リンパ浮腫療法士とは?看護師が働きながら取得する流れと費用を解説

公開日:2026/10/14 更新日:2026/10/14
リンパ浮腫療法士とは?看護師が働きながら取得する流れと費用を解説

「腕がむくんでつらいんです」と患者さまから相談されたとき、リンパ浮腫についてもっと専門的にケアや指導ができる知識を身につけたいと感じた経験はありませんか。

リンパ浮腫療法士は、圧迫療法やセルフケア指導など、リンパ浮腫のケアに必要な専門知識・技術を身につけた医療従事者を認定する資格です。

この記事では、看護師がリンパ浮腫療法士を取得するための受験資格や取得までの流れ、研修機関と費用、試験内容などを解説します。

資格を活かせる職場や取得するメリットも紹介しているので、働きながら取得を目指したい方は参考にしてください。

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リンパ浮腫療法士とは

リンパ浮腫療法士は国家資格ではなく「一般社団法人日本リンパ浮腫治療学会」が独自に設けている認定制度です。

同学会は、リンパ浮腫療法士を「リンパ浮腫の複合的治療を中心にリンパ浮腫の診療に従事するに必要な、専門知識・技術水準をもった専門家」と定義しています。

対象は医療国家資格を持つ医療従事者で、看護師も受験可能です。まずは、資格取得によって担える専門的なケア 内容と、混同しがちな医療リンパドレナージセラピストとの違いをみていきましょう。

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リンパ浮腫療法士になるとできること

リンパ浮腫療法士が担うのは、複合的リンパ浮腫療法の実施や指導です。複合的リンパ浮腫療法とは、単独の手技ではなく、次の4つを組み合わせておこなう治療法です。

  • スキンケア
  • 用手的リンパ誘導マッサージ
  • 圧迫療法
  • 圧迫下の運動療法

このほか、弾性ストッキングの指導や日常的なセルフケア指導、治療報告書の提出なども業務に含まれます。看護師であれば、皮膚やむくみの状態を継続的に観察し、患者さまの生活背景に合わせてセルフケアを支援する場面でも知識を活かせるでしょう。

ただし、リンパ浮腫療法士を取得しても、もともと持つ医療国家資格の業務範囲が広がるわけではありません。看護師は看護師として認められた範囲で、医師の指示や勤務先の体制に沿って治療や指導に携わります。

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リンパ浮腫療法士と医療リンパドレナージセラピストの違い

リンパ浮腫のケアにかかわる資格は複数あり、なかでも混同されやすいのが、日本医療リンパドレナージ協会が認定する「医療リンパドレナージセラピスト」です。両者は認定団体や取得方法が異なり、とくに大きな違いは求められる臨床経験です。

リンパ浮腫療法士(LT)医療リンパドレナージセラピスト
認定団体日本リンパ浮腫治療学会日本医療リンパドレナージ協会
対象資格医師・看護師・理学療法士・作業療法士・あん摩マッサージ指圧師医師・正看護師・理学療法士・作業療法士・あん摩マッサージ指圧師
実務経験対象資格取得後2年以上問わない(在学中の学生も受講可)
研修所定のリンパ浮腫治療研修初級・中級講習会
症例要件研修終了後リンパ浮腫外来等での臨床経験を満たし、5症例以上積むなし
試験研修修了と実施症例の実践を経て認定試験(筆記)に合格する養成講習会を修了し、修了試験(筆記・実技・口述)に合格する
参考:リンパ浮腫療法士(LT)とは|日本リンパ浮腫治療学会、リンパ浮腫・医療リンパドレナージセラピストって何? | 日本医療リンパドレナージ協会

リンパ浮腫療法士は、対象となる国家資格を取得してから2年以上の実務経験が必要で、研修修了後にはリンパ浮腫外来等での臨床経験と、5症例以上の実施症例の提出が必要です。一方、医療リンパドレナージセラピストの養成講習会は実務経験を問わず、在学中の学生でも受講できます。

