看護師は年末年始も仕事?休み希望と手当の実態、正月に連休を取りやすい職場

公開日:2026/01/28 更新日:2026/01/28
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「看護師は年末年始も働くの?」「お正月に休める職場ってあるの?」と疑問に感じている看護師は少なくありません。

看護師の年末年始の勤務状況は、職場や個人の働き方によって異なるのが事実です。

この記事では、看護師が年末年始に働く実態や手当、休み希望を叶えるコツを解説します。自分の働き方が「今の生活に見合っているか」を判断できるため、不満を解消し、納得して年末年始を過ごすヒントが見つかるはずです。

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看護師は年末年始に休めない?勤務の実態

多くの看護師にとって、年末年始の勤務は避けて通れない悩みの1つです。まずは、現場ではどのようなルールで勤務を調整しているのか、その実態を整理します。

  • 年末年始は交代で休みを取る
  • 休み希望は事前申告制で、人数やバランスを考慮して調整される
  • 年末年始手当が支給されることもある

このように、現場には看護師の公平性を保つためのルールが存在します。まずはこの基準を知り、自分の環境が一般的か、あるいは改善が必要な状態かを知ることから始めましょう。

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年末年始は交代で休みを取る

病棟内、もしくは病棟のチームで調整して、交代で休みを取るのが一般的です。

たとえば「12月29日~31日に出勤する代わりに、1月1日~3日は休む」といったように、看護師間で不公平感が出ないよう、くじ引きやあみだくじで決める職場もあります。

そもそも看護師は、日常的にハードな夜勤をこなしています。日本看護協会の調査によると、3交代制では月7.4回、2交代制では月4.8回の夜勤があるのが実態です。

このシフト勤務の中で、年末年始にまとまった連休を作るのは難しいと言えるでしょう。

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休み希望は事前申告制で、人数やバランスを考慮して調整される


年末年始は、独身・既婚を問わず多くの人が休みを希望する時期であるため、多くの職場では事前に休み希望を申告し、人数や全体のバランスを考慮しながら調整がおこなわれます。

しかし、希望者が集中することから、「独身や若手は出勤するもの」といった暗黙の了解に苦しむ人がいたり、子どもがいるスタッフが「自分だけ休むのは申し訳ない」と感じてしまったりなど、希望を出す段階で心理的な負担が生じるケースも少なくありません。

その結果、制度としては希望を出せても、周囲との兼ね合いを意識するあまり、本音の希望を伝えにくい状況が生まれてしまうことがあります。

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年末年始手当が支給されることもある

多くの医療機関では、12月29日〜1月3日の期間に出勤したスタッフに対し、「年末年始手当(正月手当)」を支給しています。金額の相場は1日あたり数千円から、手厚い病院では1万円を超えることもあり、給与明細を楽しみに頑張る看護師もいます。

しかし、年末年始手当が支給されないところもあるため、事前の確認が必要です。

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看護師が年末年始の勤務をつらいと感じやすい理由

世の中がお祝いムードに包まれる年末年始に、看護師が勤務をつらく感じやすいのは、忙しいからではありません。多くの現場では、次の理由が重なり、精神的な負担が大きくなりがちです。

  • 周囲が休んでいる中で働く孤独感
  • 我慢が当たり前になってしまう職場文化
  • 「看護師だから仕方ない」という雰囲気

これらの理由は、医療現場の特殊な環境が生み出している構造的な問題です。つらさを感じるのは、自分の人生も大切にしたいと願う、健全な証拠なのです。

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周囲が休んでいる中で働く孤独感

世間が休暇に入っている中、自分だけが働いているように感じるため、社会から取り残されたような感覚になり、孤独感を覚えることがあります。

たとえば、SNSで友人の帰省や旅行の投稿を目にすると、現場で働く自分の状況と比べてしまい、虚しさや寂しさが込み上げることもあるでしょう。

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我慢が当たり前になってしまう職場文化

「私生活を犠牲にして働くのが看護師にとっての美徳」という職場では、年末年始の勤務も我慢して当然と受け取られがちです。

実際に、「若手や独身は出勤して当然」といった暗黙の了解により、つらくても声を上げられず自分のケアを後回しにしてしまう看護師は少なくありません。こうした文化は、モチベーションを下げる原因になります。

