看護師は転職サイトを使わない方がいい?後悔する人の特徴と賢い選び方を解説

「看護師の転職サイトは使わない方がいいの?」「後悔しない職場選びの方法はあるの?」
SNSや口コミで転職サイトを利用する際の不満の声を目にして、利用をためらう看護師は少なくありません。看護師が転職する方法は多様で、それぞれメリットやデメリットがあります。
この記事では、看護師の転職サイトを使わない方がいいと言われる理由と後悔しない職場選びの判断基準、代替手段の具体策まで紹介します。無駄なストレスを減らし、納得のいく職場探しのヒントを見つけましょう。
看護師が転職サイトを使わない方がいいと言われる理由
転職サイトは便利なサービスですが、「使わない方がいい」と感じる看護師がいるのも事実です。その背景には、転職サイト特有の仕組み、キャリアアドバイザーやエージェントといった担当者との関係性が影響しています。
- 連絡の頻度が多く、負担に感じる場合がある
- 紹介料の関係で希望に合わない求人をすすめられることがある
- 担当者との相性によっては、やり取りに負担を感じることがある
これらの問題は、転職を急いでいない方や自分のペースで活動したい方にとって、大きな負担となります。メリットだけで判断するのではなく、仕組みを理解したうえで活用することが大切です。
連絡の頻度が多く、負担に感じる場合がある
転職サイトに登録すると、担当者から比較的早いタイミングで連絡が入ることがあります。これは、転職支援サービスが担当制で運営されており、求職者の状況を把握しようとするためです。
また、転職サイトは成果報酬型のビジネスモデルであるため、担当者が積極的に面談や求人提案をおこなう傾向もあります。
「じっくり考えたい」「まずは情報収集だけしたい」と考える看護師にとって、夜勤明けや休日の電話は負担に感じやすく、転職活動がストレスになってしまう場合もあるでしょう。
紹介料の関係で希望に合わない求人をすすめられることがある
転職サイトは、看護師の入職が決まった際に、病院や施設から支払われる紹介料によって運営されています。一般的に、紹介料は年収の一定割合とされており、高額になるケースも少なくありません。
サイト側としては早くマッチングを成立させたいため、担当者によっては「採用されやすい求人」や「積極的に募集している求人」を中心に提案する場合もあります。
自分の条件と提案内容にズレを感じた場合は、遠慮せずに希望を伝えることが大切です。
担当者との相性によっては、やり取りに負担を感じることがある
転職サイトを利用する際は、担当者との相性も重要なポイントです。コミュニケーションのズレや理解不足があると、ミスマッチにつながる可能性があります。
担当者の中には看護師経験がない方もいるため、専門用語や看護師特有の働き方への理解に差がある場合もあります。
また、家庭の状況や希望を十分にくみ取ってもらえない提案が続くと、やり取りが負担になることもあるでしょう。
関連記事:看護師の転職で業界大手サイトは使わないほうが良い?信頼できるサイトを探すコツ
看護師が転職サイトを使わない・使うの判断基準
看護師が転職サイトを利用すべきかどうかは、性格や現在の準備状況によって異なります。
厚生労働省の調査では、「転職経験がない」と回答した看護師は49.5%とされ、初めての転職であれば、何から始めればいいのかわからないと迷うのも自然なことです。重要なのは、自分の状況に合っているかどうかを見極めることです。
転職サイトを使わない方がいい看護師の特徴
次のような方は、無理に転職サイトを使わなくてもよいでしょう。
- 転職の軸が明確で情報収集・比較ができる人
- 担当者とのやり取りがストレスになる人
- 自分は押しに弱いと感じる人
求人票を読み込み、口コミも参考にしながら自分で判断できる場合は、転職サイトを使わずに転職活動を進められます。担当者を介さない分、自分のペースで冷静に決断できる点がメリットです。
転職サイトを使った方がいい看護師の特徴
一方で、次のような方は転職サイトの活用が効果的です。
- 非公開求人や内部情報まで含め効率よく情報収集したい人
- 自分の転職軸が整理できておらず助けが必要な人
- 交渉や面接日程調整などサポートを受けて進めたい人
「実際の残業時間」や「職場の人間関係」などの情報を、担当者に確認できるのは利点です。交渉や日程の調整などを任せることで、試験や面接対策などの準備に集中できます。
関連記事:看護師転職におすすめの転職先や看護師以外の職業を解説!コツを知って成功させよう
看護師が転職サイトを使わずに自分で探す方法
看護師が転職サイトを使わずに、自分で職場を探す方法もあります。
