看護師の夜勤明けの過ごし方8つ!疲労回復の方法やあるあるを紹介

「ほかの看護師は夜勤明け、どうやって過ごしているのだろう」「きついから夜勤がなしで働きたい」
夜勤明けは、身体も心もぐったりしてこのように感じている看護師もいらっしゃるのではないでしょうか。
日本看護協会「2021年看護職員実態調査」によると、職場に夜勤がないと回答したのは14.6%にとどまり、多くの看護師が夜勤をしていることが明らかになりました。
夜勤明けの過ごし方は活動したり、家でゆっくり休息したりなどさまざまです。
この記事では、夜勤明けのよくある過ごし方や疲労回復のヒント、夜勤がきつい方におすすめの職場などを紹介します。夜勤明けの過ごし方のアイデアが見つかり、充実した時間を過ごせるようになるでしょう。
看護師の夜勤明けの過ごし方【お出掛けしてアクティブに過ごす】
夜勤明けに活動的に過ごす看護師もいます。気分転換になり、その後の休息をより深くするために有効といえます。
- ショッピングやデートを楽しむ
- 友人と食事に出かける
- 家族と旅行する
- 運動して身体を動かす
- 役所や銀行の手続きを済ませる
適度に身体を動かしたり、好きなことをしたりするなど、活動的な過ごし方は心身のリフレッシュにつながります。疲労感からの解放や生活リズムを整える助けにもなるでしょう。
ショッピングやデートを楽しむ
夜勤明けにショッピングやデートを楽しむのは、気分転換になる良い方法です。
普段なかなか時間が取れないなかで、買い物に行ったり、大切な人と過ごしたりすることでリフレッシュできます。
たとえば、前から気になっていたお店を覗いてみたり、パートナーと美味しいランチを楽しんだりするのはいかがでしょうか。
ただし、疲れを感じている場合は無理せず、自分のペースで過ごしてください。
友人と食事に出かける
友人と食事に出かけるのも、夜勤明けを有意義に過ごす方法のひとつです。
カフェでランチを食べながら、仕事やプライベートの話で盛り上がれば、気分転換になり、また明日からの活力が湧いてくるでしょう。少し遅めの時間に居酒屋で語り合うのも良いですね。
家族と旅行する
夜勤明けを利用して、家族と旅行に出かけるのもおすすめです。
近場の温泉地に行ったり、日帰りで楽しめる観光スポットを訪れたりするのも良いでしょう。日常から離れて家族と過ごす時間は、心身のリフレッシュになり、素敵な思い出を作れます。
また、平日の昼間であれば、休日と比べて、人が少なく宿泊代も安くなっていることもあるため費用も抑えられます。
ですが、長距離の移動は運転する場合は事故を起こすリスクが高まるため、体調と相談しながら計画しましょう。
運動して身体を動かす
適度な運動は、夜勤明けの身体を目覚めさせ、リフレッシュするのに役立ちます。次のように無理のない範囲で身体を動かすと、心身ともにスッキリするでしょう。
- 軽いジョギング
- ウォーキング
- ヨガ
激しい運動は疲労を増やす可能性があるため、注意が必要です。
役所や銀行の手続きを済ませる
日勤が続いていると平日の昼の時間が取れないため、夜勤明けで役所や銀行の手続きを済ませてしまうのも効率的な過ごし方です。
たとえば、住民票を取りに行ったり、銀行の窓口で相談したりするのも良いでしょう。
後回しにしていた手続きを終えることで、精神的な負担が減らせます。
看護師の夜勤明けの過ごし方【家でゆっくり過ごす】
夜勤明けで活動的に過ごす看護師がいる一方で、疲れた身体の回復に努める看護師もいます。無理せず、自分のペースでリラックスできる時間を過ごしましょう。
- 夜勤明けはずっと寝ている
- 撮りためたドラマを見る
- DVDや動画を楽しむ
家で過ごすことは、心身の回復につながり、次の勤務への活力を養います。
夜勤明けはずっと寝ている
夜勤明けにしっかりと睡眠をとることは、疲労回復の基本です。
