合は、自分がこれまで提供してきた患者さまのケアの実例を具体的に挙げて説明しましょう。

さらに、自分の持つ専門的な知識やスキルが、志望する病院の特定の診療科目や部署でどのように役立つかを考えます。

このようにして、自分と志望する病院の間にある共通の理解と共感を明らかにすることで、志望動機の説得力が高まるでしょう。

将来のビジョンを考える

将来のビジョンを考えることは、看護師の方の志望動機を説明するうえで大切です。

将来のビジョンがはっきりしていると、志望の意欲や熱量の高さが伝わります。さらに、長く勤めて貢献したいという想いもアピールできるでしょう。

看護師としてどのようになりたいのか、どのようなスキルを身につけたいのかなど先を見据えて考えてみてください。

まとめ

病院の看護師の方が転職するときには、志望動機で採用担当者に志望度の高さをアピールすることが重要です。

そのときには、採用担当者が見やすいように3部構成にしたり、オリジナリティあふれる内容としてほかの応募者との差別化を図ったりして工夫すると良いです。

今回紹介した例文をもとに、あなたの言葉や立場に置き換えて志望動機を書くと、採用担当者の目に留まる応募者になれるでしょう。

参考サイト・文献

看護職員就業状況等実態調査結果|厚生労働省

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記事投稿者プロフィール画像 NsPace Careerナビ 編集部

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