看護師の面接でよくある質問と回答例13選!自己紹介のコツも紹介

公開日:2023/12/26 更新日:2025/09/19
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「看護師の面接でよく聞かれる質問ってなに?」「面接でうまく自己紹介ができるコツを知りたい」などと、疑問や悩みがある方は多いでしょう。

看護師の面接では看護師を志した理由を質問されるほかに、自己紹介を求められるケースがあります。面接の場では、採用担当者に自分をアピールできるチャンスです。

しかし、ポイントを押さえておかなければ悪い印象を与え、転職がうまくいかない恐れがあります。 そこでこの記事では、看護師の面接でよくある質問とその回答、自己紹介のコツを紹介します。回答例と合わせて紹介するため、ぜひ参考にしてください。

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看護師の面接における定番の質問

ここでは、看護師の面接で必ず聞かれる定番の質問と、採用担当者の心に響く回答のコツを解説します。事前にしっかり準備して、自信を持って面接に臨みましょう。

自己紹介

「〇〇と申します。本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします」といったあいさつを含めつつ、看護師としてのキャリアを紹介することが大切です。

採用担当者が履歴書を見ながら話を聞けるように、簡潔で分かりやすい内容にまとめましょう。長々と話さず、1分以内に収めるのが理想的です。

志望動機

「なぜこの病院で働きたいのか」を具体的に伝えましょう。単に「理念に共感した」だけでなく、病院のホームページや見学で感じた魅力を自分の経験やスキルと結びつけることが重要です。

たとえば「貴院の〇〇な点に魅力を感じ、これまでの〇〇な経験を活かし、貢献したいと考えております」のように、具体的なエピソードを交えると説得力が増します。

転職理由

転職理由は、ネガティブな内容をポジティブに言い換えるのが基本です。

「人間関係が悪い」「給料が低い」といった不満ではなく「より専門性を高めたい」「患者さまと深くかかわる看護をしたい」など、前向きな理由を伝えましょう。

この病院だからこそ、自分のやりたいことが実現できるという流れで話すと、採用担当者は納得しやすくなります。

職務経歴

履歴書に記載した職務経歴を、質問に合わせて補足しましょう。

ただ、経験を羅列するのではなく「〇〇科で〇年間、〇〇な患者さまを看護してきました。〇〇な経験でスキルを身につけました」のように、自分の役割やそこから学んだことを具体的に話すことが大切です。

強み・弱み

強みは、応募先でどのように活かせるかを具体的に伝えましょう。

一例として「粘り強さ」を強みとするなら「〇〇な患者さまの看護に3ヶ月間向き合い、最終的に笑顔を引き出せました」のように、具体的なエピソードを話します。

弱みは、改善しようと努力している姿勢をセットで伝えてください。「苦手な点もありますが、〇〇な工夫をして克服しようと努力しています」のように、前向きな姿勢をアピールすることが重要です。

看護観

「あなたにとって看護とは何か」を問われる質問です。自分なりの言葉で、患者さまへの向き合い方や、看護師としての使命感を伝えましょう。

「患者さまの心の声に耳を傾け、その人らしい生活を送れるように支えることが、私の考える看護です」のような言葉で表現すると、あなたの個性や価値観が伝わります。

将来の目標

「この病院でどのように成長したいか」を具体的に伝えましょう。

単なる理想論ではなく、応募先の病院の教育体制やキャリアパスを踏まえて話すと、入社意欲が高いと評価されます。

「将来的には認定看護師の資格を取得し、貴院の〇〇な分野で貢献したいです」のような目標を述べると、採用担当者もキャリアプランをイメージしやすいため効果的です。

逆質問

「何か質問はありますか?」と聞かれたら、必ず質問を準備しておきましょう。

これは、入社意欲を示す最後のチャンスです。給与や残業時間などの待遇面に関する質問は避け「入職までに学んでおくべきことはありますか?」「チームの雰囲気や教育体制について詳しく教えていただけますか?」など、前向きな質問をすると好印象を与えられます。

看護師の面接のよくある質問と回答13選【回答例あり】

まずは、看護師の面接でよく聞かれる質問とその回答例を紹介します。10個の回答例とポイントをそれぞれみていきましょう。

自己紹介してください

<回答例1>
私は、これまで循環器内科病棟で3年、訪問看護ステーションで2年の勤務した経験があります。循環器内科病棟で勤務していた際に心不全療養指導士の資格を取得しました。そのため、入院時より在宅での生活を見据えたサポートなど、生活に寄り添えたケアができます。

自己紹介は、看護師の面接で最初に聞かれる質問です。この質問で応募者の印象が決まる大切なポイントです。経歴だけではなく自己PRを追加することで、次の話題にスムーズに移れます。

なぜ看護師を志したのですか?

