回復期リハビリの看護師を辞めたい5つの理由!対処法と人気の転職先を紹介

公開日:2026/01/08 更新日:2026/01/08
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「回復期リハビリは患者さまの介助が多くて、身体がもたない…」「働く前のイメージと違ってつらい」

回復期リハビリの病棟で働く看護師は、患者さまの回復を支えるやりがいのある仕事です。一方で、回復期リハビリならではの特徴や負担から辞めたいと悩む方も少なくありません。

この記事では、回復期リハビリの看護師が辞めたいと感じる理由と、今の職場で解決するための対処法、人気の転職先を解説します。悩みを解消し、次のステップに進むためのヒントを見つけましょう。

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回復期リハビリの看護師を辞めたい5つの理由

回復期リハビリは、急性期病棟とは異なる環境や役割があり、辞めたいと感じる看護師もいます。

  • 患者さまの身体的な介助の負担が大きい
  • 医療処置が少なくスキルに不安がある
  • 退院支援のサポートがある
  • 患者さまの回復が見えづらくモチベーションを維持しにくい
  • リハビリ優先でケアが後回しになり仕事が押す

回復期リハビリでは、患者さまの回復を支援するやりがいがあるものの、上記で挙げたような看護師特有の負担が、退職を考える要因となっています。

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1.患者さまの身体的な介助の負担が大きい

回復期リハビリの患者さまの状況は、ケガの発症や手術から間もない時期で、日常生活動作(以下、ADL)が元のレベルに戻っていません。そのため、看護師には食事、排泄、入浴、移動などあらゆる場面での介助が求められます。とくに、患者さまの自立を促すリハビリの一環として、看護師も介助を繰り返し行います。

発症から間もない時期は全介助の頻度が高く、介助量も多いことから、看護師の負担は大きくなります。腰痛や肩痛などの身体的な不調を訴え、「つらい」「辞めたい」と考える看護師もいるでしょう。

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2.医療処置が少なくスキルに不安がある

回復期リハビリ病棟では、リハビリテーションやADL介助が看護の中心となるため、急性期病棟と比べて医療処置をおこなう機会は少なくなります。その結果、「急性期で身につけた手技や判断力が維持できているのか」と不安を感じる看護師も少なくありません。

とくに、急変対応や点滴・カテーテル管理など、使用頻度の高かった看護技術に触れる機会が減ることで、スキルが鈍ってしまうのではないかという懸念につながりやすい傾向があります。急性期から回復期へ異動した看護師ほど、将来的なキャリアを見据えたときに不安を抱きやすく、それが「辞めたい」と感じる要因の一つになることもあります。

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3.退院支援のサポートがある    

回復期リハビリでは、退院支援に向けた多職種連携が必須です。退院に向けて様々な関係機関(ケアマネージャーや訪問看護師など)に連絡をしたり、書類作成や記録業務をしたりという特徴があります。

・FIM(機能的自立度評価法)の評価

・退院指導計画    

・多職種とのカンファレンス資料    

・退院時看護サマリーの作成    

これらの調整業務や資料作成は重要な業務ですが、日々の患者さまのケアが優先されるため、残業や夜勤帯に作業することもあるでしょう。

こうした看護ケア以外の業務に追われ、残業が増えやすいことも辞めたくなる理由の1つです。

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4.患者さまの回復が見えづらくモチベーションを維持しにくい

回復期リハビリは、急性期のような短期間での回復を期待するのではなく、長期的な視点で少しずつ機能を改善させていくことが特徴です。

リハビリを進めても一時的に回復が停滞する時期もあり、結果がすぐに見えないことに対して患者さまだけでなく看護師もモチベーションを維持しにくくなる場合があります。また、発症前のレベルまで回復できないことに、患者さまやご家族はもどかしさやつらさを感じるでしょう。これらの思いを傾聴し、支援する看護師もまた目標を達成できないことに焦りを感じることもあります。

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5.リハビリ優先でケアが後回しになり仕事が押す

回復期リハビリでは、ケアよりもリハビリを主軸としたスケジュールとなることがあります 。そのため、看護師のケアがリハビリのスケジュールに左右されやすく、業務が計画通りに進まないことがあります。

実際に、リハビリの予約時間に合わせて、看護ケアを中断・再開する必要があり、看護師からすると「ケアが十分に提供できていない」と不満に感じることもあるでしょう 。

関連記事:回復期リハビリテーション病棟の看護師の仕事内容7つ!やりがいとメリット

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回復期リハビリの看護師を辞めたいときの対処法

辞めたい気持ちが強くなっても、すぐに行動に移すのではなく、まずは立ち止まって状況を整理し、次の対処法を試してみましょう。

  • 辞めたい理由を具体的に書き出す
  • 休みの日に思いきりリフレッシュする
  • 信頼できる先輩や同僚に相談する
  • 業務負担の軽減や異動を看護師長に相談する
  • 心身の不調があれば専門医を受診する
  • 転職サイトで情報収集して比較する

