看護師の面接の合格サイン7つ!不合格サインと合格を引き寄せるコツ

「どんなサインがあれば、合格の可能性が高いんだろう?」「最短入社日を聞かれたから、合格で間違いないかな?」
このように考えたり悩んだりしている看護師はいらっしゃいませんか。
看護師の需要が高く就職先を探すのは難しくありませんが、高待遇の病院や施設は人気があり、面接で落ちる可能性があります。面接の結果の連絡が来るまで、ソワソワして落ち着かない看護師もいるでしょう。
この記事では、看護師の面接で見られる合格サインや不合格サイン、面接で合格を引き寄せるためのコツも解説します。この記事を読むことで、合否の結果がわかるまで安心して過ごせ、万が一落ちていた場合にも次の面接にしっかりと備えられるでしょう。
看護師の面接の合格サイン7つ!
面接を受けている最中「もしかして、これは合格のサインかも?」と感じる瞬間があるでしょう。
- 面接時間が予定よりも長い
- 熱心にメモを取っている
- 質問が深掘りされる
- 具体的な仕事内容やチームの話が出る
- 福利厚生や待遇について詳しく説明される
- 「ぜひ一緒に働きましょう!」と歓迎の言葉をかけられる
- 採用担当者が笑顔で対応してくれる
採用担当者の言動には、採用の意思が示唆されている場合があります。これらのサインを把握しておくことで、面接後の不安を少しでも軽減できる可能性があります。
面接時間が予定よりも長い
面接時間が予定より大幅に長い場合、合格の確率が高くなる傾向です。
採用担当者は、採用したいと感じた応募者に対して、より多くの情報を得ようとするからです。
経験やスキルについて、さらに詳しく質問されると、30分と予定されていた時間が45分以上になる場合もあります。これは、採用担当者が看護師の潜在的な能力や自社との適合性を深く見極めようとしている表れです。もし、予定時間を大幅に超えて面接が続いた場合は、合格を期待しても良いかもしれません。
熱心にメモを取っている
採用担当者が話に熱心にメモを取っている場合、発言内容をしっかりと記録し、選考の判断材料にしようとしているため、合格が見込めます。
とくに、これまでの経験で得た成果や、応募先病院への熱意を語っている際に、面接官が詳細にメモを取っているようであれば、高く評価していると考えられます。
質問が深掘りされる
回答に対して、さらに深掘りした質問が出た場合、看護師に興味があり、考え方や対応能力をより深く理解しようとしているため、合格の兆しといえます。
「〇〇の経験について、もう少し詳しく教えてください」「そのとき、どのように考えて行動しましたか?」といった質問は、能力を見極めようとする意図があります。これは、表面的な情報だけでなく、看護師の思考プロセスや問題解決能力を知りたいというサインです。
深掘り質問には、具体的に答えましょう。
具体的な仕事内容やチームの話が出る
詳しい仕事内容やチームの雰囲気などの話が出た場合、採用担当者は実際に働くことを想定して話をしているため、合格に近いかもしれません。
「入職後は、〇〇のような業務を担当していただくことになります」「〇〇チームは、△△のような雰囲気です」といった説明は、入職する前提で話が進んでいると考えられます。
これは、看護師が職場に馴染めるかどうか、具体的な業務をこなせるかどうかを見極めようとしていると同時に、職場のイメージを持ってもらおうとしている表れです。
福利厚生や待遇について詳しく説明される
給与や福利厚生、勤務時間など待遇について詳細な説明があった場合、基本的に合格であると考えて良いでしょう。
採用担当者は、採用を考えている応募者に対して、働く条件を具体的に伝えようとするからです。
とくに、看護師が質問する前に、給与の内訳や休暇制度、社会保険などについて詳しく説明があった場合は、入職してほしいという気持ちが出ているのかもしれません。
「ぜひ一緒に働きましょう!」と歓迎の言葉をかけられる
「ぜひ一緒に働きましょう!」といった歓迎の言葉があった場合、採用担当者が看護師をチームに迎え入れたいという明らかな意思表示であるため、合格はほぼ間違いないでしょう。
このような直接的な歓迎の言葉は、スキルや人柄が病院の求める人物像と合致している可能性が高いことを示唆しています。
採用担当者が笑顔で対応してくれる
面接全体を通して、採用担当者が笑顔で友好的に対応してくれた場合も、看護師に好印象であるため、合格の可能性は高まります。
リラックスした雰囲気で面接が進み、面接官が何度も笑顔を見せてくれた場合は、ポジティブな結果が期待できるでしょう。
ただし、採用担当者は、礼儀のひとつとして、誰に対しても丁寧な対応を心がけている場合もあるため、ほかの合格サインと合わせて判断することが重要です。
関連記事:面接で看護師に必要なこと7つ!面接前に準備しておくことも紹介
看護師面接で不合格になるサイン
厚生労働省「看護師等(看護職員)の確保を巡る状況」によると、全職業の有効求人倍率が1.19倍であるのに対して、看護職(看護師・准看護師)は2.20倍です。
この調査から、看護師は就職先を見つけやすいといえます。
ただし、福利厚生が充実しており働きやすい職場の合格を勝ち取るのは容易ではなく、面接中に不採用ではないかと感じるサインもあります。
- 採用担当者の反応がイマイチである
- 面接時間が予定よりも早く終わる
- 採用後の話が出ない
これらのサインが見られた場合は、結果を待つだけでなく、次の機会に向けて気持ちを切り替えることも大切です。病院への就職が難しく、何度も不合格を経験してつらいときには訪問看護ステーションを選ぶこともひとつの方法です。
「NsPaceCareer」は訪問看護に特化した求人サイトであり、看護師の希望や条件に合った求人を見つけられるでしょう。
勘違いしやすい看護師の面接の合格サイン