いずれの資格も、研修・講習会修了後におこなわれる試験で合格しなければなりません。

ただし両者は無関係ではなく、医療リンパドレナージセラピストの養成講習会を修了すると、リンパ浮腫療法士の受験に必要な研修要件を満たせます。そのため、医療リンパドレナージセラピストの講習会で学んだあと、実務経験や症例などの要件を満たしてリンパ浮腫療法士の取得を目指すことも可能です。

医療リンパドレナージセラピストや、ほかのリンパケアの資格について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:看護師にはリンパマッサージの資格が必要?おすすめの資格や働き方を解説

関連記事:医療リンパドレナージセラピストとは?看護師が知っておきたい受講資格と費用

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リンパ浮腫療法士の受験資格と実施症例の注意点

リンパ浮腫療法士は、看護師免許を持っているだけで受験できる資格ではありません。

実務経験や所定の研修に加えて、研修修了後に実際の患者さまへの治療・指導を経験する必要があります。

とくに注意したいのが「実施症例」の要件です。勤務先によっては症例を確保することが難しい場合もあるため、資格取得を目指す前に受験資格と勤務先の環境を確認しておきましょう。

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リンパ浮腫療法士の受験資格

日本リンパ浮腫治療学会が定める受験資格は、次の4つです。

項目要件
職種医師・看護師・理学療法士・作業療法士・あん摩マッサージ指圧師のいずれかの資格を持つこと
実務経験医師や看護師などの資格取得後、その職種での業務経験が2年以上あること
研修座学45時限(33時間)以上、実技講習90時限(67時間)以上、合計135時限(100時間)以上の研修を修了していること
実施症例症例:リンパ浮腫外来またはそれに準ずる医療機関で、研修修了後にリンパ浮腫の症例を5症例以上積んでいること
参考:受験資格|日本リンパ浮腫治療学会認定リンパ浮腫療法士

研修は座学と実技を合わせて100時間以上あり、まとまった日数の確保が必要な場合があります。研修後に5症例以上の実施症例を経験しなければならないため、勤務先で要件を満たせるかも事前に確認しておきましょう。

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リンパ浮腫療法士の実施症例の注意点

受験資格のなかで、看護師にとって実質的なハードルになりやすいのが実施症例の確保です。症例を経験する際は、次の点に注意しましょう。

注意点内容
延べ人数ではなく実症例で最低5症例同じ患者さまを複数回担当しても1例と数える
対象となる浮腫が限定的原発性リンパ浮腫、続発性の上肢・下肢リンパ浮腫、静脈性浮腫、低蛋白性浮腫から選択する
医師の署名・捺印が必要医師の指示・指導のもとで治療や指導をおこなったことの証明資料が求められる
参考:受験資格、受験申し込み方法について|日本リンパ浮腫治療学会認定リンパ浮腫療法士

たとえば、乳腺外科で働く看護師が、乳がん術後に上肢リンパ浮腫を発症した患者さまを継続して担当しても、同じ患者さまへの対応を5回おこなっただけでは「5症例」にはなりません。受験には、それぞれ異なる患者さまの症例を5症例経験する必要があります。

そのため研修を申し込む前に、勤務先で対象症例を経験できるか、医師の協力を得られるかを確認しておくと安心です。

研修日の勤務調整や費用補助など、資格取得を支援する制度があるかを把握しておくと、働きながら取得する計画を立てやすくなります。

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看護師がリンパ浮腫療法士になるには?資格取得の流れと更新制度

看護師がリンパ浮腫療法士になるには、研修の修了や実施症例の経験、試験への合格が必要です。また、資格は5年ごとに更新します。取得までの流れと更新要件を確認しましょう。

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リンパ浮腫療法士の資格取得の流れ

リンパ浮腫療法士の資格取得は、次のステップで進みます。

  1. 基準を満たす研修を修了する
  2. リンパ浮腫の治療や指導の実施症例を5症例以上経験する
  3. 公式サイトから受験を申し込み、必要書類を提出する
  4. 書類審査を受ける
  5. 認定試験を受験する
  6. 合格後に認定登録をおこなう

病院で働く看護師であれば、勤務を続けながら座学を受講し、有給休暇や資格支援制度などを活用して対面の実技研修に参加する方法があります。研修修了後は勤務先で対象となる患者さまへの治療・指導を経験し、5症例がそろった段階で認定試験を申し込む流れです。

