看護師の自己PRの書き方5ステップ!転職先別や新卒向けの例文つき

「転職したいけど、自己PRは何を書けば良い?」「採用されるための自己PRの書き方を知りたい」など、悩みや疑問を持っている方もいるでしょう。
看護師が就職、転職において、面接や履歴書で欠かせない自己PR。自己PRは、転職の成功を左右する重要な要素のひとつです。
看護師転職の成功のためには、採用担当者に好印象を与えなければなりません。
そこでこの記事では、看護師の自己PRの書き方を5ステップで解説します。例文も紹介するため、書き方がわからない方や勤務中で考える時間がなく悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
看護師転職が成功する自己PRの5ステップ
看護師転職が成功する自己PRの5ステップを解説します。
- 訪問看護ステーションや病院などを徹底的に調べる
- 自分の強みを書き出す
- 強みの具体的なエピソードを書く
- 「どう貢献できるのか」を書く
- 「読みやすさ」を心がけ文章を整える
日本看護協会の「2021年看護職員実態調査」では、全体の49.5%が「転職経験なし」と回答しています。通常の業務では自己PRを書く機会がありません。そのため、書き慣れない方が多いと推測できます。
しかし、これから解説する5ステップを活用すると、看護師転職の成功につながる自己PRを書けるようになるため参考にしてください。
ステップ1:訪問看護ステーションや病院などを徹底的に調べる
「どのような人材を求めているのか」「どのように貢献してもらいたいと考えているのか」などを把握したうえで自己PRを書かなければなりません。
なぜなら、応募先の訪問看護ステーションや病院などが求めている人材とマッチングしなければ、不採用の要因となるためです。
たとえば、医療処置の多い訪問看護ステーションを希望する場合は、利用者さまとじっくり関われる長所よりも、テキパキと迅速に取り組める長所のほうが合うかもしれません。
そのため、応募先を徹底的に調べ、自分のアピールポイントと、応募先が求める人物像がマッチングするか確認しましょう。
ステップ2:自分の強みを書き出す
自分の強みをすべて書き出し、アピールする強みを決めてください。性格や経験を強みとして書くと、好印象を与えられます。
(性格の強み)
- 責任感がある
- 協調性がある
- 冷静な対応ができるなど
(経験の強み)
- 急性期病院の経験
- 管理職の経験
- 新人教育の経験など
これらの強みを把握し、応募先の訪問看護ステーションや病院などに合うものを書きましょう。
ステップ3:強みの具体的なエピソードを書く
ほかの転職希望者にはない、独自のエピソードがあると印象に残ります。
このとき、1つに絞り自分の強みが「その場面でどう貢献できたのか」を書いてアピールすることが採用されるコツです。
ステップ4:「どう貢献できるのか」を書く
強みを活かしたエピソードから「自分の強みがどう仕事に活きるのか」を書きましょう。自分の強みのエピソードと看護師の業務を絡め、具体的に書けると好印象を与えられます。
たとえば、訪問看護ステーションを希望する場合は、下記のように書きます。
自分の強み | 仕事での貢献をアピールする書き方 |
責任感がある | ・最後まで仕事をやり遂げる ・仕事の質を上げるように取り組み続ける |
協調性がある | ・チーム医療で活躍できる ・さまざまな職種のスタッフと連携できる |
冷静に業務できる | ・たくさんの業務があっても慌てずに対応できる ・不測の事態が発生しても、落ち着いて対応できる |
急性期病院の経験がある | ・ご自宅でのさまざまな医療処置に対応できる ・利用者さまの体調悪化時に身体状況をアセスメントでき、病院受診などの対応につなげられる |
管理職の経験がある | ・訪問看護ステーションのマネジメント業務を担える ・スタッフの状況を把握できる |
新人教育での経験がある | ・育成業務を担える ・ほかのスタッフのメンタルフォローができる |
性格の強みや経験の強み、いずれの強みも「どう仕事に活かすのか」「どう貢献できるのか」に置き換えて、応募先にとって必要な人材であることを強調してください。
ステップ5:「読みやすさ」を心がけ文章を整える
全体を読み返し「読みやすい」文章となっているか見直しましょう。次のポイントに注意してください。
- 長々と書いていないか
- 内容は具体的であるか
- アピールポイントをひとつに絞っているか
スキルや経験が豊富であっても、読みづらければ最後まで読まれず、悪い印象になってしまう恐れがあり、自分の強みをアピールできません。文章を整え読みやすくすることを心がけてください。
看護師の自己PRの基本構成
次に、看護師の自己PR3つの基本構成を解説します。
- 結論から書き始める
- 具体的なエピソードを盛り込む