問題の原因を明らかにして、今の職場でスキルアップや環境改善することで解決できる可能性を探ることが重要です。心身の健康を優先して考え、納得のいくキャリア選択ができるよう冷静な対処を心がけましょう。

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辞めたい理由を具体的に書き出す

漠然と「つらい」「辞めたい」と感じている状態から脱却するため、まずは辞めたい理由を具体的にノートやメモに書いてみます。

悪い例(漠然としている)良い例(具体的な課題)
介助がつらい夜勤明け翌日の日勤で入浴介助があり、十分に回復しないまま重い介助を行っている
スキルが不安急変対応の実践する機会が減っており、知識を復習するために毎月研修に参加したい  
残業が多い月末の多職種カンファレンスの資料作成で毎月10時間以上残業している

このように具体的な課題がはっきりとすれば、看護師長への相談や自己学習の焦点が定まり、解決策が見つけやすくなります。

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休みの日に思いきりリフレッシュする

辞めたい気持ちがある場合、同時に心身の疲労が蓄積していることもあります。まずは先述した通り、自分の気持ちの棚卸をして解決方法を考えましょう。次に、休みの日を使って存分に自分のために時間を使ってみましょう。

仕事のことは頭の中からいったん切り離して、自然の豊かな場所へ行ったり、友人とおいしい食事に行ったりするのもおすすめです。一人でゆっくりマッサージを受けに行くことや、自分の好きなアーティストのライブに行くなど楽しめることをすることがポイントです。

自分の心を満たしてから、今の課題に向き合うことで冷静に考えることができます。

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信頼できる先輩や同僚に相談する

職場の内情をよく知る先輩や同僚は、悩みに共感し、実践的なアドバイスをくれる場合があります。

たとえば、相談することで自分の悩みが特殊なものではなく、多くの看護師が抱えている一般的な悩みだと気づけたり、業務効率化のコツやストレス解消法を知ることができたりします。

ただし、退職の意思を伝えてしまうと、働きにくくなる恐れがあるため、正式な手続きに入るまで控えましょう。

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業務負担の軽減や異動を看護師長に相談する

辞めたい理由が身体的な負担や残業の多さである場合は、看護師長に自身の状況を相談しましょう。

ポイントは、具体的な提案を添えることです。「腰が痛い」ではなく、「今行っている業務で相談したいことがあります。週に2回の入浴介助が体力的に厳しいため、頻度を減らすか、チームの配置を工夫できませんか?」と相談することで、解決策が見えやすくなります。

また、介助量の少なく、退院支援業務を中心とした部署内異動を検討してもらうことで、病院を辞めずに問題を解決し、仕事を継続できる可能性があります。

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心身の不調があれば専門医を受診する

腰痛や睡眠障害、気分の落ち込みなど、心身に不調が出ている場合は、無理せず受診しましょう。

実際に、日本医療労働組合連合会によると、看護師の48.2%が腰痛を自覚していることが明らかになりました。また、メンタル不調者が職場にいると回答したのは、40.8%でした。

厚生労働省が推奨する「職場における腰痛予防対策指針」にもとづいた対策を職場に実施してもらうよう求めることも重要です。

看護師長や人事課に相談しながら、病状が回復するまで休職する、業務内容を一時的に制限するなど対応することで、心身が消耗する前に状況を改善できる可能性があります。

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転職サイトで情報収集して比較する

転職を決める前に、まずは転職サイトに登録し、どのような求人があるのか情報収集を始めることをおすすめします。

自分の経験が他分野でどのように評価されるか、また、給与や残業時間、業務内容などの条件を明らかにできた結果、「今の職場の方が条件は良い」と転職を思いとどまるケースもあります。

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回復期リハビリからの転職先で看護師に人気の職場

回復期リハビリで培った患者さまの生活を捉える視点やADLの評価能力は、どの分野でも活かせる強みです。とくに、看護師に人気の転職先を紹介します。

  • 急性期病棟や他の診療科
  • 外来
  • 訪問看護ステーション
  • 介護施設
  • デイサービス

医療技術を磨き直したい、ワークライフバランスを重視したいなど、あなたの転職目的に合わせて最適な職場を選びましょう。

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急性期病棟

回復期リハビリでの医療処置の少なさに不安を感じている場合、急性期病棟への転職は、看護技術を磨ける職場といえます。たとえば、高度な点滴管理や専門的なカテーテル管理、急変対応といった医療技術を学べるでしょう。

また、回復期リハビリでの患者さまの全身状態の観察と早期離床に向けたリスク管理の視点は、急性期病棟の術後や重症患者の合併症の予防に直結します。体位変換を実施する際も、回復期の経験から廃用予防を意識した援助が可能です。