また、試験に合格しても認定登録をおこなわなければ認定を受けられません。登録には同学会の会員であること、年会費の未納がないことが条件で、手続きが完了すると認定証と認定バッジが交付されます。

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リンパ浮腫療法士を取得後5年ごとに更新

リンパ浮腫療法士の認定期間は5年で、資格を継続するには更新手続きが必要です。おもな更新要件は以下のとおりです。

  • 認定期間中に更新クレジットを30単位以上取得
  • 同学会主催の学術総会に1回以上参加
  • JSLT教育セミナーを1回以上受講
  • 実施症例15症例を提出(うちリンパ浮腫症例5症例以上)
  • 同学会の会員であり、会費の未納がない

実施症例については、同学会主催の「JSLT症例から学ぶリンパ浮腫治療講習会」を3回受講することで15症例分として認められます。

更新手続きは、原則として認定期間の最終年度(5年目)の10月20日〜11月30日におこないます。更新審査料は2万2,000円です。なお、育児休業や家族の介護、リンパ浮腫治療にかかわらない業務への異動など、学会が定める「特別な事情」がある場合は、1年ごとに最大5回まで更新の延長を申請できます。

更新要件は見直されることがあり、2025年度には実施症例数が30症例から15症例に変更されました。取得後も公式サイトで最新の規定を確認しましょう。

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リンパ浮腫療法士の研修機関とかかる費用

リンパ浮腫療法士を目指すために、特定の学校へ入学する必要はありません。日本リンパ浮腫治療学会が定める時間数や内容を満たした研修の修了が要件です。2026年9月時点で確認できる研修機関と受講費用の一例は、以下のとおりです。

研修機関・講座受講費用(税込)
日本医療リンパドレナージ協会「医療リンパドレナージセラピスト養成講習会」57万2,000円(一般)
ICAA「リンパ浮腫専門医療従事者育成講座」42万9,000円
ライフ・プランニング・センター「リンパ浮腫研修 E-LEARN」+日本医療リンパドレナージ協会「実技講習会」合計46万9,700円

研修先によって異なるものの、座学と実技を含めると40万〜60万円程度が1つの目安となります。また、研修費とは別に受験料1万6,500円と認定登録料2万2,000円、5年ごとの更新料2万2,000円がかかります。研修の日程や費用は年度によって変わる可能性があるため、申し込み前に各研修機関の公式サイトで最新情報を確認しましょう。

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リンパ浮腫療法士の試験内容

リンパ浮腫療法士の認定試験は、研修で身につけた知識が筆記試験で問われます。実技試験はなく、択一式のマークシート形式で問題数は50問、試験時間は90分です。出題分野と割合は、以下のとおりです。

  • 解剖生理学(脈管系):約20%
  • 浮腫の概論:約20%
  • 複合的リンパ浮腫治療概論:約60%

研修で学ぶ複合的リンパ浮腫治療概論が半数以上を占めるため、研修内容を振り返りながら重点的に学習を進めましょう。

なお、2026年度の募集人数は50名です。受験を予定している場合は、試験日だけでなく申し込み期間も早めに確認しておくことが大切です。

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リンパ浮腫療法士を持つ看護師が活躍する場所

リンパ浮腫療法士の資格は、病院やクリニック、訪問看護などで活かせます。ここでは、日本リンパ浮腫治療学会の登録施設も踏まえて、おもな活動の場を紹介します。

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病院・外来

リンパ浮腫療法士の在籍施設には、大学病院やがん専門病院をはじめ、多くの病院が登録されています。

なかでもリンパ浮腫外来のある病院では、術前の説明や予防指導、発症後のセルフケア支援まで継続的に患者さまとかかわれます。多職種と連携しながら複合的リンパ浮腫療法にも携われるため、資格で得た知識・技術を活かせるでしょう。