「夜勤明けは疲れ果てて、ずっと寝ている」という看護師も多いのではないでしょうか。眠たいときは、我慢せずに眠ることが大切です。
関連記事:看護師の夜勤の働き方とは?勤務体制やメリット・デメリットを解説
撮りためたドラマを見る
夜勤でなかなか見れなかったドラマを、夜勤明けにのんびりと楽しむのも良い過ごし方です。
物語に没頭することで、仕事の疲れも忘れられるかもしれません。ストレスから解放され、ストレスフリーな時間を過ごせるでしょう。
DVDや動画を楽しむ
好きな映画のDVDを見たり、動画配信サービスで気になる動画を見たりするのも、夜勤明けのリラックスタイムにぴったりです。
好きなジャンルの映画や面白い動画など見ることで、気分転換になり、時間を忘れて楽しめるでしょう。
夜勤明けでしっかり疲労回復して快適に過ごすためのヒント
夜勤明けでしっかりと疲労回復するためには、夜勤が終わってからの過ごし方が重要です。
- 湯船につかってゆっくりする
- 胃に優しい食事を心がける
- 室内環境を整える
- 仮眠を取って生活リズムを調整する
ここでは、疲労回復するためのヒントをいくつか紹介するため、自分の生活に合った方法を選んで取り入れてみてください。
湯船につかってゆっくりする
夜勤明けの疲れた身体を癒すには、湯船に浸かるのがおすすめです。
シャワーだけで済ませるのではなく、温かいお湯に浸かることで、血行が促進され、筋肉の緊張がほぐれたり、疲れが取れたりするといわれています。
入浴剤を入れたり、アロマを楽しんだりすると、リラックス効果が高まり、疲労回復につながるでしょう。
胃に優しい食事を心がける
夜勤明けは、食事の時間帯やタイミングが不規則になりがちで、胃腸も疲れていることから食欲不振を感じる看護師は少なくありません。
そのため、消化に時間のかかる脂っこいものや刺激物は避け、おかゆやうどん、野菜スープなど、胃に負担の少ない優しい食事を摂るように心がけてください。
また、水分補給も忘れずにおこない、胃腸の働きをサポートしましょう。疲れた胃を労わる食事が、スムーズな回復への第一歩となります。
室内環境を整える
夜勤明けの疲労回復には、質の高い休息が必要であるため、寝室を中心とした室内環境を整えることが大切です。
具体的には、静かな空間を作り出すことが重要です。遮光カーテンで光を遮り、耳栓やアイマスクを活用するのも有効でしょう。
また、快適な温度と湿度を保ったり、リラックス効果のあるアロマを取り入れたり、清潔な寝具を用意したりすることも、心身のやすらぎを促し、疲労回復につながります。
仮眠を取って生活リズムを調整する
夜勤明けにすぐに熟睡できない場合は、短時間の仮眠を取り、その後の生活リズムを調整する方法もあります。また「夜勤明けは寝ない方が良い」ということはありません。
ただし、長時間寝てしまうと夜の睡眠に影響が出る可能性があるため注意が必要です。
どうしても夜勤がつらい看護師は、別の働き方を検討してはいかがでしょうか。なかでも訪問看護師がおすすめです。オンコール対応が求められるものの、夜勤と比べると負担は軽くなる傾向です。
「NsPaceCareer」では、訪問看護師の豊富な求人を取り揃えているため、希望に合った求人を見つけられます。現役の訪問看護師への無料相談も実施しているため、ぜひ活用してください。
看護師の夜勤明けのあるある
夜勤明けには、看護師なら思わず「あるある!」と言ってしまうような経験があるのではないでしょうか。
- 心電図やナースコールの音が頭に残っている
- お酒を飲みがち
- 解放感から暴飲暴食してしまう
- ハイテンションになって高い物を買ってしまう
- 遠出し過ぎて後悔する
共感することで、少しでも気持ちが楽になるでしょう。
心電図やナースコールの音が頭に残っている
夜勤明けでベッドに入っても心電図の音や、ナースコールの音が頭から離れないという看護師は多いのではないでしょうか。