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外来

外来は日勤が中心で、基本的に夜勤がなく、生活リズムが安定するため、ライフスタイルを優先しつつ、指導経験を活かして健康を支えたい方に適しています。

また、回復期リハビリで培った患者さまやご家族への生活指導や退院後のフォローアップ経験は、病気の予防や慢性期疾患の管理をおこなう外来で活かせるでしょう。

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訪問看護ステーション

利用者さまの生活に密着したケアを実施したいなら、訪問看護ステーションが適しています。回復期で得たADLの評価や、在宅での療養環境の調整といったスキルが、在宅医療の現場でそのまま強みになります。

病棟では見られなかった、利用者さんのリアルな暮らしに入っていくことができる訪問看護は魅力があります。在宅で自立支援と生活支援のケアを実践したい看護師におすすめの転職先です。 NsPaceCareerは訪問看護に特化した求人サイトです。働き方や業務内容を事前に見学することもできます。ぜひ自分の目で確かめてみてください。

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介護施設

利用者さまの日常生活のサポートと看取りケアに専念したい場合、介護施設が選択肢に入るでしょう。

回復期で学んだ日常生活の介助技術やリハビリテーションの視点は、利用者さまのADLの維持・向上に貢献できるため、介護施設で重宝されます。介護施設では、医療行為が少ない分、利用者さまの生活サポートが中心となります。夜勤がない求人もあるため、身体的な負担を減らしたい方にも適した職場です。

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デイサービス    

デイサービスは、夜勤がなくプライベートとの両立を重視している方に人気です。    

退院支援や、リハビリで培ってきた知識や視点が、在宅で暮らす利用者さんのサポートにつながり、やりがいを感じることができるでしょう。

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回復期リハビリ看護師のよくある質問

ここでは、回復期リハビリでの働き方についての迷いや悩みを解消し、前向きにキャリアを歩むためのヒントとなる質問と回答をまとめました。

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Q1:回復期リハビリは看護師にとってきついといわれるのはなぜですか?

回復期リハビリがきついといわれるおもな理由は、身体的な負担の大きさと業務の特徴にあります。

  • 身体的な負担:患者さまの介助が多く、腰痛や肩痛など身体の不調につながる
  • 業務の特徴:医療処置の機会が少なく、スキルを維持するのが難しいと感じる

しかし、これは患者さまの生活を再建する高度な専門性が求められている証です。わずかな変化にも気づき、退院後の人生をイメージしながらケアができるのは、回復期リハビリならではの魅力です。

関連記事:リハビリ病院の看護師はきつい?5つの理由と後悔しない求人の選び方

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Q2:回復期リハビリのメリット・デメリットは何ですか?

回復期リハビリのメリットは、生活を支える看護という点でケアの専門性を深められることです。

メリットデメリット
・患者さまの回復過程に深くかかわれる
・多職種連携の経験が積める
・患者さまやご家族とのかかわりが深い
・在宅復帰に向けた退院支援能力がつく
・ADLの介助負担が大きい
・高度な医療処置の機会が少ない
・退院調整のための連絡や書類作成が多い
・慢性的な腰痛といった身体の不調につながることもある

自身のキャリアプランと照らし合わせ、メリットを最大限に活かしましょう。

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Q3:回復期リハビリの給料はどのくらいですか?

回復期リハビリ病院の給料は、病院の規模や地域、夜勤回数によって異なりますが、一般的に急性期病棟よりやや低くなる傾向があるようです。

これは、回復期リハビリは看護必要度や緊急度の高い処置が少なく、危険手当や特殊業務手当などがつきにくいことが理由です。

ただし、看護師自身の役職や資格手当などで急性期病棟と変わらないこともあります。

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回復期リハビリがつらいなら環境を変えてOK!あなたに合う働き方は見つかります

回復期リハビリで培った経験は、患者さまの生活機能や在宅復帰を見据えて支援する力として、看護師の大きな強みになります。日常生活動作の評価や、ご本人・ご家族を含めた退院支援の視点は、どの分野でも求められる専門性です。

一方で、身体的な負担の大きさや、医療処置の少なさへの不安など、努力だけでは解決が難しい悩みを抱えることもあるでしょう。そのような場合、無理に同じ環境で働き続ける必要はありません。

とくに訪問看護は、回復期リハビリで身につけた「生活全体を捉える視点」や「自立支援を意識した関わり」がそのまま活かせる働き方です。これまでの経験を強みに変えながら、自分らしく、長く看護を続けられる環境を選ぶことが大切です。

<参考サイト・文献>

2022年看護職員の労働実態調査「報告書」|日本医療労働組合連合会

保健衛生業における腰痛の予防|厚生労働省

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記事投稿者プロフィール画像 NsPace Careerナビ 編集部

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