看護師の方に人気の就職先ランキングTOP12!これまでの経験が活かせる職場とは?

公開日:2024/01/02 更新日:2024/01/02
記事サムネイル画像

看護師として病院やクリニックに勤めているけれど、他の勤務先または看護師以外の仕事に転職したいと考えているのなら、最初に自分の希望や将来の夢は何か考えてみてください。

看護師の経験と医学知識は看護師以外の業務でも役立ちます。

また、看護師の方は患者さまさまとのやり取りの中でコミュニケーションスキルも磨かれていることを忘れてはいけません。

今回の記事では、看護師の方に人気の転職先のランキングを紹介します。

自分が描くキャリアプランや将来にぴったりの職業は何か考えてみてください。

看護師の方の転職先として人気の職業12選!

早速、看護師の方の就職先として人気の職業を12個まとめました。

職業ごとに看護師免許が必要なもの・看護師免許は必要ではないものの役に立つものなどが存在するため、興味がある職業は応募に必要な資格について、より深く調べてみてください。

自分に適した職業が分からないという方は、転職エージェントなど第三者の意見を聞いてみても良いでしょう。

1.訪問看護ステーションの看護師

訪問看護ステーションで勤める看護師の方は、利用者さまの自宅等を訪れて患者さま必要なケアを行います。

病院やクリニックでの業務と比較して、自分で考え、対応する能力と利用者さまやご家族との密なコミュニケーションが求められるものの、多くの場合はシフトの融通が利きやすく、プライベートと仕事の両立が叶いやすいです。

看護の仕事が好きだけれど、病院やクリニックでの勤務は難しいという看護師の方に最適な職業だと言えるでしょう。

訪問看護師の具体的な業務内容には、利用者さまの健康状態の確認・回復に向けてのサポートの他、主治医の指示に従った医療処置も含まれます。

また、自宅で最期を迎えたいと考えている利用者さま患者さまとご家族の希望に沿った看護も担います。

訪問看護ステーションによっては、小児や精神科訪問看護など、幅広い領域を看ることができ、学びも多い仕事です。

2.特別養護老人ホームの看護師

特別養護老人ホームとは、介護の必要がある高齢者が暮らす施設であり、24時間体制で介護サービス・家事支援を提供します。

特別養護老人ホームの看護師の方は、入居者さまの健康状態を把握し体力向上のための生活訓練や服薬管理を行います。

基本的に看護師の方には夜勤がない施設が多いものの、オンコールによる緊急対応が発生する可能性はあるでしょう。

少子高齢化が進んでいる現在では、求人数が年々増えている職業でもあります。

3.介護老人保健施設の看護師

介護老人保健施設は病院と在宅(ご自宅や老人ホームなど)の中間のような役割を持つ施設です。病院やクリニックに入院して治療を終えた高齢者が、在宅復帰を目標とし、医療ケアやリハビリを受けます。

介護老人保健施設の看護師は、医療ケアもあるため、病院やクリニックと同じように夜勤がある場合が多いでしょう。

主な業務内容には、服薬管理や回診の介助の他に、インスリン注射・酸素療法の管理・排便コントロールなどがあります。

介護老人保健施設の入居者さまの食事介助などの生活支援は、チームで様々なスタッフが協力して取り組みます。

4.保育園・幼稚園の看護師

保育園や幼稚園の保健室に常駐する看護師は、保育士や幼稚園教諭の資格がなくても勤務可能です。

具体的な業務の内容は、怪我や急病の園児の応急処置や、健康管理と感染症の予防や衛生管理であり、医療的処置は少ないでしょう。また、0歳児クラスでの保育を担う場合もあります。

ただし多くの場合、保育園や幼稚園には看護師が一人しか在籍しないため、自分で考え、対処する能力が必要です。

普段から園児との接点を持ちながら信頼関係を構築することから、子ども好きの方におすすめです。

5.献血ルームの看護師

献血ルームの看護師は、1日に膨大な回数の採血を行います。そのため、迅速かつ正確な採血技術が必要です。

一つの作業を淡々と繰り返すことが好きな方に適した職業であり、単純作業が苦手な方には向かないでしょう。また、採血が苦手な看護師の方にもおすすめできません。

看護師の仕事を始めたけれど、患者さまさまとのコミュニケーションが苦手だと感じているのなら、採血技術を磨いて献血ルームの看護師への就職を考えてみると良いでしょう。

6.美容クリニックの看護師

美容クリニックの看護師は、患者さまのカウンセリングをしたり看護師が行える施術を実施したりする役割があります。

病院やクリニックと比較して、患者さまを「お客様」としてもてなす傾向が高いため、接客マナーを学ばなければいけません。

美容クリニックには夜勤がなく、病院やクリニックでの勤務と比較すると体力的な負担を大幅に軽くできるでしょう。

また、仕事をしながら美容に関する知識を手に入れられます。

7.産業看護師

企業に属して社員の健康を維持する・社員の怪我の応急処置をする看護師の方を産業看護師と呼びます。最近ではメンタルヘルスに関するサポートが求められることも増えているよです。

