看護師の資格でできる仕事とは?看護師免許が必須・役立つ転職先11種!

公開日:2024/01/04 更新日:2024/01/04
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看護師になるためには法律で定められた教育を受けて、国家試験をクリアし看護師免許を取得しなければいけません。看護師免許の取得には、看護大学または総合カリキュラム校に3~4年間通う必要があります。

看護師免許は簡単に取得できる免許ではないため、看護師免許を持ち看護師として勤めているものの、他の業種への転職を考えている方は、今ある資格を有効活用できる転職先を探すと良いでしょう。

今回の記事では、看護師の資格でできる仕事についてまとめました。転職を考えている看護師の方は、ぜひ参考にしてください。

看護師が他業種への転職を考える理由とは?

看護師が病院やクリニックでの仕事を辞めて、他業種に転職しようと決める代表的な理由は、以下の通りです。

・看護師の仕事が体力的に辛い

・夜勤や残業など、不規則な生活で健康を維持できないと感じる

・プライベートと仕事の両立が難しい

・責任が重く、精神的な負担を強く感じる

・業務内容に給与が見合っていないと感じる

・職場の人間関係が良くない

・他の業種へ興味がある・やりたいことが見つかった

看護師の業務は患者さまの命を預かる責任の重さと、体力的な辛さもある厳しい仕事です。

高い志を持って看護師になったという方でも、長年勤務を続ける中で、精神的または肉体的に看護師を続けられないと感じる方もいるでしょう。

看護師が看護師以外の仕事をするメリットとデメリット

看護師の方が看護師以外の仕事を選ぶメリットとデメリットには、次のようなものがあります。転職を考えている看護師の方は、メリットとデメリットの両方を把握しておくべきでしょう。

看護師が看護師以外の仕事を選ぶメリット

看護師には、夜勤がある・体力的負担が大きいなどのデメリットが存在しますが、24時間対応が求められない多くの職業に夜勤は存在しません。

残業の有無は職種によって異なるものの、定期的に朝まで帰れないような働き方が求められることは少ないと言えるでしょう。

また、「人の命に関わる」仕事は世の中でも限られています。他業種への転職をすれば、精神的な負担が看護師の仕事より大幅に低くなると考えて良いのです。

看護師の方が看護師以外の仕事を選べば、精神的・体力的に余裕を持てると言えるでしょう。

看護師が看護師以外の仕事を選ぶデメリット

看護師の仕事は重い責任や厳しい環境での業務になるため、一般的な会社員よりも給与が高い傾向があります。特に夜勤には別途手当が出ているでしょう。

このような理由から、看護師以外の仕事に転職すると、これまでよりも給与が下がる場合が多いです。

また、看護師の仕事から一定期間だけ離れようと考えている方は、看護スキルを維持する方法を考えなければいけません。

看護師の資格でできる仕事TOP11

ここでは、看護師の資格でできる仕事を11種類紹介します。「看護師免許がなくてはできない仕事」「看護師免許がなくてもできるものの看護師免許が役に立つ仕事」の両方が存在するため、内容を確認してください。

1.医療事務

医療事務は、病院やクリニックの事務仕事を担当します。具体的には、患者の医療費の計算・受付対応・カルテ整理などがメイン業務になるでしょう。

医療事務に看護師免許は必要ないものの、医療知識を持つ人材として転職が有利に進められる可能性が高いです。

また、医療事務の資格を取得するタイミングでも、看護師は医学用語を一から覚える必要がありません。

医療事務には夜勤がなく残業も限られていることから、プライベートと両立しやすい職業だと言えるでしょう。

2.ケアマネージャー

ケアマネージャーは、介護が必要な方に適切なサービスが行き届くように調整する役割を持ちます。要介護者とそのご家族と面談をして、ケアプランを作成することから、高いコミュニケーション能力が求められます。

ケアマネージャーになるためには国家資格を取得する必要があり、希望すればなれる職業ではないものの、やりがいのある仕事だと言えるでしょう。

看護師免許を持つケアマネージャーは、介護者の状態を十分に理解でき、自宅療養を希望する介護者をサポートするのに適格です。

3.医療情報担当者(MR)

医療情報担当者は略して「MR」と呼ばれる職業であり、製薬会社で開発された薬の広報活動や営業活動を進めます。

看護師免許が必要ではない職業ですが、看護師の医療知識と薬剤知識はMRの業務に役立つでしょう。

また、営業先は医師であるため、これまで以上に薬品や副作用についての知識を深めなければいけません。

常に情報をアップデートし続ける勤勉さが求められる職業です。

4.治験コーディネーター

治験コーディネーターは特別な資格は求められませんが、業務には専門性が高い知識が必要であり、看護師や薬剤師など医療系資格を持つ方が勤めている場合が多いです。

具体的な業務では、製薬会社が新薬を開発する際に実施する治験(臨床試験)を調整し、被験者・医療機関・製薬会社の臨床開発モニターとコミュニケーションを取っていきます。

