看護師転職の面接の服装はスーツ?適切な服装を解説【年代別】

公開日:2024/01/01 更新日:2024/06/17
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「看護師転職の面接はスーツ?」「訪問看護ステーションに転職したいから、服装で印象を下げたくない」などと、悩みや疑問がある方は多いでしょう。

看護師転職の面接は第一印象が大切です。

メラビアンの法則では、人の印象は視覚情報が55%を占めるといわれます。そのため、看護師転職の面接において服装は重要であるといえます。

看護師転職の面接は、スーツがおすすめです。しかし、看護師は制服を着るためスーツ着用の機会がほとんどありません。

そこでこの記事では、面接時のスーツのマナーや年代別の適切な服装を解説します。身だしなみの注意点も紹介するため、面接マナーや服装に悩んでいる方は参考にしてください。

看護師の面接はスーツ!マナーを解説

看護師の面接にはスーツがおすすめです。スーツを着るときには、以下の6つのマナーに注意してください。

  • 上下セットのスーツを準備
  • 無地で黒・ネイビー・グレーなどの落ち着いた色
  • トップスは白のワイシャツがブラウス
  • 夏もジャケットを着用
  • コートを着用する場合はシンプルなデザイン
  • スニーカーや高いヒールではなくパンプス

それぞれのマナーを具体的にみていきましょう。

上下セットのスーツを準備

スーツは上下そろえて準備しましょう。パンツ、スカートどちらでもかまいません。

面接で「絶対にスーツを着用」などのルールはほとんどありません。しかし、スーツはフォーマルな場にふさわしい服装であり、採用担当者に誠実な印象を与えます。

スーツを着こなすと社会人としてのマナーを持っている印象となります。マイナスな印象につながらないでしょう。

面接は10分~30分の短い時間で実施されます。短い時間で採用担当者に信頼してもらわなければなりません。そのため、看護師転職の面接ではスーツが適しているといえます。

無地で黒・ネイビー・グレーなどの落ち着いた色

スーツは無地で、かつ黒やネイビー、グレーなどの落ち着いた色のものを選びましょう。濃い目の色がおすすめです。

落ち着いた色のスーツであれば、採用担当者は応募者が落ち着いていると感じるでしょう。第一印象がよければ、転職の面接をスムーズに進められます。

逆に、明るい色や柄の入ったスーツであれば、フォーマルな場で浮いてしまう恐れがあります。

落ち着いた色のスーツを着用すると、応募者が面接に誠実に取り組む姿勢が伝わります。採用担当者に「お忙しい中、時間を割いていただきありがとうございます」と敬意の表明にもつながるでしょう。

トップスは白のワイシャツかブラウス

白いワイシャツやブラウスなどは、採用担当者が応募者の堅実さや誠実さを感じるため、看護師転職の面接の場に適しているといえます。

また、白いトップスは顔が明るく見えます。ただし、透けすぎず、胸元が見えすぎない無地などのシンプルなデザインを選びましょう。半袖やノースリーブも面接には向いていません。

男性の場合は、インナーは透けない色を選び、ワイシャツの襟元・袖口の汚れがないか確認しましょう。清潔感のある印象を与えられます。

ワイシャツはクリーニングに出すか、アイロンをかけておくのがおすすめです。

夏もジャケットを着用

転職の成功は、イメージを下げずマイナスの評価とならないことが重要です。

夏にジャケットを着用すると暑いです。しかし、ジャケット着用により「しっかりとしている」との第一印象を与えられます。

採用担当者から「暑ければジャケットを脱いでもいいですよ」など声をかけられたときに脱ぐようにしましょう。

コートを着用する場合はシンプルなデザイン

冬はスーツの上にコートを羽織って、面接会場に向かう方もいるでしょう。

その場合は、シンプルなデザインのコートを選んでください。柄の入ったものやファーのついたものなどファッション性があるものは避けましょう。

たとえば、トレンチコートなどビジネスシーンで着用しても違和感がないものがおすすめです。

コートを着用するときには、面接会場に入る前にコートは脱いで、きれいにたたみ腕にかけましょう。

スニーカーや高いヒールではなくパンプス

看護師転職の面接の場では、足元にも注意を払いましょう。

スニーカーや高いヒールではなく、パンプスがおすすめです。ヒールは3~5センチ程度の低いもの、色はスーツの色に合わせます。

ビジネスマナーに合わせて汚れていたり、ヒールの金属が見えたりしないかチェックしてください。ストッキングの着用もマナーのひとつであるため、肌の色に近いストッキングを着用しましょう。

