中卒でも准看護師になれる?最短2年での資格取得の流れや給料事情、将来性を解説

公開日:2026/02/24 更新日:2026/02/24
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「中卒だけど、今から看護職に就けるのだろうか?」「安定した収入が欲しいけれど、学歴が不安」と悩んでいませんか。

実は、中学校卒業から准看護師になることは十分に可能です。准看護師は、都道府県知事免許の専門職であり、最短2年で資格取得を目指せます。

この記事では、中学校卒業から准看護師になるための流れや、気になる給料事情、将来性を解説します。最短で准看護師になるためのルートが明らかになり、「自分にとって選ぶべき道なのか」を判断できるようになるため、ぜひ最後までご覧ください。

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中卒でも准看護師になることは可能

中学校卒業から准看護師を目指すことは可能です。

一般的に、看護師になるためには、高校を卒業して専門学校や大学へ進学する必要があります。しかし、准看護師学校養成所(以下、養成所)は「中学校卒業」が入学資格となっているため、中学校卒業後でも看護の道へ進めるのが特徴です。

また、働きながら通える夜間・半日制の養成所もあり、10代から50代まで幅広い年齢層の方が在籍しています。

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中卒から准看護師になるまでの流れ【最短2年】

ここでは、中卒から准看護師になるまでの流れをご紹介します。

  1. 養成所を受験して入学する
  2. 養成所に2年間通う
  3. 都道府県が実施する准看護師試験を受験する
  4. 准看護師試験に合格した後に申請手続きをする

この4ステップが、中卒から医療現場へ出るための最短ルートです。それぞれのポイントを押さえましょう。

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1.養成所を受験して入学する

まずは、全国にある養成所を受験し合格を目指します。試験内容は、おもに「国語・作文・数学・社会・理科・英語」などの中から2~3科目が出題されることが多く、中学校卒業程度の基礎学力が中心です。

日本准看護師連絡協議会の調査によると、2025年7月1日現在、全国には168校の養成所がありますが、地域によって設置されていないところもあるのが現状です。

たとえば、高知県や岡山県、福井県などには養成所がないため、お住まいの地域によっては、隣県への通学を検討する必要がある点も知っておきましょう。

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2.養成所に2年間通う

入学後は、2年間のカリキュラムで准看護師に必要な知識とスキルを学びます。

1年目は学校での講義や演習が中心で、2年目からは病院での臨地実習が増えます。全日制だけでなく、午後のみ、あるいは週3回といった登校スタイルの学校もあるため、自分のライフスタイルに合わせて選ぶことが可能です。学費の目安は次のとおりです。

  • 月額:約2万5,000円~4万円
  • 年間:約30~48万円

養成所には公立や医師会立などがあり、運営母体によって教材費や実習費用などが異なるため、受験を考えている養成所の募集要項を確認しておくと安心です。

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3.都道府県が実施する准看護師試験を受験する

2年間の課程を修了(修了見込み)すると、各都道府県が実施する准看護師試験の受験資格が得られます。

厚生労働省の『令和6年度准看護師試験の実施状況』によると、准看護師試験の合格率は、毎年95%以上(2025年度は98.9%)で推移しているため、対策すれば合格を目指せます。

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4.准看護師試験に合格した後に申請手続きをする

試験に合格した後は、都道府県知事へ免許の申請をおこないます。申請が受理され、准看護師籍に登録されると、免許証が交付され、正式に准看護師として働くことが可能になります。

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中卒で准看護師になった際の仕事内容や給料事情

資格取得後の生活をイメージするために、仕事内容や収入面を事前に確認しておきましょう。専門職としての手当がつくため、一般的な中学校卒業の求人よりも好条件で働けるケースがあります。

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准看護師の仕事内容

准看護師のおもな仕事内容は、次のとおりです。

  • バイタルサインの測定
  • 診療の補助
  • 患者さまの清潔ケアや食事の介助

仕事内容だけを見ると、看護師と大きな差はありません。

ただし、保健師助産師看護師法により「准看護師は医師、歯科医師、看護師の指示を受けて業務をおこなう」必要があるため、単独で看護計画の立案・変更は行えません。看護師と異なり、業務に制限があることを理解しておきましょう。

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准看護師の給料事情

厚生労働省の調査によると、准看護師の平均年収は417万1,700円です。

中卒の一般的な平均年収と比較すると、資格手当や夜勤手当がある分、安定した収入が得られるのが特徴です。ただし、勤務先の規模や夜勤の回数、地域差によって給料が変動しやすいため、事前に確認しておきましょう。