一般的な試験は数ヶ月〜数年に渡るため、一つの治験に時間をかけて取り組むことになるでしょう。

基本的には、土日休みの日勤勤務がほとんどです。

5.フィールドナース

フィールドナースとは「クリニカルスペシャリスト」とも呼ばれる職業で、取り扱う商品のカスタマーサポートと販売促進を担当します。

所属した企業の商品を病院や展示会で説明するため、営業職に近いと考えて良いでしょう。

看護師経験のみでなく英語力もある方なら、外資系の医療メーカーで活躍することもできます。

現在日本では、英語ができるフィールドナースの需要が高まっています。ただしフィールドナースの求人は大都市圏に集中しており、地方都市での募集は限られてしまうでしょう。

また、繁忙期には土日祝日も勤務となる場合があります。

6.病児保育士

病児保育士は、病気のために保育園や幼稚園を休まなければいけない子供を、一時的に預かりケアします。

メインの業務は保育であるものの、体調不良の子どもの保育になることから、看護師としての経験が役に立つでしょう。

一般的な病児保育施設では、少数またはマンツーマンで子どもを預かっているため、看護師の仕事と比較して精神的・体力的負担は軽くなります。

夜勤や残業もなく、子どもが好きな方におすすめの職業でしょう。

7.行政保健師

行政保健師は市区町村役場や保健所に在籍し、市民の公衆衛生と健康増進をサポートします。

行政保健師になるためには、国家資格である看護師免許と保健師免許の両方が必要です。看護師免許取得済みの方であれば、1年間保健師養成学校に行くことで保健師免許を所得できます。

行政保健師は安定した職業であり、求人の倍率が高い自治体が多いようです。

8.臨床開発モニター

臨床開発モニターは、治験コーディネーターとともに新薬の治験に携わります。

両者の違いは、臨床開発モニターが、新薬を開発した製薬会社や企業に在籍しているのに対して、治験コーディネーターは医療機関に在籍して治験をサポートするという点にあります。

医学や薬学への深い知識が必要なため、看護師免許を含む医療系資格を持つ方は転職時に優遇される傾向があります。

9.メディカル系のコールセンタースタッフ

保険会社や一般企業が運営しているコールセンターで、健康に関する問い合わせ・相談に答える職業がメディカル系のコールセンタースタッフです。

データ入力などの単純作業の他、相談者に正しい返答をするための医療スキルが求められます。

看護師免許を所持していれば、採用ハードルが大きく下がるでしょう。

10.イベントナース

イベントナースは、スポーツや音楽のイベントなどに設けられた救護室で体調を崩した方・怪我をした方を手当したり、救急搬送の手配をしたりします。

単発の仕事が多いものの給与が良いことから、転職活動中のアルバイトとしておすすめです。

求人によっては、看護師免許のみでなく、実務経験や救急看護の経験が求められる場合もあります。

11.訪問看護ステーションに勤める訪問看護師

訪問看護師は看護師の一つの種類であるため、看護師免許が欠かせません。

訪問看護ステーションを利用している利用者さまのご自宅を訪問して、利用者さまに適したケアを行います。

看護師の仕事にはなりますが、病院やクリニックでの勤務と比較してプライベートの時間を確保しやすく、介護や育児中の方でも働きやすいと言えるでしょう。

看護の仕事が好きだけれど、私生活との兼ね合いで転職を余儀なくされている方にもおすすめの職業です。

看護師免許を活かせる仕事の探し方

看護師免許を活かせる仕事を探す方法には、次のような手段があります。自分に適した方法を見つけて、転職活動を進めてください。

転職エージェントに相談する

看護師向けの転職エージェントを活用すれば、看護師免許を活かせる転職先を紹介してもらえます。

自分の希望や、これまでの経験をエージェントに説明すると、最適な職場を見つけられるようサポートしてくれます。

仕事が忙しくて転職活動が進まないという方は、転職エージェントを頼るべきでしょう。

転職エージェントを選択すると、転職活動の進め方やコツについてのアドバイスも受け取れます。

自分で転職先を探す

求人サイトなどを活用して、自分で転職先を探すという手段もあります。多くの情報が、簡単にインターネットで手に入ります。

ただ、転職サイトを見ると膨大な求人情報があり、その中から自分に適した求人を探すのは時間がかかる作業です。

既に転職先として想定している職業があれば、職業に特化した求人サイトから求人情報を探すのも良いでしょう。例えばNsPace Career(ナースペースキャリア)は訪問看護業界に特化した求人サイトなので、訪問看護師を目指すことを考えている方にとっては効率的な情報収集ができるでしょう。

参考:NsPace Career(ナースペースキャリア)訪問看護専門総合転職支援サイト

まとめ

看護師免許を活かした転職をしたいと考えているのなら、この記事で紹介したような職業を検討すると良いでしょう。

「看護師免許が必須な職業」「看護師免許が役立つ職業」が存在しますが、どちらもこれまでの経験を活かせる仕事です。

自分が本当にやりたいことは何かを考えながら、転職活動を進めると良いでしょう。

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記事投稿者プロフィール画像 NsPace Careerナビ 編集部

「NsPace Career ナビ」は、訪問看護ステーションへの転職に特化した求人サイト「NsPace Career」が運営するメディアです。訪問看護業界へのキャリアを考えるうえで役立つ情報をお届けしています。

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