看護師ができる看護師以外の副業おすすめ10選!未経験OKで在宅も可能

公開日:2025/09/02 更新日:2025/09/03
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「看護師の仕事以外に収入を増やしたい」と考えていませんか。

看護師はやりがいのある仕事ですが、夜勤や残業が多く、心身ともに疲れているのに、給料はなかなか上がらないと悩んでいる看護師は多い現状です。副業をしたいけれど「看護師以外のスキルがない」「副業を始めても続けられるか不安」と感じている方もいるでしょう。

実は、看護師として培ったスキルや経験は、看護師以外の副業にも活かせます。この記事では、看護師に向いている副業を10種類厳選しました。未経験でも始められる仕事や、自宅でできる副業も紹介しているため、自分に合った副業を見つけて、収入アップや新しい働き方を実現しましょう。

看護師ができる看護師以外の副業おすすめ10選

看護師としての経験を活かしながら、看護師以外の副業を始めるのは難しいと感じている方は少なくありません。看護師の仕事で培った情報収集力やコミュニケーション能力などは、さまざまな副業で役立ちます。

  1. Webライター
  2. オンラインカウンセラー
  3. データ入力・文字起こし
  4. イラスト・ハンドメイド販売
  5. 動画編集・YouTube運営
  6. せどり
  7. SNS運用代行
  8. カフェ
  9. オンライン家庭教師・英会話講師
  10. 不動産投資や株などの資産運用

これらの副業は、未経験からでも始めやすく、自分のペースで働けるものが多いのが特徴です。看護業務で身についたスキルを活かし、収入アップだけでなく、新しい働き方や自分の可能性を広げられます。

1.Webライター

Webライターは、ホームページやブログ記事などの文章を書く仕事です。看護師がWebライターに向いている理由は、専門知識や資格を活かせるからです。

たとえば「手洗いうがいの基本」や「自宅でできる簡単な健康チェック」など、医療や健康についてのテーマで記事を執筆することは、看護師の知識が強みとなります。

また、取材やインタビューを通して、さまざまな人の話を聞き出すコミュニケーション能力も活かせます。

2.オンラインカウンセラー

オンラインカウンセラーは、悩みを抱える人にオンラインで相談に乗る仕事です。オンラインカウンセラーは、看護師の傾聴力が役立つため、副業におすすめです。

実際に、患者さまやそのご家族の不安な気持ちに寄り添ってきた経験は、相談相手の心の声を聞き出すときに活かせます。相手の気持ちを理解し、適切なアドバイスをすることに長けているため、需要が高い仕事です。

3.データ入力・文字起こし

データ入力・文字起こしは、企業から依頼されたデータをパソコンに入力したり、音声データを文字に書き起こしたりする仕事です。

専門スキルや経験がなくても始めやすく、自宅でできる仕事が多いです。具体例として、医療系のセミナー動画の音声を文字にしたり、患者さまの診療データをシステムに入力したりします。スキマ時間や夜勤明けなど、自分のペースで働きたい方に向いているといえるでしょう。

4.イラスト・ハンドメイド販売

イラスト・ハンドメイド販売は、自分で作った作品を、インターネットやイベントで販売する仕事です。自分の趣味や特技を活かしたい看護師におすすめの副業です。

オリジナルのナースキャップをデザインしたり、医療器具をモチーフにしたキーホルダーを作成したりするなど、看護師ならではの視点を活かした作品を作れます。

5.動画編集・YouTube運営

動画編集・YouTube運営は、撮影した動画を編集したり、企画から動画投稿までをおこなったりする仕事です。

「新人看護師の一日の過ごし方」や「夜勤の持ち物紹介」など、看護師の仕事や生活について発信できます。多くの人から注目されるようになったり、実績が溜まったりすると、高い収入を得られる可能性があります。

6.せどり

せどりは、安く仕入れた商品を、インターネット上で販売し利益を得る仕事です。

せどりの知識や経験のない看護師の場合、商品のリサーチや梱包、発送作業などに戸惑うこともあるかもしれませんが、慣れればスムーズにおこなえるでしょう。

ドラッグストアのセール品を仕入れたり、人気のビジネス書や趣味関連の本を中古で安く購入して販売したりできます。

7.SNS運用代行

SNS運用代行は、企業や個人の代わりに、SNSのアカウントを運営する仕事です。

看護師のコミュニケーション能力が活かせるため、副業におすすめです。たとえば、クリニックの公式アカウントを運用し、健康情報を発信したり、美容系のクリニックで施術前後の写真や動画をアップロードしたりできます。

