訪問看護師としてのキャリアーー働きやすさと成長の両立~訪問看護ステーション光風・俵谷さんにインタビュー~

公開日:2026/04/10 更新日:2026/04/10
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訪問看護ステーション光風の管理者・俵谷さんにインタビューです。看護師を目指した原点から、キャリアを重ねる中で感じた葛藤、そしてステーション立ち上げに至るまでの想いを伺いました。子育てと仕事の両立に悩んだ経験や、「心地よさ」を大切にした組織づくり、訪問看護のやりがいなど、これから訪問看護を目指す看護師にとってリアルなヒントが詰まった内容です。

【※本記事はNsPace Career が事業所向けに提供している「特集記事掲載サービス」によるものです。取材・撮影・編集はNsPace Career が担当しました。】

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事業所名

訪問看護ステーション光風

雇用形態

常勤

給与

月給 320,000円 ~ 350,000円

就業場所

〒249-0006 神奈川県逗子市逗子5‐4‐29カサハラビルC3階
オンコール対応相談可 家庭都合休OK
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看護師を志した原点と訪問看護への想い

―これまでのご経歴について教えてください

「看護学校に進学して、そのまま病院で働いていました。消化器内科の病棟で3年ほど勤務していました」

病院で経験を積みながらも、もともとは訪問看護への想いを持っていたといいます。

「もともと訪問をやりたくて看護師になったんです。祖母が自宅で亡くなったんですけど、そのとき母が通って介護をしていて。育児も家事もしながらで、本当に大変そうで。何かできないかなって思ったのがきっかけでした。母が昔、看護師をしていたこともあって、憧れもありましたね」

看護学生時代に訪問看護の実習が始まり、実際の現場に触れたことで、その想いはより確かなものになっていきました。

「実習に行ったときに、“やっぱりこれやりたい”って思いました。ただ、その頃は新卒では訪問看護師になることは難しいと言われていて」

その後は病棟勤務に加え、訪問入浴や療養病棟など、少しずつ在宅に近い領域を経験しながら、タイミングを見て訪問看護の道へと進んでいきました。

子育てとキャリアの葛藤、訪問看護への一歩

看護師としてのキャリアの中で、大きな転機となったのが子育てとの両立でした。

「出産して復帰する時って、すごく怖かったんです。働きながら子育てして、でもキャリアも積みたい。時間もないっていうジレンマがあって」

緩和ケア病棟での経験も経て、俵谷さんは最終的に訪問看護へと進みます。

「だったらもう行っちゃえと思って!訪問看護に飛び込みました」

初めての訪問看護の現場では、多くの利用者さんと関わる中で、印象に残る場面もあったといいます。

また、訪問看護を始めた当初の不安についても率直に語っています。

「自分の判断や知識が足りないんじゃないかとか、自分の言葉ひとつで利用者さんやご家族の気持ちが揺れてしまうんじゃないかっていう怖さはありました」

その中でのご自身の変化についても、包み隠さず明かしています。

「当時は、“自分にはできる”って思っていたところもあって。でも今振り返ると、自分がいいと思ったことが相手にとってもいいと思い込んでいた時期だったなと思います」

「いろんな失敗をして、たくさん指導を受けて、看護師を辞めようと思ったこともありました」

それでも続けてこられた背景には、支えてくれる存在がありました。

「家族や子ども、先輩に支えてもらって、乗り越えられたと思っています。本当に周りに恵まれていましたね」

こうしたサポートもあって、俵谷さんは次の挑戦として、難病看護師の資格取得をしました。

―難病看護師としてのキャリアを歩まれるきっかけはどんなことだったのでしょうか

「当初は、緩和ケア認定看護師になることが希望だったんですが、子育て真っ只中で大変な日々であきらめてしまいました。でも、何か専門的な自分の看護の根幹になるものがほしいなって。そんな時に、知人に『難病看護師の資格があるよ』って教えてもらったんです。最初はピンとこなかったんですけど」

時を同じくして、パーキンソン病の利用者さんを受け持つことになった俵谷さん。

「自分があまりにもパーキンソン病のことを知らなかったんです。もっと深く勉強してみたい。頑張ってみたい。そんな気持ちが湧いてきて。実際に、研修や実習を受けてみて、自分の根幹になるものが作れたと思いますね」

緩やかに、でも確実にキャリアを積んでいく歩みは、やがて更なるチャレンジにつながっていきます。

「心地よさ」を軸にしたステーションづくり

母をしながら働くことの大変さを経験してきた俵谷さんは、もっと働くお母さんが働きやすくなれたら…と思うようになったそうです。

「キャリアや学びをもっとしたい。でも、時間がない。なんだか、さみしかったんですよね。そんなお母さんでもある看護師を“まるごとサポートできる訪問看護ステーション”がいいなって。だったら、作っちゃえ!って作りました」

訪問看護ステーション光風という名前には、俵谷さんの大切にしている価値観が込められています。

―ステーション名にはどんな意味がありますか?