- 採用後の貢献を書く
基本構成を理解すると印象に残る自己PRを書けるため、しっかりと把握してください。
結論から書き始める
結論から書き始めると、読みやすく見やすい自己PRが書けます。その理由は、何を伝えたいのかを理解したうえで、結論以降の文を読み続けられるためです。
最初に結論を書いていなければ、読み手は話がどこに向かうのかわからず、ストレスを感じる可能性があります。
最初に「私の長所は〇〇です」「私の強みは◯◯です」など簡潔に結論を書いてください。内容を理解しやすくなり、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。
具体的なエピソードを盛り込む
「採用されたい」と考え、エピソードをたくさん盛り込む方もいるでしょう。
しかし、経歴や経験を並べるだけにならないように心がけてください。たくさんのエピソードがあると、内容が薄くなり印象に残らないためです。
また、具体性を追求するあまり、奇抜になりすぎないように注意することも大切です。アピールしたい強み、かつ応募先の訪問看護ステーションや病院などで、活かせるエピソードに絞りましょう。
採用後の貢献を書く
「これから〇〇を勉強したい」「〇〇を学ばせてください」などの表現は避けましょう。一見すると、学ぶ姿勢があり、意欲が高そうな印象を受けます。
しかし、受け身であり自分では行動できないと感じられます。自己PRの目的は「応募者にはどのような長所や強みがあり、どう貢献できるか」をみることです。応募者の採用後をイメージできるように、具体的に書くことが重要です。
看護師が自己PRについて思い浮かばないときの対処法
ここでは、看護師が自己PRについて思い浮かばないときの4つの対処法を解説します。
- 過去の経験を洗い出す
- 短所から考える
- 家族や友人に尋ねる
- 無料の自己分析ツールを使用する
新卒の方や転職の経験が少ない方は、自分の強みや長所が思い浮かばない場合もあるでしょう。上記の対処法を参考にしてください。
過去の経験を洗い出す
過去の経験をすべて洗い出したうえで自己分析しましょう。
自分の強みや長所が思い浮かばない要因のひとつは自己分析の不足です。看護師の経験だけではなく、看護学校や高校生活での経験などこれまでの経験を振り返りましょう。すべての経験を洗い出すと、自分の強みが明確になります。
とくに、成功した経験を振り返り「なぜうまくいったのか?」を考えると活用しやすいです。
短所から考える
短所を洗い出すことも1つの対処法です。
どのような特徴であっても、受け手の印象により短所にも、長所にもなり得ます。つまり、短所を長所にうまく変換することが大切です。うまく変換できない方は、次の例を参考にしてください。
短所 | 自己PRにつながる長所 |
優柔不断 | 慎重、思慮深い |
神経質 | 几帳面、真面目 |
計画性がない | 柔軟な対応ができる |
頑固 | 芯が強い |
マイペース | 落ち着いた対応ができる |
負けず嫌い | 向上心がある、仕事にしっかりと向き合う |
他人の意見に流されやすい | 異なる意見にも柔軟な対応ができる |
短所と思えることも、見方を変えることで自己PRにつながる長所に変えられます。
家族や友人に尋ねる
自分のことを客観的にみることは難しく、どうしても主観的になりがちです。
そのため、家族や友人に尋ねることはおすすめです。より近しい方であれば、看護師の強みを理解しているでしょう。家族や友人には「どのように映っているのか」を知ることが、自己PRの参考になるかもしれません。
無料の自己分析ツールを使用する
自己PRにつながる特徴がない方はいません。
しかし、スキルや経験、性格に自信がなく、何を書けば良いのか迷う方もいるでしょう。この場合、自己分析ツールを使用すると効果的です。無料で使えるツールもあるため、一度使って自己分析するのもおすすめです。
看護師の自己PRの注意点
看護師の自己PRの注意点を6つ解説します。
- ネガティブな表現
- 自己PR欄の空白
- 多すぎるアピールポイント
- 例文のコピペ
- 抽象的な表現
- 志望動機との混同
それぞれを具体的にみていきましょう。
ネガティブな表現
自己PRは採用担当者に好印象を与えることが大切です。
ネガティブな表現は「採用してからスムーズに働けるのか?」「すぐに辞めてしまうのではないか?」など悪い印象につながります。つまり、ネガティブな表現は、不採用の要因となり得るのです。
ネガティブな表現は、ポジティブな表現に変換したうえで伝えましょう。
自己PR欄の空白
自己PRの欄に空欄があると「本当に私の訪問看護ステーションで働きたいと思っているの?」「転職できればどの病院でも良いのでは?」など、採用担当者が不安や疑問を感じます。
自己PR欄は、空欄がないように8割以上は埋めましょう。ただし、長々と書いたり、薄い内容となったりしないように注意してください。