実際に、看護師の副業として取り組んでいる人も多く、人気の副業の1つです。

8.カフェ

カフェは、カフェで接客や調理をおこなう副業です。看護業務とは異なる環境に身を置くことで、気分転換にもなります。

コーヒー豆の知識を学んだり、接客を通して多様な人々とかかわったりできるため、人と交流を持つことが好きな人に向いています。

ただし、ほかの看護師以外の副業と比べると、店舗の家賃や食材費など初期費用や運用費用がかかるため注意が必要です。

9.オンライン家庭教師・英会話講師

オンライン家庭教師・英会話講師は、生徒に勉強や語学を教える仕事です。看護師の教育する力や学生時代の学びが活かせるため、副業におすすめです。

看護学生に解剖生理学を教えたり、海外の文献を読むために医療英語を教えたりするなどです。オンラインのため、自宅で自分のペースで働けます。

10.不動産投資や株などの資産運用

不動産投資や株式投資は「資産運用」にあたり、一般的には副業禁止規定の対象外です。ただし、勤務先規則によるため確認が必要です。

不動産投資や株などの資産運用は、まとまった資金が必要ですが、成功すれば不労所得を得ることができ、将来の生活を豊かにできる可能性があります。

少額から始められる投資信託や株式投資など、自分の資産状況に合わせて無理なく始めることが大切です。

関連記事:看護師も副業できる?おすすめの副業8選と副業をする際の注意点を解説

看護師が看護師以外の副業を始める前に知っておくべき注意点

副業を始める前に、いくつか知っておくべきことがあります。注意点を理解し、リスクを避けて安全に副業に取り組みましょう。

  • 職場によっては就業規則で副業が禁止されている
  • 副業が忙しく看護業務に支障をきたすこともある
  • 収益化できないケースもある
  • 看護師以外の副業にはリスクが潜んでいる可能性がある
  • 青色申告や確定申告などの手続きが面倒である

これらの注意点を事前に把握しておくことで、トラブルを未然に防ぎましょう。本業に影響が出ないように、無理のない範囲で副業を始めることが大切です。

職場によっては就業規則で副業が禁止されている

職場によっては、就業規則で副業が禁止されている場合があります。副業や兼業の規定について、下記の表にまとめました。

正規雇用看護職員の副業や兼業について割合
副業や兼業を許可する規定がある44.3%
副業や兼業を禁止する規定がある35.8%
副業や兼業についての規定はない19.4%
無回答・不明0.5%
参考:2023年 病院看護実態調査|日本看護協会

病院の35.8%が、看護職員の副業や兼業を禁止していることがわかります。これは、本業の看護業務に支障が出ないようにしたり、病院の情報が漏れないようにしたりすることが理由の1つです。

そのため、副業を始める前に、必ず職場の就業規則を確認しましょう。もし、規則に違反すると、減給や解雇の処分を受ける可能性があります。

副業が忙しく看護業務に支障をきたすこともある

看護師が看護師以外の副業をする際に、副業が忙しくなり、本業の看護業務に支障をきたす恐れがあることを知っておくべきです。

副業に時間を使いすぎると、睡眠時間や休息時間をしっかりと確保できません。体調不良のまま業務をおこなうと、ミスにつながる可能性があります。本業と副業の業務量やスケジュールのバランスを考えて、管理することが大切です。

収益化できないケースもある

副業を始めても、すぐに収益化できないケースもあります。

とくに、WebライターやYouTube運営は、すぐに収入にはつながりにくいといわれています。副業を始める前に、ある程度の期間は収入がなくても大丈夫なように準備しておくと安心です。

看護師以外の副業にはリスクが潜んでいる可能性がある

看護師以外の副業には、リスクが潜んでいる可能性があります。

副業の種類によって、詐欺や個人情報の流出など、さまざまな危険があるかもしれません。

とくに「誰でも簡単に稼げる」「スマホだけで月収100万円」といった、高収入をうたう副業は、詐欺に遭うリスクがあります。また、在宅ワークの場合、業務で取り扱う患者さまの個人情報や病院の機密情報が流出しないよう、情報管理を徹底しなければなりません。