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「看護師だから仕方ない」という雰囲気

「命を預かる職業だから休みを諦めて当然」という空気は、看護師にとって大きなストレスです。

家族や知人から「仕事だから仕方ないね」と諦め顔で言われると、「休みたい」という気持ちが否定されたように感じてしまうこともあるでしょう。使命感を理由に感情を押し込める状況が続くことに、息苦しさを感じている看護師がいるのも事実です。

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看護師が年末年始に働くメリット

年末年始に働くことは、つらいことばかりに目が向きがちですが、看護師ならではのメリットもあります。

  • 年末年始手当や夜勤手当で収入が増える
  • 年末年始後にまとまった休みを取りやすい
  • 医療を支えている実感を得やすい
  • 年末年始に勤務しているメンバーの結束が強くなる

メリットを知ったうえで働くことで、年末年始の勤務への納得感は高まります。増えた収入や空いた時期の連休を、家族との時間や自分のリフレッシュに活用することも可能です。

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年末年始手当や夜勤手当で収入が増える

年末年始に勤務すると、効率良く収入を増やせます。

「正月手当」が支給される医療機関が多いため、「正月に働いて稼ぐ」と割り切って働くことで、貯金やご褒美といったリターンを得られるのはモチベーションになります。

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年末年始後にまとまった休みを取りやすい

正月返上で働いた分、1月中旬以降に連休を取りやすくなるのもメリットです。実際に、5連休を取得し、閑散期に旅行へ出かける看護師も少なくありません。

航空券や宿泊費がピーク時の半額以下になることもあり、混雑を避けてゆったりと休めます。「人混みが苦手」「静かに休みたい」タイプの看護師には、年末年始の勤務後の連休は相性の良い休み方です。

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医療を支えている実感を得やすい

世の中が休む時期に現場を守ることは、専門職としての自己肯定感を高める要因になります。

患者さまやご家族から「お正月も本当にありがとう」「お正月からご苦労さま」と感謝やねぎらいの言葉をかけられる場面も多く、やりがいを感じられます。

看護師として社会に貢献しているという実感が、年末年始の忙しさを乗り越える原動力となるのです。

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年末年始に勤務しているメンバーの結束が強くなる

年末年始を共に乗り切るスタッフ同士には、独特の連帯感や絆が生まれます。同じ苦労を共有する仲間として、普段以上に協力し合う雰囲気になることも少なくありません。

いつもよりも豪華なお弁当やお菓子の差し入れ、お正月ならではの話題で盛り上がるなど、チームの結束が強くなります。年明け以降の業務でもコミュニケーションが円滑になるきっかけになります。

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看護師が年末年始に働くデメリット

看護師が年末年始に働くメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。

  • 家族や友人と予定が合わない
  • 正月らしさがなく気持ちが切り替えられない
  • シフトの不公平感を抱きやすい
  • 患者数は少ないが救急対応でいつも以上に忙しい

今感じているつらさが「一時的なもの」なのか、それとも「限界のサイン」なのかを見極める判断材料として確認してみましょう。

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家族や友人と予定が合わない

看護師が年末年始に働くデメリットは、家族や友人が集まる時期に、自分だけがその場にいられないことです。お正月は帰省やイベントが集中する時期であり、予定を逃すと次の一年までチャンスがないことも多くなりがちです。

たとえば、子どもが楽しみにしていた親戚との集まりに自分だけ参加できず、後から写真だけを見せられるのは切ないものです。また、学生時代の同窓会や部活の仲間などの集まりも年末年始に開催されるため、大切な人に会えないことは、精神的な満足度を下げます。

