看護師国家試験のボーダーラインとは?チェックする方法と過去10年間の合格率

公開日:2026/03/03 更新日:2026/03/03
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「第115回の看護師国家試験は難しかった」「自己採点がボーダーラインのギリギリで夜も眠れない」と不安を感じている看護学生の方はいませんか。

毎年2月に実施される看護師国家試験は、看護学生にとって重要な関門であるため、手応えがなかった方は気が気でないはずです。例年、試験の合格率は90%前後で推移していますが、ボーダーライン(合格基準)をクリアする必要があります。

この記事では、第115回看護師国家試験の傾向や過去10年の合格基準の推移を解説します。合格発表までの不安な気持ちを整理し、前向きに過ごせるようになるでしょう。

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看護師国家試験のボーダーラインとは?

構成問題数ボーダーライン
必修問題50問(1問1点の50点満点)80%(50点満点中40点)
一般・状況設定問題190問(250点満点)
・一般問題130問(1問1点:130点満点)
・状況設定問題60問(1問2点:120点満点)
年度によって変動

看護師の合格基準は、「必修問題」と「一般・状況設定問題」の2つにわかれています。それぞれ合格のルールが異なるため、特徴を理解しておきましょう。

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必修問題のボーダーラインは80%以上

必修問題のボーダーラインは、80%以上(50点満点中40点)と決まっています。これは絶対評価と呼ばれ、問題の難易度に左右されない一律の基準です。

必修問題は1問1点であるため、40問正解する必要があります。一般問題・状況設定問題で満点に近い得点を取っていた場合でも、必修問題が39点以下であれば、その時点で不合格となってしまいます。

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一般問題・状況設定問題のボーダーラインは毎年変動

一般問題・状況設定問題のボーダーラインは、受験生の平均点によって変動します。

たとえば、試験が難しかった第106回のように、ボーダーラインが142点まで下がった年もある一方、平均的に得点できている年は167点になることもありました。

このように、一般・状況設定問題のボーダーラインは「周りの受験生がどれくらい解けているか」によって決まるため、厚生労働省から発表されるまで正確な点数がわからないのが現状です。

関連記事:看護師になるには?資格や学校、スキルまで完全ガイド【2025年度最新版】

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【最新速報】第115回看護師国家試験のボーダーライン予想(2026年)

2026年2月15日に実施された第115回試験の正式なボーダーラインは、厚生労働省からの発表をもって確定します。

過去10年の推移を見ると、一般・状況設定問題のボーダーラインは「140点台後半〜160点台前半」の範囲で推移しています。

最終的な合否は公式発表を待つ必要がありますが、過去のデータから大きく逸脱する可能性は低いと考えられます。

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看護師国家試験のボーダーラインをチェックする方法

最終的な合否は厚生労働省の合格発表で確定しますが、発表前でもおおよその目安を把握することは可能です。具体的には、次のような方法があります。

  • 自己採点システムを利用する:予備校が提供しているシステムに回答を入力し、自分の位置を確認
  • 予備校の速報解説を見る:難易度評価から自分の状況を確認

ただし、これらはあくまで予想です。最終的な合否は3月下旬に発表されるため、公式発表を必ず確認しましょう。

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看護師国家試験の過去10年におけるボーダーラインの推移と合格率

過去のデータを振り返ることで、自分の点数がどれくらいの立ち位置にあるのか目安が見えてきます。

年度ボーダーライン合格率
第105回151点以上/247点89.4%
第106回142点以上/248点88.5%
第107回154点以上/247点91.0%
第108回155点以上/250点89.3%
第109回155点以上/250点89.2%
第110回159点以上/250点90.4%
第111回167点以上/250点91.3%
第112回152点以上/249点90.8%
第113回158点以上/250点87.8%
第114回148点以上/250点90.1%
参考:看護師国家試験の合格発表|厚生労働省(第105回第106回第107回第108回第109回第110回第111回第112回第113回第114回)より作成 ※除外問題があった年は250点満点ではない
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過去10年のボーダーライン

過去10年のボーダーラインを見てみると、140点台から160点台の間で推移していることがわかります。

過去10年でボーダーラインには最大25点の差があり、自己採点が140点台であっても問題が難しかった年であれば、合格の可能性があるのです。

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過去10年の合格率の推移

看護師国家試験の合格率は毎年90%前後と、高い水準で安定しています。しっかり対策をして試験に臨んだ多くの受験生が合格を手にしています。

実際にデータを見ると、過去10年間で合格率が低かった第113回でも87.8%、高い年では91.3%と、わずか数パーセントの幅に収まっています。つまり、ボーダーライン付近で不安な方も、過度に心配する必要はありません。

関連記事:看護師国家試験の難易度は?試験内容や合格のポイントを解説

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看護師国家試験の自己採点でボーダーライン付近だった看護学生へ