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中卒で准看護師を目指すメリット

中学校卒業から准看護師を目指す魅力は、おもに次の3つです。

  • 早く資格が取れて就職しやすい
  • 安定収入を得やすい
  • 主婦や働いている人も養成所に通える

中学校卒業後、最短2年で現場に出られるため、10代で自立したい方や、子育てをしながらキャリアを再構築したい方にも適しています。

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早く資格が取れて就職しやすい

准看護師は、最短2年で資格を取得できるため、10代のうちから専門職として自立できます。中学校卒業後で進学した場合、17~18歳で社会に出ることができるのです。

また、日本看護協会の『2024年度「ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析」結果』によると、2024年度の看護職(看護師や准看護師などを含む)の有効求人倍率は2.51倍です。厚生労働省の『一般職業紹介状況(令和6年12月分及び令和6年分)について』によると、一般職は1.25倍であり、看護職は高めで推移していることがわかります。

そのため、准看護師の資格を持っていると、就職先も見つけやすいでしょう。

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安定収入を得やすい

医療業界は景気の影響を受けにくく、准看護師は資格にもとづいた給与体系で働けるため、安定した収入を得やすい職種です。

また、正社員だけでなくパートや派遣など多様な働き方を選べる点もメリットです。結婚や出産、介護といったライフステージの変化に合わせて転職や再就職しやすいでしょう。

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主婦や働いている人も養成所に通える

多くの養成所が「半日制(午後のみ)」や「夜間制」を採用しています。

実際に、午前中に病院で看護助手として働きながら、午後に学校へ通うという学生も少なくありません。収入を確保しながら資格取得を目指せる環境が整っている点は、経済的な不安を抱える方や、主婦・社会人にとってメリットです。

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中卒で准看護師を目指す前に知るべきデメリット

准看護師はメリットが多い資格ですが、一方で学歴や資格区分による制約があるのも事実です。後悔しないキャリアプランを立てるために、課題も把握しておきましょう。

  • 給料が低くなりやすい
  • 看護師との差を感じる場面もある
  • 准看護師以外のキャリアに移行しづらい

これらは致命的な欠点ではありません。対策や進み方を知っていれば、十分に乗り越えられる課題でもあります。

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給料が低くなりやすい

看護師と比較すると、准看護師の給料は基本給や資格手当が低めに設定されるのが現実です。実際の給料の差は次のとおりです。

准看護師看護師
年収417万1,700円519万7,000円
月収29万4,300円36万3,500円
賞与64万100円83万5,000円
参考:令和6年賃金構造基本統計調査|厚生労働省
※上記は全国平均であり、勤務先の規模・地域・夜勤回数などによって差があります。

年収ベースでは約100万円前後の差がみられます。ただし、すべての職場で一律に差があるわけではありません。クリニックや介護施設などでは経験や役割によって待遇が評価されるケースもあります。

将来的に収入アップを目指す場合は、

  • 夜勤のある職場を選ぶ
  • 経験を積んで責任ある業務を担う
  • 働きながら看護師資格を取得する

といった選択肢もあります。

「差がある」という事実だけでなく、「どうすれば伸ばせるか」まで視野に入れてキャリアを考えることが大切です。

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看護師との差を感じる場面もある

准看護師は、医師や歯科医師、看護師の指示を受けて業務に取り組むため、職場によってはリーダー業務や管理職への昇進が限られる場合があります。

また、大学病院や総合病院では准看護師の採用枠が少ない、もしくは設けられていないこともあります。一方で、クリニックや療養型病院、介護施設では、経験を重ねることで看護師と同等に頼られる存在になるケースもあるのが実情です。

関連記事:准看護師と看護師の給料の違いとは?資格や仕事内容の違いも詳しく解説

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准看護師以外のキャリアに移行しづらい

中学校卒業で准看護師になった場合、医療以外の異業種へ転職しようとすると、一般企業の事務職や総合職などの求人では、応募条件として高卒以上を必須としているケースが少なくありません。

「看護職以外の仕事も経験してみたい」と考える場合、准看護師として働きながら高卒認定試験を受けるといったことも視野に入れておくと安心です。

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中卒で准看護師になった後のキャリアと将来性

中学校卒業から准看護師になった後も、現場で経験を積みながらキャリアを築いていくためにはさまざまな方法があります。

  • 准看護師として働き続ける道
  • 看護師を目指すキャリアアップ
  • 年齢・ライフステージに合わせた働き方

専門職として1つの現場を極めるだけでなく、上位資格への挑戦や生活スタイルに合わせた柔軟な働き方を選べるのが強みです。

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准看護師として働き続ける道

中学校卒業で准看護師になった場合、クリニックや介護施設などで働き続け、専門性を高める方法があります。とくに、現場の流れを熟知して、業務に慣れているベテラン准看護師は、医師や患者さまから信頼され重宝されます。

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看護師を目指すキャリアアップ

中学校卒業から准看護師になり、その後、看護師になる方法もあります。おもなルートは次のとおりです。

  • 3年以上の実務経験後、看護師養成所(全日制2年/定時制3年)に通う
  • 5年以上の実務経験後、看護師養成所(通信制2年)に通う

准看護師として働きながら看護師免許を取得すれば、年収が100万円アップするケースも珍しくありません。また、ケアの判断を自分でおこなえるようになり、将来的には訪問看護ステーションの管理者や、保健師・助産師といった専門性の高い職種も目指せるようになります。