面接官の対応によっては、「これは合格サインかも?」と期待してしまうものの、必ずしもそうとは限らない場合があります。
- 採用担当者の対応が丁寧である
- 面接中にプライベートな話で盛り上がる
- 「前向きに検討させていただきます」と最後に言われる
これらのサインには過度な期待は禁物です。合格の連絡を待ちつつ、次の面接の準備を進めておきましょう。
採用担当者の対応が丁寧である
採用担当者の丁寧な対応は、必ずしも合格サインとは限りません。
というのも、丁寧な対応は、応募者への礼儀として当然の行為だからです。
言葉遣いが丁寧だったり、質問に一つひとつ丁寧に答えてくれたりしても、採用担当者は、応募者に対して失礼のないよう丁寧な対応を心がけているだけの恐れがあります。
そのため、丁寧な対応は、あくまで社会人としてのマナーと考えましょう。
面接中にプライベートな話で盛り上がる
面接中にプライベートな話で盛り上がったとしても、応募者の緊張をほぐすためのアイスブレイクの恐れがあり、それが合格に直結するとは限りません。
趣味や出身地の話で一時的に会話が弾んだとしても、選考の評価とは別に考えた方が良いでしょう。面接官は、応募者の人となりを知るために、意図的にプライベートな話題を振ることがあります。
会話が弾んだとしても、それが選考に有利に働かない恐れがあるため注意が必要です。
「前向きに検討させていただきます」と最後に言われる
「前向きに検討させていただきます」という言葉は、一般的な選考の結びの言葉であり、合格を保証するものではありません。
多くの企業や病院で、選考結果を保留にする際によく使われる表現だからです。
そのため、この言葉が出たからといって、過度な期待はしない方が賢明です。この言葉だけで合格を期待するのではなく、次の面接の準備を進めながら選考結果の連絡を待つようにしましょう。
看護師の面接で合格を引き寄せるコツ
合格サインを待つだけでなく、自分から合格を引き寄せるための行動も重要です。
- 熱意と誠意を伝える
- 質問には具体的に回答する
- 逆質問をして意欲を示す
- 清潔感のある身だしなみと丁寧な言葉づかいをする
積極的にアピールし、採用担当者に良い印象を与えましょう。
熱意と誠意を伝える
採用担当者は、意欲があり、真摯に仕事に取り組む人を求めているため、面接ではその病院で働きたいという志望動機と、患者さまへのケアに対する誠意を伝えましょう。
具体的には、なぜこの病院を選んだのか、看護の仕事のどんな点にやりがいを感じているのかなどを、自分の言葉でしっかりと伝えることが大切です。
質問には具体的に回答する
面接官の質問には、抽象的な回答ではなく具体的なエピソードを交えて答えましょう。
なぜなら、具体的な話は、看護師の経験や考え方をより深く理解してもらえるからです。
「今後身につけたいスキルついて教えてください」という質問には「集中治療室の周手術期の管理を学び、クリティカルケア認定看護師の資格取得を目指したいと考えています」のように、具体的な行動を伝えましょう。
逆質問をして意欲を示す
面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれたら、積極的に質問してください。
逆質問は、その病院や仕事に強い関心を持っていることを示す良い機会だからです。具体的には、次のように質問すると良いです。
- 「入職前に学んでおくと良いことはありますか?」
- 「チームの皆さんと働くうえで、大切にされていることは何ですか?」
- 「キャリアアップの支援には、どのように取り組まれていますか?」
病院の理念や教育体制、チームワークなど本当に知りたいことを質問することで、意欲的な態度であることを示せます。逆質問は、積極性をアピールするチャンスであるため、下記の記事を参考に事前に準備しておきましょう。
関連する質問:看護師の面接の逆質問と最後に一言への対策!例文10選を紹介
清潔感のある身だしなみと丁寧な言葉づかいをする
面接での第一印象は、評価に影響するため、清潔感のある身だしなみと丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
服装は清潔で、だらしない印象の物は選ばず、髪型や爪なども清潔に保ってください。落ち着いたトーンで話すように心がけることが、合格サインを得るためには欠かせません。
看護師の面接に関するよくある質問
看護師の面接について、よくある質問にお答えします。面接に対する疑問や不安を解消し、自信を持って臨みましょう。
Q1:看護師の面接の合格率ってどのくらいですか?
看護師の面接の合格率は、病院や採用状況によって異なるため、明らかにされていません。
一般的には、ほかの職種と比較して高い傾向にあるといわれますが、しっかりと対策をすることが不可欠です。
合格率よりも、自分の魅力を最大限に伝えられるよう準備に力を入れましょう。
Q2:面接で不合格だとわかる特徴は?
面接時間が極端に短い、採用後の具体的な話が出ない、採用担当者の反応が終始ない、などが不合格のサインとして考えられます。
これらのサインが見られたとしても、すぐに諦めるのではなく、面接を最後まで真摯に臨むことが大切です。
関連記事:看護師が面接に落ちるフラグはある?面接に落ちる理由10選と対策を紹介
まとめ:看護師の面接で合格サインをもらって理想の働き方を実現しよう!
看護師の面接における合格サインを知っておくことは、選考の手応えを感じるうえで役立ちます。
しかし、サインだけに頼るのではなく、しっかりと準備して、熱意と誠意を持って面接に臨むことが何よりも大切です。
この記事が、理想の働き方を実現するための一助となれば幸いです。自信を持って面接に臨み、あなたの魅力を最大限にアピールしてください。
<参考サイト・文献>

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