多すぎるアピールポイント
「アピールして転職を成功させたい」と考えすぎて、アピールポイントをたくさん書く場合があります。
しかし、アピールポイントが多すぎると逆効果です。「何を伝えたいの?」と感じられ、説得力のない自己PRになってしまいます。アピールポイントは1つに絞って、重点的に伝えましょう。
例文のコピペ
自己PRでは、自分の経験やスキル、性格などほかの転職希望者にはない強みをアピールすることが大切です。
そのため、例文のコピペは避け、あくまでも参考にする程度に活用してください。
例文は、ほかの看護師も使っており「よくある自己PR」となるため、採用担当者の印象には残りません。ほかの看護師と差別化するために、応募先に合った自己PRにしましょう。
抽象的な表現
「さまざま」「いろいろ」「たくさん」などの抽象的な表現は控えてください。
これらの表現を使うと内容が薄くなり、結局「何を経験してきたの?」と思われる可能性があります。できるだけ具体的、かつ詳細な表現でアピールしましょう。
志望動機との混同
自己PRは志望動機と間違えやすいです。それぞれを書く目的は下記のとおりです。
志望動機 | 「なぜその応募先で働きたいと考えたか」を書く |
自己PR | 「自分のスキルや能力、性格を採用担当者にアピールする」ために書く |
それぞれの違いを把握していなければ、似た内容となるため注意しましょう。志望動機は下記のページで詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてください。
関連記事:新卒看護師の志望動機はどうすれば良い?例文付きで解説
【転職先別】看護師の自己PR5選
看護師の自己PRについて経験別の例文を5つ解説します。
- 訪問看護ステーションの経験
- 病院の経験
- クリニックの経験
- 急性期看護の経験
- 慢性期看護の経験
それぞれの例文をみていきましょう。
訪問看護ステーションの経験
私の強みは、一人ひとりの利用者さまに寄り添ったケアができることです。前職の訪問看護ステーションでは、私は丁寧なかかわりを重視してきました。短い訪問時間のなかで、いかに利用者さまの話を聞き「どのようなケアを必要とするのか」を考えました。丁寧に寄り添ったことで「あなたが来てくれて助かった。話を聞いてくれたから頑張れる」と声をかけていただきました。これまでの訪問看護での経験をもとに「丁寧に寄り添うケア」を提供していきたいと考えます。 |
看護師はどの場面においても、利用者さまに寄り添って、丁寧にケアしていくことが大切です。訪問看護の経験があり具体的な場面を提示することで、即戦力で働けることをアピールしましょう。
病院の経験
私は、チーム医療のなかで役割を発揮できる自負があります。前職では総合病院の回復期病棟に所属していました。退院が決まったものの、退院後の生活に不安を抱えている患者さまがいました。不安が少しでも和らぐように、リハビリスタッフや栄養士とともにかかわりました。「あなたのおかげで、退院後も不安なく生活できそうだよ」と声をかけてもらいました。チーム医療での看護師の役割を認識して、患者さまの不安を軽減できるようにかかわっていきます。 |
チーム医療における看護師の役割に絞って書いています。アピールポイントがわかりやすいため、採用担当者に強みが伝わりやすいでしょう。
クリニックの経験
私の長所は、診療科での経験が豊富であるため臨機応変に対応できることです。これまでの10年間で、私は6つのクリニックで勤務してきました。内科、外科問わず経験してきたため、患者さまの状態に合わせたケアを提供できます。患者さまの身体的、精神的な状況によって必要なケアは異なります。持ち前の臨機応変さを活かして、ケアを実践していきたいと考えます。 |
採用担当者によっては、転職経験が多いことにネガティブな印象を持つ場合があります。臨機応変に対応できるというポジティブな内容に言い換えることで、アピールにつながります。
急性期看護の経験
前職は急性期病院であり、冷静に対応できるスキルを身につけられたことが私の長所です。一刻を争う状況でも、冷静に考え、自身の不安や焦り、多忙さを表に出さずに業務に取り組めます。多くの患者さまの訪問に対応しなければならず、急変する方への対応も求められます。そのような状況でも、前職で培った経験や判断力を駆使して、冷静にアセスメントしながら対応していきたいと考えます。 |
急性期病院では、迅速にかつ冷静に対応する能力が培われます。その能力を、転職先でも活かすように具体的に伝えられています。採用後の姿をイメージできるため効果的です。
慢性期看護の経験