「患者さまに不整脈が…」「657号室の患者さまからナースコールだ…」と、業務中の緊張感が蘇ってくるかもしれません。
とくに、緊急入院やナースコール対応などでバタバタした夜勤の後は、まるでまだ病院にいるようで、心が休まらない看護師もいるでしょう。
お酒を飲みがち
夜勤の緊張から解放され、ついついお酒を飲んでしまうことがあります。
夜勤明けの一杯は格別かもしれません。ただし、お酒を飲みすぎると、睡眠が浅くなることも知られているため、お酒を飲む量には注意が必要です。
解放感から暴飲暴食する
夜勤が終わった解放感から、普段よりもたくさん食べてしまうことがあります。
疲れているときは、とくに食欲が増す看護師もいるようです。具体的には、高カロリーなものや、食べ物をたくさん欲してしまうことがあります。
しかし、胃腸に負担となり、体調を崩すきっかけになるかもしれないため、暴飲暴食に気をつけましょう。
ハイテンションになって高い物を買ってしまう
眠気と疲労が混ざったようなハイテンションな状態で、衝動的に高い物を買ってしまう場合があります。
具体的には、夜勤を頑張ったご褒美としてブランド物や、普段は買わないような高級スイーツなどを勢いで買うこともあるでしょう。
帰宅後に後悔することも少なくないため、冷静になってから判断するようにしてください。
遠出し過ぎて後悔する
夜勤明けの翌日は「せっかくの休みだから満喫したい」と、遠くまで出かけてしまいがちです。
旅行やイベントなど、普段行けない場所へ無理をして出かけてしまい、帰宅後に疲れがどっと出てしまうことがあります。
看護師で夜勤なしの働き方
夜勤がある交代制の働き方に疲れている看護師は、夜勤なしの働き方を探してみてはいかがでしょうか。夜勤なしの働き方は、次の職場で実現できます。
- 訪問看護ステーション
- クリニック
- 美容クリニック
- 病院の外来
- 健診センター
夜勤なしの働き方について、詳しくは下記の記事で解説しているため、ぜひ参考にしてください。
関連記事:看護師で夜勤なしの年収は約400万円!おすすめの仕事12選を紹介
看護師の夜勤明けについてのQ&A
看護師の夜勤明けについて、よくある質問にお答えします。疑問を解消し、夜勤明けの過ごし方の参考にしてください。
Q1:看護師の夜勤明けは何時間寝られますか?
夜勤の勤務時間や疲労度によって個人差がありますが、一般的には4〜8時間程度寝る人が多いようです。
しっかりと8時間眠る人もいれば、仮眠程度で済ませる人もいます。自身の体調に合わせて、必要な睡眠時間を確保することが大切です。
Q2:看護師の夜勤明けの次の日は日勤ですか?
夜勤明けの次の日が日勤であるかどうかは、勤務先のシフトによります。
というのも、労働基準法(第三十五条)では、週に1回もしくは4週に4回の休日を与えれば問題ないと定められており、夜勤明けの次の勤務について法律上の制限はないからです。
そのため、夜勤明けの翌日が休みの場合もあれば、3交代制では、深夜勤のあとで準夜勤が組まれている場合もあります。
関連記事:看護師の勤務時間は?平均の勤務時間や2交代制・3交代制のシフト例
まとめ:看護師は夜勤明けでなるべく生活リズムを狂わせないように!きつくなったら転職しよう
看護師の夜勤明けは、心身ともに疲れていることが多い傾向です。
無理せず、自分の身体と心の状況を考えながら、リラックスできる過ごし方を見つけましょう。
生活リズムをなるべく狂わせないように意識することも大切です。
もし、夜勤がどうしてもつらいと感じるなら、働き方を変えることもひとつの選択肢です。転職を考える際は「NsPaceCareer」のサービスを利用して、より良い働き方を考えてみましょう。
<参考サイト・文献>

「NsPace Career ナビ」は、訪問看護ステーションへの転職に特化した求人サイト「NsPace Career」が運営するメディアです。訪問看護業界へのキャリアを考えるうえで役立つ情報をお届けしています。