看護師転職の面接で適切な服装【年代別】

看護師転職の面接で適切な服装を年代別にわけて解説します。20代、30代、40~50代の3つの年代でそれぞれ注意点が異なります。面接時の服装で悩む方は、参考にしてください。

20代|20代前半まではリクルートスーツも可

リクルートスーツは、卒業したばかりの就職活動で着用するため、経験が浅い印象を与える恐れがあります。20代前半までであれば、リクルートスーツを着用しても問題ありません。

しかし、20代後半であれば、これまでの社会人経験を示すことが大切です。そのため、ビジネスを着用し「訪問看護ステーションで勤務できる経験と実績がある」と採用担当者に示しましょう。

30代|落ち着いた色合いを選ぶ

30代の転職の面接では「即戦力として訪問看護ステーションに貢献する」ことを求められます。20代のときとは求められることが違うため、スーツを選ぶ注意点も異なります。

黒やネイビー、グレーなど落ち着いた色合いのスーツにしましょう。スカートやパンツがタイトであり、ボディラインが見えやすい形は選ばないように注意してください。

40代~50代|比較的明るめの色合いを選ぶ

40~50代であれば、会社では管理職の部類に入ります。

そのため、スーツは落ち着いたカラーのビジネススーツが定番であるといえます。黒ではなく、ネイビーやグレーなど比較的明るめの色合いのものを選ぶと、明るい印象を与えられるでしょう。

また、40~50代で面接を受けるときに、昔買ったスーツを選ぶ方がいるかもしれません。しかし、体型の変化によりサイズが合わない恐れがあるため、自分の体型に合ったスーツを選ぶことが大切です。

服装以外での身だしなみの注意

看護師転職の面接では、第一印象が重要です。第一印象を決めるのは、服装だけではなく身だしなみから判断されます。以下の5つに注意しましょう。

  • 汚れやシワを取りのぞく
  • 髪の毛は束ね、色は暗めにする
  • ナチュラルメイクを心掛ける
  • 爪は短くする
  • A4の書類が入るサイズのカバンを選ぶ

それぞれの注意点を具体的にみていきましょう。

汚れやシワを取りのぞく

質問の受け答えや履歴書の作成など、面接の準備をどれだけ完璧にしていても、汚れやシワがあれば採用担当者にマイナスの印象を与えます。

好印象を与えるために清潔感は欠かせません。アイロンをかけたり、ブラシで汚れを取ったりしましょう。

さらに、会場に入る前にも「髪や服に汚れがないか」「ホコリはついていないか」など再度チェックしてください。

髪の毛は束ね、色は暗めにする

勤務するときの髪型を意識すると、迷わなくて済むでしょう。

たとえば、ロングヘアの方は後ろで束ねてください。前髪を何度も払うと、採用担当者にいい印象を与えません。あらかじめ長さを整えるか、ピンで止めて応募者の表情がよく見えるようにしましょう。

髪の色は黒色、もしくは暗い茶色であれば問題ありません。一般的に看護師の適切な髪の色は、日本ヘアカラー協会が定めたトーン6~7番までとされています。明るすぎる場合は、染め直したほうが無難です。