私の強みは、慢性期病院での看護経験から、患者さまをよく観察し「何を求めているか」を考えられることです。患者さまには、自分のことをうまく伝えられない方もいます。その際は、毎日のかかわりで変化を察知し尋ね、患者さまのニーズをくみ取ることで快適に生活できるように心がけました。自分の思いをうまく表出できない患者さまのニーズをくみ取り、過ごしやすくなるようにかかわっていきたいと考えます。 |
応募先が未経験である場合は、これまでの経験を「どのように活かしていくのか」を書かなければなりません。職場で貢献できると判断されるため、採用されやすくなるでしょう。
【新卒向け例文】看護師の自己PR5選
ここでは、新卒看護師向けの自己PRを紹介します。
- 看護技術の習得に前向きに取り組む姿勢
- 初めてのことにも挑戦する積極性
- 部活動やアルバイトで身につけた責任
- 先輩や指導者のアドバイスを素直に受け入れる姿勢
- 看護師を目指したきっかけに基づく熱意と志
それぞれを詳しく見ていきましょう。
看護技術の習得に前向きに取り組む姿勢
看護技術の習得に前向きに取り組む姿勢は、私の長所です。学生時代の実習では、患者さまのバイタルサイン測定や清潔ケアを積極的に実践し、わからないことは指導者に質問してその場で解決しました。日々の学習を積み重ね、看護師として早く一人前になれるよう努めます。 |
実習での積極的な行動と、質問による課題解決を例に挙げることで、意欲的に学ぶ姿勢をアピールできます。看護師としての早期の成長を志していることを示すと、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。
初めてのことにも挑戦する積極性
初めてのことにも挑戦する積極性は、私の強みと考えます。学生時代のグループワークでは、誰も経験のない発表形式を提案し、中心となって準備を進めました。結果、チームで目標を達成する喜びを実感できました。この積極性で、新しい環境でも臆することなく業務に挑戦します。 |
看護師の仕事は予期せぬ出来事や初めての業務に直面することが多いため、この積極性は大きなアピールポイントです。具体的な経験を挙げることで、ただの意欲だけでなく、周囲を巻き込みながら目標を達成するリーダーシップや協調性があることも示しています。
部活動やアルバイトで身につけた責任感
部活動やアルバイトで身につけた責任感は、看護師でも活かせる大切な強みです。飲食店のアルバイトでは、お客様が気持ちよく食事できるよう、席の案内からお会計まで責任を持って対応しました。また、部活動では、チームの一員として自分の役割を最後までやり遂げました。この経験を活かし、患者さまの命を預かる看護師として、常に責任感を持って業務に取り組んでいきます。 |
患者さまの命を預かる看護師には、高い責任感が求められます。このPRでは、アルバイトや部活動という身近な経験を具体的な行動で示し、責任感の裏づけとしています。看護師の仕事にどう活かせるかを明らかにすることで、入社後の活躍を想像してもらえるでしょう。
先輩や指導者のアドバイスを素直に受け入れる姿勢
実習中、看護計画の立案でつまずいた際、指導者のアドバイスを素直に受け入れて改善したところ、患者さまに合わせたより良い看護を実践できました。この経験から、素直にアドバイスを受け入れることの大切さを学びました。 |
新卒看護師は、先輩から多くの指導を受けるため、素直な姿勢は重要です。具体的な実習でのエピソードを盛り込むことで、ただ「素直です」と述べるよりも説得力が増します。アドバイスを受け入れた結果、より良い看護につながったという成果も示し、成長意欲をアピールしています。
看護師を目指したきっかけに基づく熱意と志
私が看護師を目指したのは、入院中に親身になってくれた看護師の姿に感動したからです。患者さまの不安な気持ちに寄り添い、少しでも笑顔になっていただくことにやりがいを感じました。このときの感動を忘れずに、つらいことがあっても乗り越えられる原動力として、患者さまに寄り添える看護師を目指します。 |
熱意と志は、あなたの人間性や価値観を伝え、採用担当者に良い印象を与えます。つらいことがあっても乗り越えられる、仕事への強いモチベーションがあることを示せるため、定着率が高いと評価されます。新卒看護師の自己PRについては、次の記事でも詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:新卒看護師の自己PRはどうすれば良い?例文付きで解説
【ケース別例文】看護師転職の自己PR5選
最後に、看護師転職の自己PRのケース別例文を5選紹介します。
- 責任感をアピールする
- 協調性をアピールする
- コミュニケーション能力の高さをアピールする
- 柔軟に対応できることをアピールする
- 意欲や熱意をアピールする
それぞれの例文を具体的にみていきましょう。
責任感をアピールする