自己採点の結果、ボーダーラインギリギリにいると、合格発表までの期間が長く、不安に感じるはずです。

  • 不安になりすぎなくていい理由
  • 合格発表までの過ごし方
  • SNSのボーダーライン予想を見すぎない

結果が出るまで不安は尽きませんが、SNSの情報に振り回されず、新生活への準備を進め、前向きな気持ちで過ごしましょう。

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不安になりすぎなくていい理由

自己採点がボーダーライン付近であっても、現時点で合格を諦める必要はありません。

合格率が例年90%前後の高い水準で推移しているうえ、試験後に不適切問題が認められて点数が上振れする可能性もあるためです。

また、自分が難しいと感じた年は周りの学生も得点できておらず、ボーダーラインが下がるかもしれません。最後まで何が起こるかわからないため、数字だけで絶望せず、正式な発表を待ちましょう。

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合格発表までの過ごし方

合格発表までの期間は、これまで頑張った自分をリフレッシュさせる時間にしましょう。

看護師として働き始めると、長期でまとまった休みが取れる機会は少なくなり、就職後に慣れない環境に疲れやすくなる場合もあります。

学生最後の締めくくりに海外旅行に出かけたり、就職前にアルバイトに励んだりする人も少なくありません。ほかにも、引っ越し準備を少しずつ進めたり、趣味に没頭するなど、有意義に過ごす方法はさまざまです。不安な気持ちを新生活への楽しみに切り替えることが大切です。

心身をしっかり休めることは、4月からの新しい生活を元気にスタートさせるために必要です。

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SNSのボーダーライン予想を見すぎない

SNSで飛び交うボーダーラインの予想は、あくまで参考程度に留め、深追いしないようにしてください。

SNSには高得点を取った人ほど進んでスコアを投稿する傾向があり、それを見たボーダーライン付近の人が「周りはみんな高い点数を取っている」と不安を増大させてしまいがちです。

実際には、「SNSでの噂よりも実際のボーダーラインがだいぶ低かった」「SNSの情報を見ずに新生活の準備に集中しておけばよかった」といった声も見られます。

不確かな情報に一喜一憂しても、正式な合否が変わることはありません。合格発表の日までは関連するキーワードを見ないようにして、自分の心を守るために距離を置くようにしましょう。

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看護師国家試験のボーダーラインについてのよくある質問

ここでは、多くの受験生が不安に感じるポイントをQ&A形式でまとめました。漠然とした不安が解消されるため、ぜひ参考にしてください。

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Q1:看護師国家試験のボーダーラインはどうやって決まりますか?

ボーダーラインは、受験生の得点傾向をもとに相対的に決められているといわれています。そのため、問題が難しくて全体の平均点が低ければ、ボーダーラインも自動的に下がることになります。

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Q2:予備校のボーダーラインの情報って当たりますか?

予備校の予想は、かなり近い数字にはなりますが、完全に一致することはないでしょう。

予備校のデータは自己採点を進んで入力する傾向の人に偏りやすく、実際のボーダーラインは予想とズレるためです。目安にはなりますが、最終的な判断材料ではないと考えておく必要があります。

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Q3:看護師国家試験で140点台は危ないですか?

一般・状況設定問題が140点台の場合、例年の平均を見ると、ボーダーラインギリギリの点数といえます。

過去10年で、ボーダーラインが140点台になったのは、「第106回の142点以上」「第114回の148点以上」の2回しかないためです。

ただし、140点台だから不合格と決めつける必要はありません。試験後に「今年は難しかった」という声が多い年ほど、ボーダーラインは下がる傾向にあるため、前向きな気持ちで発表を待ちましょう。

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Q4:看護師国家試験に合格した後、手続きはどうすれば良いですか?

合格後は免許申請の手続きをおこない、厚生労働省の「看護師名簿」に登録されることで、業務が可能になります。居住地を管轄する保健所に、次の書類をまとめて提出しましょう。(一部は受付窓口となっていない場合があるため、事前にホームページを確認してください)

  • 免許申請書
  • 診断書(発行日から1ヶ月以内のもの)
  • 住民票の写しまたは戸籍抄本(謄本)(発行日から6ヶ月以内のもの)
  • 収入印紙 9,000円(申請書内に貼付)

申請から免許証が手元に届くまで時間がかかるため、合格発表後は速やかに申請手続きを進めましょう。

関連記事:【2025年度最新版】看護師免許の申請方法!必要書類・記入例・注意点まで完全ガイド

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看護師国家試験のボーダーラインを気にしすぎず合格発表を待ちましょう!

看護師国家試験のボーダーラインを気にする毎日は落ち着かないものですが、まずはここまで走り抜いた自分を褒めてあげましょう。

看護師としての第一歩を踏み出すとき、「自分にはどんな職場が合っているんだろう?」「理想のキャリアを築きたい」と迷うことがあれば、ぜひNsPaceCareerをのぞいてみてください。新人看護師の不安に寄り添い、あなたらしく輝ける場所探しを全力でサポートします。

<参考サイト・文献>

第111回保健師国家試験、第108回助産師国家試験及び第114回看護師国家試験の合格発表|厚生労働省

看護師免許申請書|厚生労働省

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記事投稿者プロフィール画像 NsPace Careerナビ 編集部

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