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クリニック

乳腺外科をはじめ、リンパ浮腫やむくみを専門的に診療するクリニックでも、リンパ浮腫療法士の資格を持つ看護師が活躍しています。

病院と比べると施設数は限られますが、リンパ浮腫の診療に力を入れているクリニックでは、患者さまと継続的にかかわりながら専門的なケアに携われます。

リンパ浮腫ケアを看護師としての専門性の1つにしたい方にとって、勤務先の選択肢となるでしょう。

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訪問看護ステーション

リンパ浮腫療法士が在籍する訪問看護ステーションもあり、在宅の現場でも資格を活かせる場合があります。

たとえば、がん治療後のリンパ浮腫を抱える利用者さまを訪問し、皮膚やむくみの状態を確認しながら、弾性着衣の使用やスキンケアなど、生活に合わせたセルフケアを支援します。

実際の生活環境を踏まえて、無理なく続けられる方法を一緒に考えられることが訪問看護の強みです。

在宅でリンパ浮腫のケアにかかわりたい場合は、訪問看護に特化した求人サービス「ナスキャリ(NsPace Career)」で、がん看護や緩和ケアに対応するステーションを探せます。

事業所の見学申し込みや、現役訪問看護師への相談も可能です。ぜひご活用ください。

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看護師がリンパ浮腫療法士を取得するメリット

看護師がリンパ浮腫療法士を取得すると、リンパ浮腫に関する専門知識・技術が身につき、患者さまへの支援に活かしやすくなります。 ここでは、資格取得後に担える役割や働き方、キャリア面での具体的なメリットを解説します。

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患者さまのつらさに具体的なケアと指導で応えられる

リンパ浮腫療法士の知識や技術は、リンパ浮腫に悩む患者さまへのケアや指導に活かせます。

乳がんや婦人科がんの術後など、発症リスクのある患者さまに予防方法を伝えたり、早期の変化に気づいて必要に応じて医師などにつなげるとともに、セルフケアを支援することにもつながります 。

皮膚の状態を観察し、根拠を持ってスキンケアや日常生活の注意点を説明できることは、がん看護や緩和ケア、在宅看護でも強みとなります。

また、医師やリハビリ職など多職種との連携がスムーズになり、提供できるケアの幅も広がるでしょう。

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活躍の場が広がり転職時のアピールになる可能性がある

リンパ浮腫療法士は、リンパ浮腫ケアの専門知識・技術を身につけていることを示せる資格です。そのため、リンパ浮腫外来のある医療機関や、がん看護・緩和ケア・訪問看護などへの転職で専門性を伝える材料となります。

とくに、これまでの臨床経験と組み合わせてアピールできる点もメリットです。がん看護の経験があれば、「経験に加えてリンパ浮腫ケアの専門知識・技術がある」と具体的な強みとして伝えられます。

ただし、資格を活かせる業務や資格手当の有無は職場によって異なります。転職時は求人票だけでなく、実際にリンパ浮腫ケアに携われる環境かを確認しましょう。

なお、看護師が転職でアピールできる資格は、リンパ浮腫療法士のほかにも数多くあります。ほかの資格も比較したい方は、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:看護師がスキルアップできる資格一覧25選!プラスの資格を取るメリット

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リンパ浮腫療法士に関するよくある質問

リンパ浮腫療法士を目指す看護師が疑問に感じやすいポイントをまとめました。働きながら取得できるか、症例を確保できない場合はどうするかなど、資格取得を検討するときに気になる点を確認しておきましょう。

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Q1:リンパ浮腫療法士は国家資格ですか?

リンパ浮腫療法士は国家資格ではありません。一般社団法人日本リンパ浮腫治療学会が認定する資格です。

ただし、リンパ浮腫療法士を目指すには医師・看護師・理学療法士・作業療法士・あん摩マッサージ指圧師といった国家資格を持っている必要があります。

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Q2:リンパ浮腫療法士は准看護師でも目指せますか?

2026年9月時点で、准看護師はリンパ浮腫療法士の受験資格の対象に含まれていないため、目指せないと考えられます。

受験資格があるのは、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・あん摩マッサージ指圧師のいずれかの国家資格を持つ方です。

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Q3:リンパ浮腫療法士は働きながら目指せますか?

働きながら目指すことは可能です。研修によっては座学をオンラインで受講できるため、勤務と並行して学習を進められます。

ただし、実技研修は対面かつまとまった日程で実施される場合があります。また、研修後には勤務先などで5症例を経験しなければなりません。

受講前に年間スケジュールを確認し、実技研修の勤務調整と症例確保の見通しを立てておきましょう。

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Q4:勤務先で5つの実施症例を確保できない場合はどうすれば良いですか?