関連記事:准看護師から正看護師になるには?流れやかかる費用、資格の違いを解説

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年齢・ライフステージに合わせた働き方

准看護師の資格を持っていると、子育てによるブランクがあっても復職しやすいのが魅力です。

子どもが小さいうちはクリニックのパート、子育てが落ち着いたら病院の正社員といったように、無理なくキャリアを継続できます。ブランクがあっても復職しやすく、長期的に安定して働きたい方に向いている資格といえるでしょう。

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中卒で准看護師を目指す人が不安に感じやすいこと

新しい道に挑戦する際には、悩みは尽きないものです。ここでは、多くの方が抱く不安を整理しました。

  • 勉強についていけるか不安
  • 人間関係・学歴コンプレックス
  • 就職で不利にならないか心配

これらの不安の多くは、正しく対策を知ることで解消できます。一歩踏み出すためのヒントとして、それぞれ詳しく見ていきましょう。

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勉強についていけるか不安

養成所の試験や授業は、中学校卒業レベルを基本としているため、基礎からコツコツ取り組めば過度に心配する必要はないでしょう。

また、学生は10代だけでなく社会人経験者や異業種からのキャリアチェンジ組など、さまざまな背景のある方が集まっています。年齢や経歴に関係なく、教え合いながら学べる環境が整っているため、学習面で孤立しにくい点も特徴です。

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人間関係・学歴コンプレックス

准看護師免許を取得して働き始めると、評価の基準は学歴ではなく「現場でどれだけ動けるか」になります。患者さまへの接遇や正確な看護技術、チーム内での協調性などが伴っていれば、中学校卒業であることが問題視される場面はほとんどありません。

また、養成所には同じ境遇の仲間や、人生をやり直したいと考える社会人など、共通の思いを持つ仲間が集まります。

10代や、子育てが落ち着いた30~50代の社会人が同じ目標に向かって学ぶため、年齢や学歴にとらわれない人間関係を築きやすい環境といえるでしょう。

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就職で不利にならないか心配

看護業界において中学校卒業という学歴が、就職の足かせになることはありません。とくに、地域医療を支えるクリニックや療養型病院、介護現場では准看護師のニーズが高く、中学校卒業だからといって採用を見送られるケースは稀です。

病院側が求めているのは、「長く働いてくれるか」「現場に貢献できるか」が重視される傾向にあります。資格を持ち、誠実に働く姿勢があれば、学歴を理由に不利になることはないでしょう。

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中卒で准看護師になることについてのよくある質問

中学校卒業から准看護師を目指す際に、よく寄せられる質問をまとめました。進路選択で後悔しないためにも、気になる点を確認しておきましょう。

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Q1:中卒だと准看護師学校養成所の入学試験は難しいですか?

難易度は決して高くありません。養成所の入学試験は、中学3年間で学ぶ「国語・数学」の基礎知識が中心です。

倍率は地域や学校によって差がありますが、過去問を繰り返し解き、基礎を定着させれば合格を目指せるでしょう。実際に、ブランクがある社会人や主婦の方が合格しているケースも多くあります。

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Q2:年齢が高くても准看護師になれますか?

准看護師は、年齢に関係なく目指せます。30代〜50代で、中学校卒業から准看護師資格の取得に挑戦している方も少なくありません。

これまでの社会人経験や子育て経験は、患者さまのケアや現場対応に活かされる場面も多く、即戦力として評価されることもあります。

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Q3:准看護師は通信でも資格を取得できますか?

いいえ、准看護師の資格をゼロから通信制だけで取得することはできません。

まずは、准看護師の資格を取得するため、養成所に2年間通学する必要があります。通信制が利用できるのは、「准看護師が看護師を目指す場合」に限られます。

関連記事:准看護師の資格は通信制でとれる?働きながら取得する4つのコツを紹介

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中卒から准看護師を目指すことができる!選択肢の1つとして検討しよう

中学校卒業からでも准看護師を目指すことで、安定した収入と専門性を手にすることができます。

「今の生活を変えたい」「誰かの役に立つ仕事がしたい」という思いがある方に、准看護師はおすすめの選択肢です。

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<参考サイト・文献>

准看護師の生涯教育研修体制の構築|日本准看護師連絡協議会

令和6年度准看護師試験の実施状況|厚生労働省

保健師助産師看護師法|厚生労働省

令和6年賃金構造基本統計調査|厚生労働省

2024年度「ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析」結果|日本看護協会

一般職業紹介状況(令和6年12月分及び令和6年分)について|厚生労働省

准看護師のための進学特設サイト|日本看護協会

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記事投稿者プロフィール画像 NsPace Careerナビ 編集部

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