「来年も同じ状況が続くと思うとつらい」と感じる場合は、働き方を見直すタイミングかもしれません。

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正月らしさがなく気持ちが切り替えられない

仕事に追われていると、一年の区切りを感じる「正月らしさ」を味わう余裕がなくなってしまいがちです。

初詣にも行けず、おせちも食べず、ただ現場を往復しているうちに、リフレッシュできないままお正月が終わってしまうこともあります。季節の行事を楽しめないことは、生活に彩りがなくなり、ストレスを感じるきっかけにもなります。

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シフトの不公平感を抱きやすい

年末年始のシフト作成においては、どうしても「誰が休みで誰が出勤か」という不公平感が生じやすくなります。特定のスタッフばかりが毎年休みを取っていたり、希望が通らなかった理由に納得がいかなかったりすると、不満が抱きやすいものです。

たとえば「子どもがいるから」という理由で独身者が犠牲になるような職場では、人間関係に亀裂が入ることもあります。シフト調整が不透明であると、職場の士気が下がり、お互いへの不信感を生む原因になるでしょう。

「毎年自分ばかり」と感じているなら、それは個人の問題ではなく職場環境の問題です。

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患者数は少ないが救急対応でいつも以上に忙しい

年末年始は予定手術がなく入院患者数は減りますが、地域のクリニックが休みに入るため救急搬送の増加により、いつも以上に忙しくなることが多々あります。

一方で、スタッフの数も最小限に絞られているため、看護師1人当たりの負担が重くなりがちです。ゆっくり過ごせるどころか、通常の平日よりも過酷な勤務になるリスクがあるのです。

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看護師は年末年始の勤務を楽にする考え方や工夫

「仕事だから仕方ない」と諦めるのではなく、お正月勤務のつらさを和らげ、納得できる年末年始にすることは可能です。前向きに乗り切るためのヒントを紹介します。

  • 勤務前後で年末年始らしさを楽しむ
  • 同じ境遇の同僚と気持ちを共有する
  • 割り切る年と休みを優先する年を作る

できそうなものから、ぜひ取り入れてみてください。

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勤務前後で年末年始らしさを楽しむ

当日が仕事でも、日程をずらして自分なりの「お正月」を計画してみるのがおすすめです。

年末年始の勤務が落ち着いた1月5日くらいに豪華な食事を楽しんだり、1月の後半に改めて初詣や新年会を計画したりするのも1つの方法です。

カレンダー通りに過ごせなくても、意図的に楽しむ時間を作ることで、勤務へのモチベーションを保つことができます。

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同じ境遇の同僚と気持ちを共有する

つらさを抱え込まず、一緒に働く仲間と「本当は休みたかったよね」と本音を共有するだけでも、心が軽くなるものです。

休憩時間にお正月らしいお菓子をわけたり、今年の抱負を話したりするだけでも、現場の空気は和みます。共感できる仲間の存在は、忙しい年末年始を乗り切る支えになります。

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割り切る年と休みを優先する年を作る

「毎年必ず休まなければならない」と考えると、年末年始はストレスになりがちです。そこでおすすめなのが、数年単位で休みを調整する考え方です。

今年は手当を目的にしっかり稼ぐ年、来年は子どもの行事を優先して休む年、とメリハリをつけることで、不満が溜まりにくくなります。

自分なりのリズムで休みを考えることが、燃え尽きを防ぐコツです。

関連記事:看護師のワークライフバランスとは?6つの課題と実現する取り組み

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年末年始に休みやすい看護師の働き方

今の職場でどうしてもお正月休みが取れず、それが原因でストレスを強く感じている場合、働き方を見直す時期かもしれません。看護師の資格を活かしながら、カレンダー通りに休める職場はあります。

職場タイプ年末年始の休み手当の有無メリットデメリット
一般病棟交代制(連休困難)あり(高め)給与アップ家族と過ごせない
クリニック完全休みが多い基本なしカレンダー通り収入は増えない
訪問看護事業所による待機手当等バランスが良いオンコールあり
外来原則休みなし規則正しい救急外来だと出勤がある
派遣・単発バイト自身で選べる案件による休み・収入を調整しやすい雇用が不安定

