看護師と保健師の給料はどちらが高い?年収・働き方・将来性を比較

公開日:2026/03/18 更新日:2026/03/18
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「看護師と保健師、どちらが給料は高いのだろうか」「将来を考えて、働き方や年収を比較してみたい」と考えていませんか。

看護師は医療現場、保健師は地域社会で欠かせない存在ですが、仕事内容や勤務形態が異なるため、給料事情にも違いがあります。

この記事では、看護師と保健師の給料の違いや差が出る理由、それぞれのメリット・デメリットを解説します。自分に合った働き方や、将来のキャリアを選ぶための参考にしてください。

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看護師と保健師はどちらの給料が高い?

 看護師保健師
平均年収519万7,000円521万2,400円
平均月収36万3,500円35万1,100円
平均賞与83万5,000円99万9,200円
参考:令和6年賃金構造基本統計調査|厚生労働省

平均年収では、保健師の方が看護師よりもわずかに高い傾向にあります。保健師は、夜勤なしで看護師と同等以上の年収を得ているため、基本給や賞与のベースが高く設定されているといえます。

関連記事:【2025年版】看護師の平均年収はいくら?ボーナスや給与の内訳を解説

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看護師と保健師の給料の比較【状況別】

看護師と保健師の給料は性別や年齢、働く施設の規模によっても変わります。ここでは、状況別の給料を比較します。

  • 年齢別
  • 施設の規模別
  • 都道府県別
  • 性別別

それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

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看護師と保健師の給料【年齢別】

年代看護師の平均年収保健師の平均年収
20~24歳427万7,200円458万600円
25~29歳486万6,500円582万円
30~34歳501万4,000円461万2,900円
35~39歳511万2,300円501万9,900円
40~44歳539万500円548万1,400円
45~49歳572万3,000円556万3,500円
50~54歳582万4,400円602万8,500円
55~59歳571万7,300円568万5,300円
60~64歳481万2,900円447万6,200円
65~69歳448万7,400円274万3,300円
70歳以上515万5,400円データなし
参考:令和6年賃金構造基本統計調査|厚生労働省

データによると、看護師・保健師のいずれも50〜54歳が年収のピークで、年齢とともに給料が上がる傾向にあります。

保健師は市区町村の行政保健師や大企業の産業保健師として働く割合が高く、定期昇給の制度がしっかりしています。一方、看護師も年齢とともに基本給は上がりますが、30代・40代で子育てや介護を理由に夜勤を減らしたりパート勤務に変更したりするため、保健師ほどの昇給が見込めないケースも少なくありません。

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看護師と保健師の給料【施設の規模別】

職員数看護師の平均年収保健師の平均年収
10~99人459万6,400円522万400円
100~999人495万200円462万5,400円
1,000人以上564万8,400円546万1,600円
参考:令和6年賃金構造基本統計調査|厚生労働省

看護師と保健師、いずれも1,000人以上の規模の施設が給料は最も高くなります。

看護師の場合、大学病院や総合病院といった病床数の多い大規模病院の方が、基本給や手当(住宅手当・家族手当など)が手厚く、年収が高くなる可能性があります。

保健師も同様で、大企業の健康管理室や、都道府県・政令指定都市などの自治体で働く方が、中小規模の施設よりも基本給やボーナスが充実しています。

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看護師と保健師の給料【都道府県別】

<看護師>

順位都道府県平均年収
1位東京都568万9,100円
2位京都府564万200円
3位大阪府559万8,300円
4位神奈川県546万2,600円
5位奈良県542万7,300円
参考:令和6年賃金構造基本統計調査|厚生労働省

<保健師>

順位都道府県平均年収
1位高知県697万7,500円
2位大阪府676万2,100円
3位福島県622万6,700円
4位群馬県616万5,400円
5位奈良県600万5,100円
参考:令和6年賃金構造基本統計調査|厚生労働省

看護師は東京都や大阪府などの都市部で給料が高い実情があります。これは物価水準に応じた地域手当が支給される点や大企業の本社、大規模な総合病院が集中していることがおもな要因です。

一方で、保健師のランキングには高知県や福島県も入っており、自治体の給与水準や手当の厚さによっては、地方でも都市部を上回る年収を目指せるケースもあります。

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看護師と保健師の給料【性別別】

性別看護師の平均年収保健師の平均年収
男性534万8,300円データなし
女性517万8,900円データなし
参考:令和6年賃金構造基本統計調査|厚生労働省

保健師の性別の平均年収データはありませんでした。保健師は女性の割合が高い職種(96.7%が女性)であり、男性の割合が少ないため、統計調査の基準に達していないことが原因の1つと考えられます。