- ハローワークを利用して求人を探す
- 病院や施設のホームページから直接応募する
- 知人や同僚からの紹介を活用する
自分で情報を集めることで、納得感が高い職場を見つけられる可能性があります。それぞれの方法をチェックして、自分に合った方法を見つけましょう。
ハローワークを利用して求人を探す
ハローワーク(公共職業安定所)は、厚生労働省が運営する総合型雇用サービス機関です。
地域密着型の病院や小規模な施設の求人が多く、病院側に高額な紹介料が発生しない点が特徴です。そのため、採用コストを抑えたい施設が活用しています。
窓口では対面での相談が可能で、離職率や過去の採用実績などのデータにもとづいたアドバイスを受けられる場合もあります。
病院や施設のホームページから直接応募する
気になる病院がある場合は、ホームページから直接応募する方法が有効です。
直接応募では紹介料がかからないため、病院側にとって採用コストを抑えられるメリットがあります。その結果、同条件の候補者であれば、直接応募者が有利になるケースも少なくありません。
また、ホームページには最新の募集要項や法人の理念が詳しく掲載されているため、意思疎通のズレを防げる利点もあります。
知人や同僚からの紹介を活用する
信頼できる知人や同僚からの紹介は、次のような働きやすさに直結する情報を具体的に知れる方法です。
- 実際の残業時間
- 職場の雰囲気
- 教育体制
紹介者の信頼もあるため、ミスマッチが起きにくい傾向があります。入職後も知人がいることで、精神的な安心感を得やすい点もメリットです。ただし、断りにくさや退職時の人間関係への影響も考慮する必要があります。
看護師が転職サイトを使わない場合の注意点
自力での転職活動は自由度が高い一方で、情報収集や条件交渉などすべての責任を負うことになります。転職サイトを利用しないことで生じやすい注意点を確認しておきましょう。
- 非公開求人や内部情報は得られにくい
- 交渉や日程調整は自分でおこなう必要がある
- 情報の信頼性は自分で判断する
あらかじめリスクを理解しておくことで、「思っていた職場と違った」という後悔を防ぎやすくなります。
非公開求人や内部情報は得られにくい
転職サイトを活用しない場合、一般公開されない非公開求人や詳細な内部情報を知ることが難しくなりがちです。
急募の管理職案件や好条件の求人は、応募が殺到するのを避けるため、登録者限定で案内されるケースがあります。
また、実際の離職理由やボーナス支給実績といった踏み込んだ情報は、担当者経由で共有されることもあります。自力での転職活動では、募集要項に書かれている内容だけで判断しなければならないでしょう。
交渉や日程調整は自分でおこなう必要がある
転職サイトを活用しない場合、次の交渉や日程調整は自分でおこなう必要があります。
- 面接日時の調整
- 給与の条件交渉
- 休日数の条件交渉
現職で忙しく働いている中で、病院の担当者とメールや電話で連絡を取り合うのは想像以上に負担が大きいです。とくに、給与や休日数の交渉は切り出しにくく、希望を十分に伝えられないまま内定を受けてしまうケースもあります。
情報の信頼性は自分で判断する
自力で転職活動を進める際には、求人票の内容が実態と合っているかどうかを自分で見極めなければなりません。
病院のホームページやハローワークの求人票には、ポジティブな情報を中心に掲載される傾向があります。「慢性的な人手不足」「低い給与形態」などの課題が見えにくい可能性もあるのです。
見学時のスタッフの雰囲気やSNSでの口コミなどを活用して、情報の信頼性を自分で判断する姿勢が重要です。
看護師の転職サイトは、目的に合えば有効な選択肢
看護師が転職サイトを使う中で、不満の声があるのは事実ですが、すべてのサイトを使わない方がいいわけではありません。
とくに、訪問看護のように、オンコール体制や教育制度、管理者の方針によって働きやすさが変わる分野では、内部事情が判断材料の1つになります。
大切なのは「使う・使わない」で判断するのではなく、自分の転職軸や希望する分野に対して、そのサイトが有益かどうかを見極めることです。目的に合ったサイトを選べば、効率的な情報収集につながります。
看護師が転職で後悔しないための準備
後悔のない転職先を選ぶために、自身の希望を整理する準備を解説します。
- 「これだけは譲れない」を1つ決める
- 給与や職場環境など転職の軸を決める
- 情報収集の優先順位を決める
これらを明確にすることで、インターネットの情報や他人の意見、魅力的に見える求人票に振り回されることなく、自分に合う職場を選べるようになります。
「これだけは譲れない」を1つ決める