<回答例2>
私は、自宅で祖父と生活していました。祖父は少しずつ身体が弱り自力では生活できない状況でした。その際に、訪問看護師が自宅に来て、ケアをしてくれた姿が今でも忘れられません。結局、祖父は亡くなってしまったのですが、家族みんなに見守られ、穏やかな最期を迎えられました。そのため、私は訪問看護師となり、在宅で生活する方を支えたいと考えたため看護師を志しました。

看護師を志した理由は、具体的に答えましょう。採用担当者は、看護師の適性があるか判断する必要があります。そのため、自己中心的ではないか、一般的な常識があるかをみています。

志望動機を聞かせてください

<回答例3>
見学した際に、多数のご利用者さまがいるにもかかわらず、一人ひとりに向き合ってケアをしていたのが印象的でした。私は大規模な病院での勤務経験がありますが、治療が優先となってしまい、個別的なケアを実践できませんでした。私が理想とするご利用者さまに寄り添うケアが実践できると思い志望いたしました。

志望動機は、看護師として重視していることや病院の特徴を合わせて伝えましょう。特徴を踏まえることで、志望意欲をアピールできます。

転職する理由を教えてください

<回答例4>
私は、これまで5年間の看護師経験を通して、基本的なスキルを身につけました。さらにスキルアップしたいと思い、教育体制が整っているところで勤務したいと考えました。そのため、転職を希望いたしました。

日本看護協会「2024年病院看護実態調査結果」によると、退職した新卒看護師について看護管理者が考える退職理由の4番目に「上司・同僚との人間関係」となっています。そのため、人間関係を理由に転職を検討する方もいるでしょう。

しかし、前職の悪口にならないように注意してください。ネガティブな理由でも、今後の目標や将来像などポジティブにまとめることが大切です。

就職した後に何をしたいですか?

<回答例5>
私は、心不全療養指導士の資格を活かして、心不全に悩むご利用者さまのケアを実践したいと考えます。具体的には、食事の指導やリハビリに取り組み、ご利用者さまの生活上での悩みを一緒に解決していきたいです。

これまでの経験を踏まえ、どのように貢献していくのか具体的に答えましょう。具体的であれば、採用担当者も応募者の就職後のイメージをつかめるため、どのように働いていくか等より現実的な話に発展しやすくなるでしょう。

関心のあるケアや、看護の領域はありますか?

<回答例6>
はい、あります。私は、急性期病棟に従事していたこともあり、患者さまやご家族とじっくり話すことがなかなかできませんでした。訪問看護師として、ご利用者さまの生活に視点を置いたケアや、家族看護を学んでいきたいです。

訪問看護ステーションで働くうえで、関心ごとは自己アピールになります。

また、この質問では採用者が、応募者の意欲を確認することができます

事前に、興味・関心のあることについて振り返り、積極的に答えられるように準備しておくと良いでしょう。

今後のキャリアアップのプランを教えてください

<回答例7>
私は、まずご利用者さまの訪問に慣れ、単独訪問ができるようになることが目標です。ゆくゆくはリーダー業務や教育に携わりたいと考えています。また、特定行為研修を受講し、実践の場で活かしたいです。

キャリアアップのプランを詳細に答えましょう。学び続ける意欲や将来の設計など明確であればアピールにつながります。

これまでの看護師経験について教えてください

<回答例8>
私は、循環器病棟で主に心疾患がある方のケアを通してアセスメント能力を身につけました。訪問看護ステーションでは、ご家族へのケアや多職種と連携しながら、よりよいケアを実践していくことを学びました。そのため、ご利用者さまやご家族の話を傾聴しながら、ケアを実践していきたいと思います。

看護師経験が豊富な方は、活かせる経験をまとめて伝えましょう。訪問看護ステーションでの経験がない方でも病棟での経験が活きます。具体的には、病棟での急変対応の経験が訪問看護で活かせます。

ご利用者さまの状態が悪化した際に少し様子を見てもいいのか、救急搬送するべきなのかをアセスメントし、必要な対応をおこないます。救急搬送となった際にも病棟のイメージがつきやすいため、引継ぎもスムーズにできるでしょう。また、病棟で退院指導をした経験も活きます。簡潔に、かつポイントを絞って話すことが大切です。

インシデント経験はありますか?