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看護師と保健師の給料に差が出る理由

厚生労働省の調査(令和6年)によると、保健師の給料は看護師よりも高い結果となっています。

ただし、令和5年の調査では看護師の平均年収は508万1,700円、保健師は451万500円であり、看護師が約57万円上回っていました。令和6年の調査で逆転した背景には、コロナ禍を経た行政保健師の処遇改善や、看護師の働き方改革による夜勤・残業の減少が影響していると考えられます。

しかし、統計の変動による一時的な逆転の可能性もあるため、今後の調査結果も継続して確認することをおすすめします。

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保健師には公務員の安定した昇給制度があるため

保健師の給料が看護師を上回りやすい理由は、公務員ならではの昇給制度です。

厚生労働省の調査によると、保健師の51.8%は市区町村で行政保健師として働いており、勤続年数に応じて基本給が上がる年功序列の体系が整っています。

看護師は夜勤を減らすと収入が下がりやすい一方で、保健師はベテランになるほど役職手当も加算され、年収600万円を超えるケースは珍しくありません。

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保健師は夜勤なしでも基本給やボーナスの水準が高いため

保健師は、夜勤手当に頼らなくても高い年収を維持できる仕組みになっています。

看護師が夜勤で給料を上げるのに対し、保健師は日勤中心でも大手企業の給与体系にもとづいた賞与を受け取れるケースが多いのが特徴です。体力的な負担を抑えながら安定した収入を得られる点が、保健師の強みといえます。

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看護師と保健師のメリット・デメリット

看護師と保健師は、仕事内容や働き方が異なるため、それぞれにメリットとデメリットがあります。ここでは、その違いを比較してみましょう。

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看護師のメリット・デメリット

看護師には、次のようなメリットがあります。

  • 求人数が豊富で転職しやすい:医療機関の需要が高く、次の職場を見つけやすい
  • 患者さまの回復を支えられる:「ありがとう」と感謝される、やりがいがある
  • 夜勤で収入を増やせる:夜勤手当があるため、同年代の他職種よりも高い収入を得られる

一方で、次のようなデメリットがあるのも事実です。

  • 不規則な生活で体力的にきつい:シフト制は自律神経が乱れやすく、体力的に消耗しやすい
  • 命にかかわるプレッシャーがある:判断ミスが許されない緊張感があり、ストレスを感じやすい
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保健師のメリット・デメリット

保健師には、次のようなメリットがあります。

  • 生活リズムが安定する:カレンダー通りの勤務が多く、プライベートと仕事を両立しやすい
  • 病気の予防にかかわれる:健康相談や保健指導を通じて健康づくりに貢献できる
  • 雇用が安定している:地方公務員や大企業に勤務する場合、福利厚生が充実している

メリットがある一方で、次のデメリットもあります。

  • 求人が少なく倍率が高い:行政の採用枠は少なく、企業の産業保健師求人も欠員補充が中心のため就職のハードルが高い
  • デスクワークや事務作業が多い:データ入力や企画書の作成、電話対応などの事務作業が多い
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看護師と保健師はどちらがおすすめ?迷ったときの判断基準

看護師と保健師のどちらを選ぶか迷ったときは、給料だけでなく将来のビジョンや理想の働き方を踏まえて考えることが大切です。

  • 給料形態で選ぶ
  • 仕事のやりがいで選ぶ
  • 理想の生活リズムで選ぶ

自分がどのような働き方をしたいのかを整理すると、進むべきキャリアが見えてきます。

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給料形態で選ぶ

早い段階で給料を上げたいなら看護師、長期的な生涯年収を最大化したいなら保健師がおすすめです。

看護師は夜勤手当が魅力ですが、保健師は勤続年数に応じて基本給が上がりやすいためです。

たとえば、20代のうちに「趣味にお金を使いたい」という人は、夜勤手当で収入を上げやすい看護師が向いています。一方で、40代・50代になったときの基本給や退職金の高さを重視し、老後まで見据えて安定して稼ぎたい人は、保健師を選ぶと良いでしょう。