それぞれの働き方を知って、自分に合っているのか検討してみてください。

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病院の外来

病院の外来部門は、年末年始が休診となるため、しっかりと休める働き方です。救急外来を除けば、一般の外来は閉まるため、常勤・パート問わずカレンダー通りの生活を送れるでしょう。

実際、育児中の看護師が「今は子育てを最優先にしたい」という理由で病棟から外来へ異動した結果、お正月も休めるようになった看護師は少なくありません。

日勤中心で、家族との時間を確保したい方にとって外来は魅力的な職場です。

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クリニック

クリニックは、カレンダーに合わせて休診するため、年末年始で連休が取りやすいのが特徴です。7~10日程度の連休になることもあり、旅行や帰省の計画が立てやすくなります。

ただし、地域によっては休日当番医として診療をおこなう場合もあるため、年間スケジュールを確認しておくと安心です。

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訪問看護ステーション

訪問看護ステーションは施設にもよりますが、土日祝日や年末年始を休業している事業所もあります。

オンコール対応がある場合でも当番制が多く、病棟勤務ほど全員が拘束されることはありません。近年ではワークライフバランスを重視し、年末年始を完全休業にする事業所もあるため、プライベートの時間も確保したい看護師にとっておすすめの働き方です。

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派遣・単発バイト

「年末年始は絶対に働きたくない」という希望がある場合、派遣や単発バイトという働き方も有効です。

特定の組織に属さないため、働く日を自分で選べるのがメリットです。反対に、高い手当を目的に、年末年始だけ集中的に働くこともできます。休みも収入をコントロールしやすいのが特徴の働き方と言えます。

関連記事:看護師の休みはどれくらい?平均の年間休日や休みの多い職場を紹介

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看護師の年末年始についてのよくある質問

看護師の年末年始についての疑問や、1人で抱え込みがちな悩みにお答えします。ほかの看護師がどうしているのかを知ることで、自分の状況を見つめ直すきっかけにしてください。

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Q1:看護師は年末年始に必ず出勤しないといけませんか?

病院や施設に所属している場合、基本的にはシフトに従う必要があるため、年末年始も出勤対象になることが一般的です。

しかし、絶対に出勤しなければならないわけではありません。冠婚葬祭や介護などのほかに、どうしても外せない予定がある場合は、看護師長やスタッフに理由を伝え、ほかの時期の出勤でカバーする方法を取ると年末年始に休みやすくなるはずです。

お互いが納得できる形を探る姿勢が大切です。

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Q2:年末年始の手当はいくらくらいになりますか?

年末年始手当の相場は、1日あたり3,000円から1万円程度と、病院の規模や経営母体によって異なります。

国公立病院や大手民間病院では、比較的手厚く支給される傾向にありますが、小さなクリニックでは数千円、あるいは「お弁当のみ支給」という場合もあります。

自分が働いている職場の就業規則や給与規定を事前に確認しておくことが大切です。

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Q3:年末年始がつらくて辞めたくなるのは甘えですか?

年末年始の勤務がつらくて辞めたいと思うのは、甘えではなく、人として自然な感情です。

家族や親戚、友人との時間を犠牲にすることに痛みを感じるのは、あなたがそれだけ周囲の人を大切にしている証拠でもあります。

今の職場の勤務形態が自分の優先順位とどうしても合わないのであれば、それは「働き方のミスマッチ」が起きているサインです。自分にとって幸せな働き方は何かを考える、きっかけにしてください。

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年末年始をどう過ごすかは、看護師でも選択できる

年末年始に働くことは、看護師としての使命感を確認できる一方で、つらさや不公平感を抱くこともあります。

「看護師だから仕方ない」と諦めるのではなく、今の自分にとって何が大切かを見極めましょう。

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<参考サイト・文献>

2024年病院看護実態調査|日本看護協会

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記事投稿者プロフィール画像 NsPace Careerナビ 編集部

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