まずは、上司や乳腺外科・婦人科などの医師に相談し、勤務先で対象症例を経験できるか確認しましょう。症例報告には医師の署名・捺印が必要であるためです。

勤務先で症例を確保できない場合は、リンパ浮腫の診療に力を入れている施設で経験を積む方法もあります。

なお、学会主催の講習会で実施症例を代替できるのは資格更新時のみです。新規受験に必要な5症例の代わりにはならないため注意しましょう。

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Q5:リンパ浮腫療法士の合格率はどのくらいですか?

日本リンパ浮腫治療学会では、リンパ浮腫療法士認定試験の合格率を公表していません。そのため、合格率から難易度を判断することは難しいでしょう。

憶測の数値を鵜呑みにせず、研修で学んだ内容を中心に復習し、出題範囲を理解したうえで試験に臨むことが大切です。

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Q6:リンパ浮腫療法士になると給料は上がりますか?

資格を取得しただけで、必ずしも給料が上がるわけではありません。資格手当の有無や金額、資格取得に対する評価は勤務先によって異なります。

一方、リンパ浮腫外来などで専門的な役割を担える可能性はあります。収入面も重視する場合は、求人票の資格手当だけでなく、資格を活かせる部署や業務があるかも確認しておきましょう。

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リンパ浮腫療法士を取得して、むくみに悩む患者さまを支えられる看護師を目指そう

リンパ浮腫療法士は、リンパ浮腫の治療やセルフケア支援に必要な知識・技術を身につけた医療従事者を認定する資格です。看護師が取得すれば、むくみに悩む患者さまへ、より専門的なケアや指導をおこなえます。

取得には研修の修了や実施症例の経験が必要です。働きながら目指す場合は、費用や研修日程に加えて、勤務先で症例を確保できるか確認しておきましょう。

資格取得後は、病院のリンパ浮腫外来やクリニック、訪問看護などで専門性を活かせる場合があります。

患者さまのむくみや生活上の困りごとに寄り添い、より専門的なケアを提供したい方は、取得を検討してみてください。

<参考サイト・文献>

リンパ浮腫療法士(LT)とは|日本リンパ浮腫治療学会認定リンパ浮腫療法士

リンパ浮腫・医療リンパドレナージセラピストって何? | 日本医療リンパドレナージ協会

医療リンパドレナージセラピスト養成講習会(2026年度)|日本医療リンパドレナージ協会

受験資格|日本リンパ浮腫治療学会認定リンパ浮腫療法士

受験申し込み方法について|日本リンパ浮腫治療学会認定リンパ浮腫療法士

資格取得までの流れ|日本リンパ浮腫治療学会認定リンパ浮腫療法士

合格後の流れ|日本リンパ浮腫治療学会認定リンパ浮腫療法士

資格更新制度について|日本リンパ浮腫治療学会認定リンパ浮腫療法士

認定期間延長(失効)について|日本リンパ浮腫治療学会認定リンパ浮腫療法士

リンパ浮腫療法士(LT)更新規定変更のお知らせ|日本リンパ浮腫治療学会認定リンパ浮腫療法士

リンパドレナージの資格取得|ICAAインターメディアリー・クリニカル・アロマセラピー協会

【リンパ浮腫研修 修了者対象】実技講習会(2026年度) | 日本医療リンパドレナージ協会

認定試験実施概要|日本リンパ浮腫治療学会認定リンパ浮腫療法士

リンパ浮腫療法士在籍施設|日本リンパ浮腫治療学会認定リンパ浮腫療法士

監修:飛鳥馬 沙耶(あすま さや)/訪問看護ステーション 管理者
HCU・高度急性期病棟にて約6年間、循環器・心臓外科・脳外科領域を中心とした急性期看護に従事。2023年より訪問看護ステーションの管理者として、在宅医療の現場に携わる。専門領域は、訪問看護・在宅医療、急性期看護。

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記事投稿者プロフィール画像 ナスキャリナビ編集部

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