多くの産業看護師は福利厚生が充実した環境で仕事ができ、夜勤や土日勤務がないというメリットがあります。

また、デスクワークが多く病院やクリニックの勤務と比較して体力的な負担も軽くできるでしょう。

産業看護師は人気の職業であるものの、求人の数が限られています。

企業によっては、保健師の資格が必須となる場合もあります。魅力的な求人を見つけたら、なるべく早く応募してください。

8.コールセンターの看護師

企業の医療部門や自治体のコールセンターに勤める看護師の方は、お客様からの健康に対する不安や質問に電話で答えます。

在宅ワーク可能な求人もあり、育児中や介護中の方でも応募しやすいでしょう。

コールセンターの種類によっては、勤務条件や求められる対応が異なるものの、実際の医療行為が発生しないことから、体力的な負担は非常に少ないと言えます。

ただし、コールセンター勤務が長くなるほど、臨床の看護スキルが衰える可能性はあるでしょう。

9.治験コーディネーター

新薬の臨床試験にて被験者・医師・製薬会社を調整しながら、関係者の橋渡しをする役割が治験コーディネーターです。

具体的には、被験者に対して治験の説明を行い、被験者の不安を軽減する・投薬や検査スケジュールを調整する・データをまとめて提出するなどの業務を担います。

医学知識のみでなく、高いコミュニケーション能力と事務作業能力も求められる職業です。

夜勤がなく、生活のリズムがつけやすいのも特徴です。

10.イベントナース・ツアーナース

イベントナースは、音楽やスポーツのイベント会場にて活動します。

ツアーナースは修学旅行や団体旅行に同行する看護師を指しています。

どちらの場合も、参加者の体調不良や怪我の応急処置を行うためにおり、状況に合わせた臨機応変な対応が求められます。

高い給与が設定されている求人が多く、単発のアルバイトで看護師の方の副業としても人気です。

11.病児保育室の看護師

病児保育室の看護師は、病気や怪我が原因で、幼稚園や保育園に行けない子どもを一時的に保育します。

こどもの健康状態を確認しながら決められた時間を共に過ごすものの、基本的には日中のみの勤務です。病院併設の病児保育室勤務であっても、他の業務と兼任でない場合は夜勤がありません。

一般的には看護師免許があれば、保育士の資格は求められないでしょう。

12.助産師

助産師は、妊産婦や新生児への保健指導・お産の介助・産後の母体のケア・新生児のケアを行います。

看護師免許のみで助産師になることはできないため、看護師の方が助産師を目指す際には助産師の資格を取得しなければいけません。

つまり助産師は、助産師と看護師の両方の資格が必要です。

自分に適した就職先を見つける方法とは

看護師の方が自分に適した就職先を見つける方法には、次のようなものがあります。

就職後に後悔をしないためにも、事前に時間をかけて自分が目指す将来について考えるべきなのです。

自分の目標や将来像に適した就職先を考える

自分がなぜ看護師の仕事に就いたのか・将来的に何をしたいのかをよく考え、思い描く未来を実現可能な就職先を探してみましょう。

一旦看護師の仕事から離れようと考えているのなら、一時的に臨床の看護スキルが衰える可能性も視野に入れておいてください。

ただし、看護師は常に人手不足が問題になっている職業の一つであり、他の職業にチャレンジした後でも再度看護師として働きやすいというメリットもあります。

看護師以外の職業に憧れがあるのなら、ぜひチャレンジしてみるべきでしょう。

給与面のみでなく条件やプライベートとのバランスを考える

看護師の仕事は精神的かつ身体的にもハードな業務であり、その分良い給料が欲しいと考える方もいます。

しかし、給与面のみで就職先を絞ると、ワークライフバランスが崩れてしまう可能性があるでしょう。

プライベートと仕事の両立が実現可能であり、給与面以外の条件もクリアできる勤務先を探すためには、複数の求人をじっくり比較検討することが大切です。

現職が忙しく自分で求人を探す時間が用意できないと感じる方は、転職エージェントを活用すると良いでしょう。

看護師の方が他業種に就職する前に知っておくべき注意点

看護師の方が看護師以外の職業に就職する際には、看護師経験が活かせる職場を選択する方が多いようです。

しかし、就職先の職業次第では未経験からのスタートになり、一旦給与が下がる可能性があります。新しい職場では覚えなければいけないことが多く、転職を後悔する方もいるのです。

それでも、将来的に目指す方向が定まっているのなら、早いうちに転職を実現させるべきでしょう。

他業種だからと臆病にならず、今ある経験やスキルをアピールできる就職活動をしてください。

まとめ

病院やクリニックに勤める看護師の方が、勤務先を変更する・看護師以外の仕事に就くためには、十分な情報収集と自分が目指す未来についてじっくり考え直す必要があります。

自分の希望に沿った就職先が見つかれば、看護師としての経験や資格を活かしながらキャリアップできるでしょう。

この記事を参考に、自分の求める将来像やキャリアについて考えてみてください。自分にぴったりだと感じる職業があるのなら、ぜひチャレンジしてみましょう。

SNSシェア

  • LINEアイコン
  • facebookアイコン
  • Xアイコン
記事投稿者プロフィール画像 NsPace Careerナビ 編集部

「NsPace Career ナビ」は、訪問看護ステーションへの転職に特化した求人サイト「NsPace Career」が運営するメディアです。訪問看護業界へのキャリアを考えるうえで役立つ情報をお届けしています。

関連する記事

会員登録がまだの方

会員登録がまだの方

1.事前見学申し込みができる!
2.在宅経験者への無料相談ができる!
3.スカウトを受けられる!

会員登録する
NsPaceCareerとは-PCイメージ画像左 NsPaceCareerとは-SPイメージ画像左

NsPaceCareerとは

訪問看護・在宅看護に特化した
求人情報検索・応募のほか、
現役の訪問看護師や在宅経験者への無料相談や、
事業所への事前見学申し込みが可能です。

NsPaceCareerとは-PCイメージ画像右 NsPaceCareerとは-SPイメージ画像左