<回答例9>
私は、ご利用者さまが転倒したインシデントを経験しました。その方は、普段杖などを使わずに歩行していました。しかし、体調が思わしくなく、数日間寝て過ごしていました。体調が回復した際に、足腰の筋力が弱くなっており転倒しました。その都度、ご利用者さまの状態をアセスメントしたり、危険性などの説明を追加したりして対策を立てました。

医療の質・安全学会誌(Vol.16 No.3(2021))に掲載されていた「インシデントレポートの分析」によると、「看護師1人当たり1年間で3.6件のインシデント関与する」とされています。そのため、看護師は誰しもインシデントを経験したことがあるといえます。インシデントの内容だけではなく、対策も回答し問題解決能力があることを伝えましょう。

看護実習で印象深いご利用者さまとのかかわりは何ですか?

<回答例10>
看護実習で長期療養している方が、朝食後に私と話すのを楽しみに待っていたことが印象的でした。長期療養では、つらいことが多いにもかかわらず、私と話すときは常に笑顔でいてくれ、私に元気をくれました。この経験があったため、私は患者さまの心を明るく、笑顔にできるように声のかけ方や表情に気を配るようにしています。

患者さまとかかわったときの状況を伝え、その体験から何を学び、どう活かしているのかを伝えましょう。エピソードだけの回答ではなく、実践の場でどう活かすかが大切です。

あなたの長所と短所を教えてください

<回答例11>
私の長所は、協調性がありチームで働くことを得意とする点です。前職では、多職種連携のプロジェクトリーダーとして、部署の垣根を越えた情報共有を円滑に進め、患者さまの治療方針をスムーズに決定できました。一方、短所は完璧主義なところです。1つの業務に時間をかけすぎてしまう傾向があったため、最近ではタスクの優先順位を明確にし、周りの先輩を頼る意識を持つことで改善に努めています。

長所は、具体的なエピソードを交えることで、採用担当者があなたの強みをイメージしやすくなります。短所は、ただ弱点を伝えるだけでなく、改善しようと努力している姿勢をセットで話すことが重要です。

どのような看護観を持っていますか?

<回答例12>
私の看護観は「患者さま一人ひとりのその人らしさを尊重する看護」です。病気や治療だけでなく、患者さまの趣味や日課、価値観を大切にしたケアを心がけています。以前、趣味のガーデニングを諦めていた患者さまのために、病室で育てられる小さな花を一緒に選び、心の安らぎを取り戻していただいた経験があります。その方にとっての「当たり前」を守ることが、看護師の役割だと考えています。

模範解答ではなく、あなた自身の経験にもとづいたオリジナルの看護観を語りましょう。抽象的な言葉だけでなく、具体的な行動例をつけ加えることで、採用担当者にあなたの看護への価値観がよりはっきりと伝わります。

私たちの病院について、知りたいことはありますか?

<回答例13>
はい、2点質問がございます。1点目は、入職までに身につけておくと良い知識やスキルはありますでしょうか。2点目は、貴院の教育体制についてです。新人看護師へのサポートは、どのような体制で進めていくのか、より詳しく教えていただけますか?

「とくにありません」と答えるのは絶対に避けましょう。これは、入社意欲を示す最後のチャンスです。給与や休日など、待遇に関する質問は避け、仕事内容やキャリアアップに関する前向きな質問をすると好印象を与えられます。

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看護師の面接で自己紹介を求める理由とは?