ナチュラルメイクを心掛ける

メイクは、髪型と同様に勤務するときのメイクを意識すると迷わなくて済みます。

面接だと、メイクを張り切ろうとするかもしれません。しかし、勤務時と同じナチュラルメイクがおすすめです。

  • つけまつ毛
  • 濃いアイシャドウ
  • カラーコンタクト
  • 真っ赤なチーク

これらのメイクは、採用担当者にマイナスの印象を与えるため避けてください。ナチュラルメイクを心がけると、健康的である印象を与えられます。

爪は短くする

勤務時と同様に、面接でもネイルやマニキュアは不適切です。

なぜなら、看護師転職の面接であり、採用担当者は清潔感を重視しているためです。長すぎる爪は利用者さまを傷つける恐れがあり、不潔と感じられます。

爪は短く切りそろえ、装飾はしないでください。マイナスのイメージを与えないようにしましょう。

A4の書類が入るサイズのカバンを選ぶ

看護師の面接では、履歴書や職務経歴書などを持参する場合はあります。面接時、書類を渡される場合もあります。

そのため、書類を折り曲げなくて済むA4の書類が入るサイズのカバンを選びましょう。カバンの種類は問いません。ただし、装飾が華美で派手な色のカバンは避けてください。

また、カバンの中にクリアファイルや筆記用具のほかに、ホコリを取るブラシや伝線したときに使う予備のストッキングを入れておくと便利です。

カバンが汚れてないかもチェックしましょう。

看護師転職の面接の服装に関するよくある質問

看護師転職の面接ではスーツを着用し、清潔感のある見た目に整えることが基本です。

しかし、看護師で勤務している方の中には、スーツが準備できない方や「私服でもいい」といわれ服装を迷っている方もいるでしょう。

そこで最後に、看護師転職の面接の服装にかかわるよくある質問と対応方法を紹介します。

「私服OK」といわれましたがラフな服装で行ってもいいですか?

面接によっては「私服OK」といわれることがあります。

しかし、ラフな服装でいくのは控えましょう。カジュアルな服装は避け、TPOを意識した清潔感のある服装を心がけてください。

そもそも看護師転職の面接では「スーツ着用」と明確な決まりはほとんどありません。TPOを意識した服装といわれ逆に迷ってしまう方は「私服OK=スーツNG」ではないため、スーツでいきましょう。

男性の服装で気をつけるポイントはどこですか?

男性の服装でも、女性の服装と同様に清潔感のある身だしなみが大切です。

落ち着いた色合いの上下セットのスーツやネクタイ、白いワイシャツを着用しましょう。爪を短く切りそろえ、華美なアクセサリーはつけないほうがいいでしょう。アクセサリーは基本的に外し、腕時計や結婚指輪のみとしてください。タバコや香水のニオイも気をつけてください。

ひげも剃り、髪の毛もきれいに整え、清潔感を採用担当者にアピールすることが大切です。

パート採用の面接でもスーツがいいですか?

パート採用の面接でも、正社員採用の面接と同様にスーツがおすすめです。

面接での注意点は、正社員やパート、アルバイトなど雇用形態の違いで変わりません。清潔感があり信頼感を印象づける服装を心がけてください。

スーツを準備できない場合はどうしたらいいですか?

「勤務が忙しくスーツを買いに行く時間がない」「応募してすぐに面接が決まったからスーツを買えない」などの理由で、スーツを準備できないことがあります。

この場合は、スーツのように見えるセットアップやジャケットを準備しましょう。色はスーツと同様の黒や紺などの落ち着いた色合いにしてください。

採用担当者に「清潔感があり、信頼できる」と思われる服装を心がけることが重要です。

看護師転職の面接の服装マナーを把握し、転職を成功させよう

看護師転職の面接の服装は、スーツの着用がおすすめです。

面接では、採用担当者は限られた時間の中で応募者の合否を判断します。服装マナーを守れなければ、いくら豊富な経験やスキルがあっても面接をスムーズに進められません。応募者のアピールポイントもうまく伝わらないでしょう。

採用担当者に「清潔感がある」「信頼できる」と思われ、好印象を与えることが看護師転職の成功につながるといえます。

参考サイト・文献

メラビアンの法則とは?5つのビジネスシーンにおける活用法も解説|NTTコムウェア

JHCAのレベルスケールとは?|日本ヘアカラー協会 

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記事投稿者プロフィール画像 NsPace Careerナビ 編集部

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