転職の目的を絞り、それだけは絶対に譲れない条件を決めることが、満足度を高めるためには不可欠です。
給与や休み、人間関係など、すべてが自分の希望と一致する求人は稀です。自分がなぜ今の職場を離れたいのかを考えて、「残業ゼロ」「土日休み」「年収500万円以上」など、優先したい条件を明確にしましょう。
この条件がブレなければ、「これだけは叶えられた」という納得感を得られます。
給与や職場環境など転職の軸を決める
条件をあいまいにせず、具体的な数字や状況として転職の軸を決めましょう。
たとえば、今より給与アップではなく月給30万円以上、忙しくない職場ではなく月平均残業5時間以内など自分の生活と照らし合わせて考えると判断しやすくなります。
数値化されていると、求人票を比較する際や直接応募の問い合わせ時にも、自分に合うかどうかを判断できるようになります。
情報収集の優先順位を決める
どこから、何を知るのかを整理して、優先順位を立てて効率的に動きましょう。
まずは第一志望の病院や施設のホームページを確認し、理念や看護部の方針、教育体制などの基本情報を把握します。次に口コミサイトやSNSで現場のリアルな声をチェックし、最後にハローワークや転職サイトで条件面を比較すると、情報の精度が高まります。
多くの転職サイトに登録したり、手当たり次第に応募したりすると、情報をうまく整理できず、どの職場が良いのか判断できなくなり、転職先を焦って決めてしまう原因になりかねません。自分の転職軸に合うかどうかを基準に、必要な情報だけを集める意識が大切です。
関連記事:看護師の転職準備6ステップ!注意したいポイントも詳しく解説
看護師が転職サイトを使わないことについてのよくある質問
自力での転職を検討する際に、多くの看護師が不安に感じるポイントをQ&A形式でまとめました。疑問を解消して、自信を持って転職活動を進めましょう。
Q1:転職サイトを使わないで内部情報を知るためにはどうすればいいですか?
転職サイトを使わずに内部情報を知るためには、次のような方法が有効です。
- SNSで「病院名+看護師」で検索する
- 病院見学に参加する
- 口コミサイトをリサーチする
XやInstagramといったSNSでは、看護師のリアルなつぶやきを見ることができます。ただし、中には虚偽の情報や作り話などが含まれている点に注意が必要です。
また、病院見学の際に、ナースステーションの雰囲気やスタッフの表情、備品の整理整頓具合を観察するだけでも、職場の雰囲気を感じられます。
Q2:転職サイトを使わない場合、後悔するリスクはありますか?
転職サイトを使わない場合、情報が偏ることによる選択肢の狭まりがリスクになりがちです。
自力で探せる範囲には限界があるため、実は近所に好条件の求人があった、というケースもゼロではありません。このリスクを最小限にするには、ハローワークやeナースセンターなど公的な紹介機関を複数利用して、情報の間口を広げておくことが重要です。
Q3:転職サイトを使わないで複数の病院を比較するコツはありますか?
自分専用の条件比較シートを作成し、情報を数値化して並べる方法が、転職サイトを使わずに病院を比較検討するコツです。
「基本給・諸手当・年間休日・残業時間・通勤時間」といった項目をスプレッドシートやメモ帳にまとめて比較しましょう。転職サイトを使わないと、各病院の募集要項を自分で見比べる手間がかかりますが、一覧表にすることで客観的な判断が可能になり、冷静に選べるようになります。
看護師は転職サイトを使わない・使うを判断して後悔のない転職を実現しよう!
転職サイトは、転職活動を効率化するための有効な手段です。しかし、電話の頻度や担当者との相性に不安がある場合、無理に使う必要はありません。
大切なのは、「使う・使わない」を感情で決めるのではなく、自分の転職軸に合っているかで判断することです。
とくに、訪問看護は求人票だけでは判断しにくいポイントが多い分野です。働き方の実態を把握したうえで検討したい方は、訪問看護に特化した情報源を活用する選択肢もあります。訪問看護に特化した求人サイトであるNsPaceCareerでは、豊富な求人を取りそろえており、職場の様子を知ることができます。
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<転職サイト・文献>
NsPace Careerナビ 編集部 「NsPace Career ナビ」は、訪問看護ステーションへの転職に特化した求人サイト「NsPace Career」が運営するメディアです。訪問看護業界へのキャリアを考えるうえで役立つ情報をお届けしています。
