看護師の転職準備6ステップ!注意したいポイントも詳しく解説

公開日:2024/06/10 更新日:2024/08/14
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「看護師で転職準備する流れを知りたい!」「転職の準備をするときはどこに注意したらいいの?」

このように感じている看護師の方は多いでしょう。看護師の方が転職準備するときの流れをおおまかに知っておくと、転職活動をスムーズに進められます。

この記事では、転職活動の基本的な進め方や注意点、求人サイトを活用する方法を紹介します。転職を検討しているものの、不安を感じて一歩を踏み出す勇気がでない方のお手伝いができれば幸いです。

看護師の転職準備の流れ6ステップ

日本看護協会の「2021 年 看護職員実態調査」によると、転職経験のある看護師は全体の50.5%であり、その平均回数は3回です。つまり、看護師の方にとって転職は珍しくないといえます。

ここでは、看護師の転職準備の基本的な流れを6ステップで紹介します。

  1. 転職する理由や自分の経験を整理する
  2. 希望する条件に優先順位をつける
  3. 求人サイトに登録して求人を探す
  4. 気になる求人に応募書類を提出する
  5. 採用面接を受ける
  6. 内定後に退職の準備を進める

それぞれのポイントを抑えて、自身の希望を叶えましょう。

ステップ1:転職する理由や自分の経験を整理する

転職活動をするときには、転職する理由や自分の経験を整理することから始めましょう。

というのも、これら2つのことがはっきりしなければ、どこに転職すべきか、どのような方法で転職すべきかなどが分からないからです。次のように、今の仕事の悩みや辞めたい理由から、転職で実現したいことを考えると良いでしょう。

  • 心身の負担を減らしたい
  • 家庭と仕事を両立したい
  • 専門的な分野を学びたい
  • 人間関係で悩みたくない
  • キャリアアップしにくい

さらに、このときに「経験のある診療科」「身につけたスキル」「持っている資格」「苦手な分野」など、自分の経験を洗い出してみてください。

これらの情報を書き出して整理すると、応募先の選定や面接を受ける際に役立ちます。

ステップ2:希望する条件に優先順位をつける

転職する目的が決まったら、希望する条件に優先順位をつけましょう。

希望する条件が多すぎたり、自分の希望ばかりを通そうとしたりすると転職のハードルが高くなり、うまく転職活動を進められないからです。

看護師の方が転職で希望する条件には、給料や福利厚生、仕事内容、配属先などが挙げられます。

これらの条件で、譲れない条件や妥協できる条件など分けておくと、自分に合った求人を見つけやすくなるでしょう。

ステップ3:求人サイトに登録して求人を探す

次に、求人サイトに登録して求人を探します。

多くの求人サイトには、全国の求人を掲載しています。求人数も豊富であり、正社員やパート、派遣などさまざま働き方で求人を検索できるのがメリットです。

いつでもネットで求人を見ることができるため、勤務を続けている看護師の方も転職活動を進めやすいでしょう。

ステップ4:気になる求人に応募書類を提出する

自分の条件と合い、気になる求人が見つかったら応募書類を提出します。

人気の求人はすぐに応募が締め切られるため、応募のタイミングを逃さないことが大事です。応募先の病院や施設、応募者の数によって異なりますが、書類の選考期間はおよそ1週間です。

選考が終わるまでは、ほかの求人検索や採用面接の対策をしておきましょう。

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ステップ5:採用面接を受ける

書類選考が通ったら、応募先と日程を調整して採用面接を受けます。

看護師の転職時の面接回数は1回であるケースが多いため、そのチャンスを逃さないように取り組んでください。

採用面接では、自分の意見をはっきりと伝えることが重要です。家族や友人との面接の練習や、オンラインでの面接の指導を受けて、十分に対策をしましょう。

関連記事:看護師の面接でよくある質問と回答例10選!自己紹介のコツも紹介

ステップ6:内定後に退職の準備を進める

採用面接に合格して内定を承諾したら、現職の退職準備を進めます。

退職の申し入れをする時期は、法律では2週間前とされています。

ただし一般的には、退職の1~3ヶ月前に、上司や人事課へ意向を伝えることが多いです。というのも、退職の手続きや、退職で足りなくなった人材の補充に時間がかかるためです。

心やからだに不調をきたしているケースやパワハラに悩んでいるケースではない限り、早めに退職の意向を伝えたほうが円満に退職できるでしょう。

関連記事:看護師の退職時の菓子折りはどこまで渡す?渡すときの8つの注意点も解説

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看護師の転職準備で注意したいポイント

次に、転職を進める上で注意したいポイントを5つ紹介します。

  • 職場見学やインターンシップは積極的に参加する
  • 転職するための適切な時期を考える
  • 余裕を持って面接の日程を組む
  • 内定が決まるまでは現職を退職しない
  • 転職する目的をはっきりとしておく

これらのポイントを抑えると、転職に失敗しないでしょう。

職場見学やインターンシップは積極的に参加する

職場見学やインターンシップには積極的に参加してください。

ホームページや求人情報、口コミからわかる情報には限界があり、これらに参加することで面接の自己PRや履歴書の志望動機に厚みがでるからです。

さらに、職場見学をするときに職場の雰囲気や忙しさ、スタッフ同士のコミュニケーションなどをチェックできると、入職後のミスマッチも防げます。

転職するための適切な時期を考える

一般的に、転職しやすいといわれる時期は6月と9月~11月です。

6月はボーナス支給後であり退職者が出やすく、4月に入職した看護師の教育や研修などが落ち着く時期であるからです。9~11月は4月入職に向けての求人が増え始める時期であるからです。