副業を始める際は、信頼できる情報源やサイトを利用することが大切です。

確定申告や青色申告などの手続きが面倒である

副業で収入を得ると、確定申告や青色申告などの手続きが必要になる場合があります。

たとえば、副業で得た所得が年間20万円を超える場合は、確定申告が必要です。また、事業として副業をおこなう場合は、青色申告をすることで、最大55万円の特別控除を受けられます。ただし、一定の要件を満たせば、65万円まで控除を受けられる可能性があります。

これらの手続きをおこなうには、領収書の整理や帳簿の作成など、日々の収支管理が重要です。専門的な知識がなくて不安な場合は、税理士に相談したり、確定申告ソフトを利用したりする方法もあります。

関連記事:看護師の起業アイデア12選!注目される理由と起業までの流れを解説

看護師で看護師以外の副業が続かない人の特徴

副業を始めても、途中で挫折してしまう人もいます。ここでは、副業が続かない人の特徴を解説します。

副業をする目的がはっきりしていない

副業をする目的がはっきりしていない人は、モチベーションを維持できないため、長くは続かないでしょう。

「ただ何となくお金を稼ぎたい」というあいまいな理由では、副業を続けるのが難しくなります。副業を始める前に「旅行資金10万円を貯める」「20万円稼いで新しい趣味を始める」など、具体的な目的を立てることが大切です。

時間管理がうまくいかない

時間管理がうまくいかない人は、本業と副業のバランスを取るのが難しいため、副業を続けられないでしょう。

夜勤明けや休日など、副業に費やす時間を計画的に確保できないと、副業が負担になってしまいます。

看護師が看護師以外の副業を始めるときのよくある質問

ここでは、副業を始めたい看護師さまから、よく寄せられる質問にお答えします。あなたが抱えている疑問を解消し、安心して副業に挑戦しましょう。

Q1:看護師が看護師以外の副業をすると病院にバレますか?

副業をすると、病院にバレる可能性があります。

病院にバレる理由は、おもに住民税の金額で副業が判明するケースがあるためです。住民税の額は、本業と副業の収入を合計して計算されます。

住民税の金額が高くなると、副業がバレてしまうことがあり、無許可の場合は処罰を受け働き続けられなくなるリスクがあるため、就業規則を必ず確認しましょう。

Q2:看護師以外の副業で給料を手渡しで支払いするところはありますか?

手渡しで給料を支払う副業は、ほとんどありません。

給料を手渡しで支払うところがほとんどない理由は、給与の支払いを銀行振込にすることで、企業と従業員双方の履歴が残り、トラブルを防ぐことができるためです。

手渡しで給料を支払う副業は、トラブルに巻き込まれる可能性もあるため、注意が必要です。

Q3:在宅で完結する看護師以外の副業はありますか?

在宅で完結する副業は次のとおりです。

  • Webライター
  • オンラインカウンセラー
  • データ入力

これらは、自宅で始めやすい副業です。ただし、契約内容によっては、週に何日かの出社を求められたり、ビデオ通話をしなければならなかったりします。契約内容をよく確認しておきましょう。

関連記事:看護師が自宅でできる仕事・副業とは?注意点はある?

看護師は看護師以外の副業もできる!自分らしい働き方を選ぼう

看護師は、患者さまの命を預かる責任のある仕事です。その経験を通して培ったスキルは、看護師以外の副業でも活かせます。

副業を始める前は「自分にできるか」と不安に思うかもしれません。しかし、一歩踏み出して副業に挑戦すれば、本業とは異なるスキルや経験を身につけ、新しい自分を発見できるでしょう。

もし、副業を探すなかで「新しい働き方を見つけたい」と感じたり「プライベートも充実させたい」と感じたりしたら、訪問看護という選択肢もあります。訪問看護に特化したNsPaceCareerでは、あなたの希望に合った求人を紹介し、転職をサポートします。

<参考サイト・文献>

2023年 病院看護実態調査|日本看護協会

スマホで確定申告|国税庁

No.2070 青色申告制度|国税庁

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記事投稿者プロフィール画像 NsPace Careerナビ 編集部

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