看護師の面接で自己紹介を求めるには、以下の理由があると考えられます。

  • 人物像を把握する
  • コミュニケーション能力や人柄を確認する
  • 応募者の緊張をほぐす
  • 後の質問に活かす

採用担当者は、自己紹介を通して応募者が「どのように貢献できるのか」「どのような役割を担えるのか」など、就職後の姿をイメージしているのです。ここでアピールできれば、転職の成功につながります。

応募者の緊張をほぐし、より普段に近い状態を知ろうともしています。また、後の質問に活かしたいとも考えているため、自己紹介にはスキルや経験などを先出しできるといいでしょう。

看護師の面接の自己紹介【1分間で伝える】

看護師の面接の自己紹介は、簡潔にまとめることが大切です。以下2つの例文を紹介します。

  • 新卒向け
  • 転職向け

面接では「〇分以内」と指定される場合もあります。時間を特に指定されない場合では、1分間程度を目安に自己紹介しましょう。

例文1:新卒向けの自己紹介

本日はお時間をさいていただき、ありがとうございます。看護師の〇〇と申します。私は〇〇学校を卒業しました。
私の強みは観察力です。なぜなら、学生時代にテニス部の問題を解決したためです。テニス部で問題を起こすメンバーがいて、対応に困っていました。そこでよく観察し、サーブの練習は熱心に取り組むことを発見しました。サーブについて話す中で打ち解け、そのメンバーは問題を起こさず真剣に取り組むようになりました。訪問看護ステーションのケアの場でも、ご利用者さまをよく観察し、一人ひとりに合ったケアを実践していきます。どうぞよろしくお願いいたします。

自己紹介では、氏名、学歴を話しましょう。200~300文字でまとめると、印象アップにつながります。

例文2:転職向けの自己紹介

本日はお時間をさいていただき、ありがとうございます。看護師の〇〇と申します。〇〇学校を卒業し、〇〇病院で5年間循環器病棟に勤めました。
私は、理念のひとつである「ご利用者さまのご家族にも寄り添ったケアを提供する」に共感し応募しました。循環器内科での経験を活かしながら、ご利用者さまだけではなく、ご家族にも寄り添えるようにしていきます。話を傾聴し、どのようなニーズがあるのか把握しながらケアを実践していきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

自身の経験に理念を織り込み自己紹介ができると、採用担当者にうまくアピールできるでしょう。

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看護師が面接の自己紹介で伝えるべき5つのこと

次に、看護師が面接の自己紹介で伝えるべきことを以下の5つ紹介します。

  • 氏名
  • 最終学歴・職務経歴
  • 志望理由
  • お礼
  • 人柄を伝える一言

自己紹介で伝える内容はあらかじめ整理しておきましょう。

氏名

シンプルに「〇〇〇〇です」と伝えてください。

面接での一言目であり緊張するかもしれません。早口になったり、声が小さくなったりしないように、はっきりと答えましょう。

最終学歴・職務経歴

新卒の方は最終学歴、転職の方は最終学歴と職務経歴を答えましょう。

複数の転職を経験している方は、長々と答えないように注意してください。後ほど深堀されるため、配属していた科や役割を簡潔にまとめて答えましょう。

志望理由

訪問看護ステーションが「どのような人材を求めているのか」を把握してください。スキルや経験と求める人物像を合わせて志望理由を伝えると、アピールにつながります。

お礼

採用担当者は、日程を調整し、関係する部署に連絡するなど面接の準備をします。当日も時間を割いています。

そのため、お礼を伝えるのを忘れないでください。

人柄を伝える一言

面接の自己紹介では、就職した後に「ご利用者さまとどのようにかかわり、ケアをしていくのか」を判断します。

そのため、スキルや経験だけではなく、応募者の人柄がわかる一言を添えましょう。具体的には以下のとおりです。

  • 責任感がある
  • 協調性がある
  • 実行力がある

業務と絡めたうえで答えてください。業務に関係がない返答は控えましょう。

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看護師が面接の自己紹介で好印象を与えるコツ

ここでは、自己紹介で好印象を与える3つのコツを紹介します。

  • 1分程度でまとめる
  • 明るい表情で話す
  • ポジティブな発言をする

転職の成功には、採用担当者に好印象を与えることが欠かせません。それぞれを具体的にみていきましょう。

1分程度でまとめる

面接では1分程度でまとめることが好印象につながります。

なぜなら、1分程度でまとめて伝えられると、簡潔かつスムーズに業務を遂行できると判断されるからです。訪問看護ステーションの業務で、同時に多くの業務をおこなわなければならない場面は少なくありません。