一方で、4月と12月は新卒の入職者が多かったり、病院が繁忙期を迎えたりするため転職には向かないでしょう。この時期に転職できても、十分なフォローは望めないかもしれません。

そのため、時期を考えて転職活動を進めることが必要です。

余裕を持って面接の日程を組む

余裕を持って面接の日程を組むことも、スムーズに転職活動を進めるためには欠かせません。

転職活動は、現職の忙しさや応募先の病院の状況などによって影響を受けやすく、思い通りに進まないこともあるからです。さらに、日程に余裕がなければ、転職することを焦ってしまい、勢いだけで転職先を決める恐れがあります。

そのため「いつから新しい職場で働きたいのか」「いつまでに職場を辞めたいのか」などをまず決めたうえで、逆算してスケジュールを組むことが大事です。

内定が決まるまでは現職を退職しない

全職業の有効求人倍率は1.19倍です。一方で、看護師の有効求人倍率は2.20倍であり看護師は転職しやすいといわれています。

ですが、希望の転職先が人気であったり、転職には不向きな時期であったりすると、うまく転職活動が進まない恐れがあります。

なかには職場に退職の意向を伝えないまま転職活動を進めることに、罪悪感を覚える方がいるかもしれません。

ただし、内定が決まる前に退職すると、経済面や新しい職場が決まらないことへの不安が強くなり、転職先を十分に検討できない可能性があります。

そのため、内定をもらい転職が決まるまでは割り切って仕事を続けることも大切です。

転職する目的をはっきりとしておく

「今の職場が嫌だからとりあえず転職したい」「給料が上がるならどこでもいい」など、転職を希望する方のなかには転職の目的がはっきりしていないこともあります。

これでは、転職活動がうまく進められません。さらには、転職してもミスマッチが起こるため、すぐに退職する場合もあるでしょう。

転職すること自体が目的になっていないか、今一度見つめ直してみてくださいね。

求人サイトの登録から転職までの流れ

転職活動をうまく進めたい場合や、より良い求人を見つけたい場合に活用したいのが求人サイトです。

ここでは、求人サイトの活用の方法を紹介します。求人サイトに登録してから転職するまでの流れは以下のとおりです。

  1. 利用者の登録をする
  2. 担当者に電話・メールで希望を伝える
  3. お仕事の紹介を受ける
  4. 求人への応募
  5. 内定

たった5ステップをおこなうだけで、求人サイトから全国の情報を探せます。訪問看護師の求人を探している方は「NsPaceCareer」をぜひ活用してみてください。

看護師の転職準備に関するQ&A

ここでは、看護師の転職の流れに関するよくある質問に回答しました。転職の流れの悩み解決に役立ててください。

看護師の転職の面接ではどのような流れになりますか?

書類選考に通ったら面接に進みます。その面接には、基本的な流れがあります。

  1. 自己紹介(氏名、就業中に場合は所属している病院や部署など)
  2. これまでの経歴・志望動機・質疑応答
  3. 面接の担当者から採用になった場合の業務内容の説明
  4. 面接の担当者への質問

実際の面接では、志望動機のほかに、自己PRや看護観、退職する理由などを聞かれるため、事前にシミュレーションしておくと安心です。

看護師の転職活動には何ヶ月前から準備をしておくといいですか?

看護師の転職活動で、求人の情報収集を始めてから内定が出るまでにかかる期間は、およそ1~3ヶ月ほどです。

なかには、急な退職者が出て看護師をすぐに採用したいところもあり1~2週間で内定が出るケースがあります。その一方で、じっくり採用活動を進めたいところでは6ヵ月ほどかかるケースもあります。

仕事を続けている方は、退職する意向を1~3ヶ月前に職場に伝えたほうが良いです。そのため、転職したい日の6ヵ月前くらいから準備をすると、余裕を持って転職活動を進められるでしょう。

看護師の退職は何カ月前に伝えるの?円満退職への切り出し方を解説

看護師転職サイトの流れは求人サイトと違いますか?

転職サイトを活用する流れと、求人サイトを活用する流れはほとんど同じです。

ただし、転職サイトには転職アドバイザーが在籍していることが多いため、相談しながら転職活動をおこなう点は異なります。

求人サイトには転職アドバイザーはいないため、働きながら自分のペースで転職活動を進められることがメリットです。

まとめ

看護師の転職準備は「転職する理由や自分の経験を整理する」から「内定後に退職の準備を進める」までの6ステップです。

転職活動を始めてから、次の職場で働き始めるまでには1~3ヵ月かかります。

ただし、現職の忙しさや応募先の状況によってはうまく進められず、さらに期間を要する場合があります。

スムーズに転職活動を進めるためには、転職したい日から逆算してスケジュールを組むことが重要です。

NsPaceCareer」を活用すると、訪問看護業界のより良い求人を探すことができます。無料で相談もできるため、まずは登録して活用してみてくださいね。

参考文献・サイト

2021 年 看護職員実態調査|日本看護協会 

民法第627条

看護師等(看護職員)の確保を巡る状況|厚生労働省 

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記事投稿者プロフィール画像 NsPace Careerナビ 編集部

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