私の長所は、責任感があることです。これまで私は些細な変化も見逃さないように、注意深く観察しアセスメントしてきました。前職の病院は、慢性期疾患の方が多く、毎日あまり状態に変化のない方が長期間入院していました。看護師が注意深く一人ひとりを観察しなければ、褥瘡や関節の拘縮などが重症化し、さらに入院期間が長期化する可能性があります。そのため、今後もなるべく早期から対応できるように、患者さま一人ひとりに責任感を持って対応していきたいと考えます。 |
看護師の責任感が伝わると、採用後も安心して仕事を任せられると感じるでしょう。
協調性をアピールする
協調性があることが強みです。看護師のほかに、リハビリスタッフ、介護士、ケアマネジャー、時には行政のスタッフともかかわるため、協力することが大切です。しかし、専門性の違いなどから、意見が衝突することがあるかもしれません。この場合でも私には協調性があるため、それぞれの意見をすり合わせ、患者さまにとって良い方法を選択できます。ほかの職種の意見を尊重しながら、患者さまに良いケアを提供できるようにしたいと考えます。 |
看護師は医師やリハビリスタッフのほかに、ケアマネジャーや行政のスタッフともかかわります。協調性があることで、ほかのスタッフともスムーズに仕事をできることをアピールしましょう。
コミュニケーション能力の高さをアピールする
コミュニケーション能力の高さに自信があります。私は、毎日少しでもコミュニケーションを図ることを重要視していきました。そのため、多忙の中でも、話を傾聴してきました。そのおかげで、退院する日に「家に帰ってからも元気に頑張れそう」と声をかけてもらえました。看護師の仕事では、患者さまだけではなく、ご家族とのコミュニケーションも求められます。そのため、今後もコミュニケーション能力を活かして、患者さまやご家族、一人ひとりの不安を少しでも和らげるようにしていきたいと思います。 |
実際の場面を明らかにすることで、コミュニケーション能力の高さをどのように発揮できたのかを示せます。具体的であれば、自己PRの内容に説得力が増すでしょう。
柔軟に対応できることをアピールする
私は、柔軟に対応できることに長けています。これまでチームの一員として働いてきました。自分のやり方や考えに自信、こだわりを持ちつつも、他職種の意見を聞くことが重要です。そのため、利用者さまに実践できる改善策を柔軟に考えられます。採用後も、いろんなスタッフの意見を踏まえ、自分の意見を述べられると考えております。スタッフと意見を交わし協議を重ねたうえで、利用者さまにとって良いケアを提供していきたいと考えます。 |
自分の意見を持つことよりも大切なのは「利用者さまに良いケアを選択する」ことです。柔軟に対応できれば、チーム医療の効果を発揮でき、良いケアを提供できます。他職種とかかわる看護師に柔軟性は欠かせないため、好印象につながるでしょう。
意欲や熱意をアピールする
医療的ケアを多く実践している貴院で働くことを強く希望します。私は常に意欲、向上心を持って仕事をするように心がけています。「現在、実践している看護や業務での改善点はないのか」を考えながら取り組むことで、患者さまだけではなく、他のスタッフのためになると考えるためです。実際に、前職でも入院時の説明において、業務フローの改善を提案し、業務改善を実施できました。相手の意見を尊重しながら、貴院の発展のために貢献したいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。 |
患者さまだけではなく、スタッフにも貢献したいことを伝えることで意欲や熱意をアピールできます。アピールポイントを深く書くことで強調できるでしょう。
看護師の自己PRでは5ステップでポイントを押さえることが転職成功のコツ!
看護師が転職を成功させるためには、効果的な自己PRが欠かせません。
自己PRはアピールポイントを絞ったうえで「採用後、どう貢献できるのか」を書くことが大切です。具体的に書けると、ほかの看護師の方と差別化でき印象に残るでしょう。
今回紹介した5ステップで自己PRを書くと、採用担当者に好印象を与えられるため参考にしてください。
もし、あなたが患者さま一人ひとりとじっくり向き合う看護がしたいと考えているなら、訪問看護師という選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。訪問看護は、利用者さまと深くかかわれるため、病院勤務とは違ったやりがいがあります。
訪問看護への転職を検討している方は、NsPaceCareerにご相談ください。訪問看護に特化した求人サイトで、あなたに合った求人が見つけられるでしょう。
<参考サイト・文献>
2021年 看護職員実態調査|日本看護協会

「NsPace Career ナビ」は、訪問看護ステーションへの転職に特化した求人サイト「NsPace Career」が運営するメディアです。訪問看護業界へのキャリアを考えるうえで役立つ情報をお届けしています。