「“こうふう”って読むんですけど、“木漏れ日の中を吹く心地よい風”っていう意味があって」

「心地よさを追求したいと思ってつけました」

その背景には、過去の経験から得た気づきがあります。

「訪問していた利用者さんで、終末期の方がいたんです。ご家族へ、現在の状態やこれからの変化の説明をした時に、自分ではちゃんと伝えたと思っていたんですけど、その後に訪問した別のスタッフから、ご家族が“俵谷さんの話を聞いてすごくつらかった”と話していたと聞いて」

「その時に、話すことだけじゃなくて、表情や気持ちを受け止めることの大切さを考えさせられました」

この経験が、「心地よさ」という考え方につながっているといいます。

「利用者さんにとって、心地よい時間やケアって何だろうって考えるようになりました」

さらに、その視点は利用者さんだけでなく、スタッフにも向けられています。

「スタッフも含めて、関わる人みんなが生き生きと働ける環境にしたいと思っています」

―訪問看護ステーションの管理者としてのやりがいはありますか

「日々がやりがいですね。うちのステーションは、急な依頼が来て訪問することもあるのですが、タイムリーな対応をしていくこともやりがいです。『一スタッフ目線』で言えば、自宅で静かに看取れたり、おうちでよかったって言ってもらえたりすることもやりがいですよね」

「管理者としては、利用者さんの話をスタッフ同士で話しているところを見ると嬉しい。利用者さんからスタッフのことを褒めていただいた時は、本当に感慨深いですね。嬉しくて、“よしっ!”ってなります(笑)。こういう場面は、管理者としてのやりがいを感じられるし、ありがたいですね」

また、ステーションがある逗子市は、海や緑に囲まれたあたたかい土地でもあります。

「穏やかでいいエリアだなと思って決めました。横須賀や横浜からも近く、何より自然を感じられるのが心地よいですね」

利用者さんは、主に高齢者や難病の方に対応しています。終末期の方の依頼も多く、開設して2年弱で、約30名のお看取りをされています。

「たまに“みんなのお母さん”になっているような感じがあります」と笑って話す俵谷さん

人を育てるために大切にしていること

―成長できる職場として大切にしていることは?

「スタッフには“頭でっかちにならないでほしいな”っていうのは、よく伝えています」

知識や技術だけでなく、目の前の人と向き合う姿勢を大切にしています。

「等身大のその人を見ること。利用者さんに興味を持って、対話しようとすることが大事だと思っています」

また、学びたいという気持ちを支える仕組みづくりにも取り組んでいます。

Eラーニングを取り入れて、子育て世代の多いスタッフが隙間時間でも学べるようにしています。また、外部から講師や業者の方を招いての研修会や、資格取得のサポートもあります。

「各領域の認定や専門看護師の資格だけじゃなくて、いろんな学びを頑張っている人にはきちんと評価したいと思っています」

資格手当として、頑張りを評価する制度を用意しています。

―オンコールやお休みの取り方についても教えてください

「オンコールは、常勤スタッフは基本的に月に5日までとしています。365日営業しているので、土日祝日はシフト制にしています。お看取りが多いので、緊急訪問が多い時もありますが、少ない時もありますね。みんなで協力し合っています」

―働きやすい職場にするために、意識していることはありますか?

「お休みをとるのが申し訳ない気持ちは、私も経験してきたからすごくわかるんです。でも、恐縮して“休みをください”ってならないように、声をかけ合っています。出勤した時にしっかり働いて、自宅では思いきりお母さんしてほしい。仕事でパフォーマンスを発揮してくれたらいいので、いざという時は、私が担うから休んで!って」

―最後に、訪問看護に興味がある方へメッセージをお願いします

「興味を持った時が、始め時だと思っています」

シンプルな言葉ですが、その中にはこれまでの道のりを歩んできた俵谷さんだから言える言葉でした。

「不安はあると思いますが、飛び込んでみてほしいです。ちゃんと受け止めてくれる場所はあると思います」

ステーションのロゴマークには“小さな野の花にも気を配れるように”というメッセージが込められています。

インタビュアーより

俵谷さんのお話からは、「心地よさ」という言葉の奥にある深い意味が伝わってきました。利用者さんへの関わりだけでなく、スタッフ一人ひとりの働き方や想いにも丁寧に向き合っている姿が印象的でした。ご自身の経験をもとに、同じように悩む看護師に寄り添う姿勢は、これから訪問看護に挑戦する方にとって安心感につながるのではないでしょうか。

事業所概要

■事業所名
訪問看護ステーション光風

■住所
〒249-0006
神奈川県逗子市逗子5-4-29 カサハラビルC3階

事業所紹介ページ:https://ns-pace-career.com/facilities/14244

未経験者歓迎♪丁寧な研修あり!利用者様とそのご家族にまっすぐに向き合える方のご応募をお待ちしています

事業所名

訪問看護ステーション光風

雇用形態

常勤

給与

月給 320,000円 ~ 350,000円

就業場所

〒249-0006 神奈川県逗子市逗子5‐4‐29カサハラビルC3階
オンコール対応相談可 家庭都合休OK
詳細を見る

未経験者歓迎♪丁寧な研修あり!利用者様とそのご家族にまっすぐに向き合える方のご応募をお待ちしています

事業所名

訪問看護ステーション光風

雇用形態

非常勤

給与

時給 2,000円 ~ 2,300円

就業場所

〒249-0006 神奈川県逗子市逗子5‐4‐29カサハラビルC3階
家庭都合休OK 土日祝に休日あり
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記事投稿者プロフィール画像 NsPace Careerナビ 編集部

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