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仕事のやりがいで選ぶ

患者さまと深くかかわりたいなら看護師、地域や組織の仕組みづくりにかかわりたいなら保健師が向いています。

看護師は病気やケガに苦しむ人を助けるケアがメインですが、保健師は病気を予防するための保健指導や仕組みづくりを担う職種です。

「目の前の患者さまを笑顔にしたい」「高度な医療技術を身につけたい」という人には、看護師にやりがいを感じられます。一方で、「より多くの人の健康を守るための仕組みを考えたい」という視点で社会に貢献したい人には保健師が適しています。

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理想の生活リズムで選ぶ

カレンダー通りの休みを重視するなら保健師、休みの回数や柔軟さを求めるなら看護師を選ぶと良いでしょう。

保健師は基本的に「日勤のみ・土日祝休み」の規則正しい生活が送れる一方で、看護師はシフト制のため、平日の空いている時間に休みを取れるメリットがあります。

「子どもの学校行事に合わせたい」「夜は家族と過ごしたい」という人は保健師、「平日に旅行へ出かけたい」「夜勤明けの連休を有効活用したい」という人にとって、看護師は自由度の高い働き方が可能です。

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看護師から保健師になることはできる?

看護師免許を持っている方が、後から保健師になることは可能です。ここでは、保健師資格の取得方法と、資格取得後の就職・転職の流れを解説します。

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保健師資格を取得する方法

看護師から保健師を目指す場合、保健師課程がある教育機関に入学し、1年以上の保健師課程で科目を履修し、保健師国家試験に合格する必要があります。

ただし、保健師課程がある教育機関の多くは全日制であり、夜間や通信制の学校はほとんどないため、仕事を続けながら資格取得するのは難しいでしょう。休職や退職をして、全日制の学校に通うのが一般的なルートです。

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看護師から保健師に転職する方法

保健師の資格を取得した後は、採用試験を受けます。

  • 行政保健師(保健所や保健センター):自治体の地方公務員試験に合格
  • 産業保健師(企業の健康管理室):企業の採用面接に合格

いずれも、採用数に限りがあり人気が高いため、企業のホームページや求人サイトで情報をこまめにチェックすることが大切です。

関連記事:看護師から保健師に転職する流れとは?5つのメリットや後悔するポイント

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看護師と保健師の給料についてのよくある質問

看護師と保健師の給料や働き方について、よくある疑問にお答えします。

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Q1:看護師と保健師はどっちが安定していますか?

保健師、とくに行政保健師は公務員としての身分があり、倒産のリスクが低く、定期昇給が約束されているという意味で安定しています。

一方、看護師は「慢性的な人手不足で需要が高く、どの地域でも働き口を見つけやすい」という意味での安定性があり、転職して職場が合わなかった場合でも、次の職場を見つけやすい傾向があります。

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Q2:看護師と保健師のダブルライセンスで給料アップできますか?

看護師と保健師のダブルライセンスを持っていても、給料が大幅アップすることはまれです。

病院によっては、保健師資格に対して資格手当を支給するところもありますが、1ヶ月当たり数千円程度の支給にとどまるケースが一般的です。

しかし、ダブルライセンスを持っていることで、退院支援や地域連携の部署に抜擢されたり、将来的に管理職を目指しやすくなったりと、給料アップにつながる可能性はあります。

関連記事:看護師と保健師の同時取得のメリット5つ!大変さや取得方法を解説

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Q3:看護師、保健師、助産師、養護教諭ではどの職種の給料が高いですか?

 看護師保健師助産師養護教諭
平均年収519万7,000円521万2,400円580万5,600円726万5,000円
参考: 職業情報提供サイトjobtag|厚生労働省

4つの職種の平均年収を比較すると、養護教諭の年収が最も高い水準となっています。養護教諭は公立学校に勤務する場合、地方公務員としての給与体系が適用されるため、勤続年数に応じて昇給しやすい点が理由の1つです。

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看護師と保健師の給料を理解して自分に合った働き方を選ぼう

看護師と保健師は、どちらもやりがいのある仕事です。保健師の方が基本給や平均年収は高い傾向にありますが、看護師にも夜勤で稼げる強みや、転職のしやすさといったメリットがあります。

「夜勤はきついけれど給料は下げたくない」「日勤のみでカレンダー通りに働きたい」と今の働き方に悩んでいるなら、一度キャリアを見直してみるのも良いでしょう。

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<参考サイト・文献>

令和6年賃金構造基本統計調査|厚生労働省

令和5年賃金構造基本統計調査|厚生労働省

令和4年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況|厚生労働省

職業情報提供サイトjobtag|厚生労働省

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記事投稿者プロフィール画像 NsPace Careerナビ 編集部

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