面接で簡潔にまとめられる能力をアピールすることが大切です。

明るい表情で話す

面接で明るい表情で話すことも大切です。

その理由は、病気や障害を持ったご利用者さまが対象であるためです。暗い表情でケアをされると、いい気分はしないでしょう。

ご利用者さまからのクレームにつながる恐れがあるため、面接では明るい表情で話してください。

ポジティブな発言をする

面接ではポジティブな発言も欠かせません。

ポジティブな発言をする方は何事にも前向きであり、就職後スキルアップにも取り組めると判断されます。また、ほかのスタッフとの連携もスムーズにとれ、協調性があるとの印象を与えるでしょう。

そのため、ポジティブな発言をして、就職後にどのように貢献できるかアピールしましょう。

関連記事:看護師の面接マナーとは?当日の流れや事前にできる4つのことを紹介

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看護師の面接の自己紹介で悪い印象につながるポイント

最後に、自己紹介で悪い印象につながる5つのポイントを紹介します。

  • 短すぎる
  • アピールポイントが多すぎる
  • ネガティブな発言をする
  • 小さい声・早口で話す
  • 職歴や学歴をごまかす

悪い印象を与えると転職がうまくいかない恐れがあります。なぜ悪い印象につながるのか、それぞれみていきましょう。

短すぎる

面接の自己紹介は、簡潔にまとめて伝えることが大切です。

しかし、短すぎると採用担当者は「アピールするポイントがないのか」「興味がないのか」など感じる恐れがあります。関心度が低ければ、採用担当者は採用したいと思わないでしょう。

そのため、時間の指定がなければ、1分間程度の時間をかけて伝えてください。

アピールポイントが多すぎる

アピールポイントが多すぎることもマイナスの評価につながる恐れがあります。

理由としては、本当にアピールしたいことがぼやけて伝わりにくくなってしまうためです。

また、採用担当者は面接で聞きたいことをある程度決めており、自己紹介の後に自己PRを求める場合があります。アピールポイントばかり伝えると「自己紹介の目的がわかっていない」とみなされます。面接もスムーズに進まないでしょう。

そのため、アピールポイントを絞って伝えてください。

ネガティブな発言をする

訪問看護ステーションでの業務は、楽しいことばかりではありません。

思い悩んだり、苦痛を感じたりすることもあるでしょう。ネガティブな発言ばかりしていると「すぐに辞めてしまうのではないか」「投げやりになるのではないか」と疑われてしまいます。

具体的なネガティブな発言は下記の通りです。

  • 次の訪問先でもうまくケアができない
  • また〇〇さん宅で点滴の針の入れ替えに失敗しそう
  • 〇〇さん家族の対応が苦手だから訪問が長引きそう

このようなネガティブな発言は控え、ポジティブな発言に変更しましょう。

小さい声・早口で話す

面接で緊張しているため、声が小さくなり、早口で話してしまうかもしれません。しかし、採用担当者にうまく伝わらない恐れがあります。

「自信がない」と印象を与えるかもしれません。そのため、はっきりした口調で、ゆっくりと話しましょう。この際、目が泳ぐと落ち着きがないと感じられるため、視線にも注意してください。

職歴や学歴をごまかす

職歴や学歴をごまかすと、その場で不採用となる可能性が高いです。

複数の転職経験がある方は、年代順でまとめておきましょう。職務経歴書や履歴書との整合性も確認してください。

関連記事:看護師の面接で自己紹介が必要な理由とは?好印象につながる5つの例文を紹介

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看護師の面接でよくある質問に適切に答えて好印象を与えよう

看護師の転職では面接などの選考を受け、合格すると採用が決定します。

転職を成功させるためには、簡潔にまとめ適切に答えなければなりません。ほかの応募者との差をつけることが大切です

いき当たりばったりの答えでは、専門的なスキルや豊富な経験があっても見抜かれてしまうでしょう。看護師の面接では、自己紹介などのよくある質問を想定し準備したうえで面接に臨んでください。

この記事で解説した面接対策は、転職を成功させるための第一歩です。しかし、面接対策だけでなく、あなたにぴったりの求人探しも同じくらい重要です。

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<参考サイト・文献>
心不全療養指導士|一般財団法人 日本循環器学会

2024 年 病院看護実態調査 結果|日本看護協会

インシデントの分析|医療の質・安全学会誌(Vol.16 No.3(2021))

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記事投稿者プロフィール画像 NsPace Careerナビ 編集部

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