神戸市で安心して働ける訪問看護~訪問看護ステーションやまとうみ 宮本さん、Iさんにインタビュー~

神戸市中央区にある「やまとうみ訪問看護ステーション」。看護師で管理者を務める宮本さんと、理学療法士で主任のIさんに、これまでのキャリアや訪問看護に出会ったきっかけ、そして「辞めない職場」を目指す理由について伺いました。病院から在宅へ挑戦しようと考えている看護師・リハビリ職の方に読んでいただきたいインタビューです。
【※本記事はNsPace Career が事業所向けに提供している「特集記事掲載サービス」によるものです。取材・撮影・編集はNsPace Career が担当しました。】
【中央区・常勤】土日休み・オンコール対応相談可◎訪問看護未経験OK!
事業所名
雇用形態
給与
就業場所
30歳からの再出発と在宅との出会い
―まずは、これまでのご経歴を教えてください。
宮本さん「もともとは看護師ではなく、一般職で営業として働いていました。30歳のときに看護師になったんです。社会的信用もありますし、生活が安定するかなと思って。自立できる仕事をしたいという気持ちがありました」
病院や施設で経験を積み、訪問看護は約10年になるそうです。
―訪問看護に関わるようになったきっかけは何でしたか?
宮本さん「子どもが保育園に通うようになって、土日休みで働けるところを探していました。病院だと夜勤がありますよね。体調を崩してしまったこともあって…」
少し間を置いてから、こう続けます。
宮本さん「正直、人の家に行くのは嫌でした。でも、行きだしたら“はまった”んです」
病院勤務では、どうしても時間に追われる日々だったと振り返ります。ナースコールが鳴り、処置や記録に追われる毎日。その経験を否定するわけではありませんが、在宅で感じた空気はまったく違ったそうです。
宮本さん「季節を感じたり、その家の匂いがあったり。ご家族の生活があって。自然に“家で過ごしている”感じがあるんです」
―在宅に興味を持ったきっかけは?
Iさん「病院の研修で訪問リハを経験しました。手術して在宅に戻っていく方を、生活を見ながら支えるのが自分に合っていると感じたんです。利用者さんは、“何に困っているのか“を深く知ることができる。それが魅力でした」
生活を支える。その視点が、お二人の共通点のように感じられました。
「辞めない職場」をつくるという選択
―管理者として大切にしていることは何ですか?
宮本さん「働きやすさを、とにかく追求しています。辞めない人がいいなと思っています」
迷いなく、即答でした。
宮本さん「誰かが辞めると、利用者さんとの関係が切れてしまう印象があって。それが嫌なんです。だから、みんなで利用者さんを見るようにしています」
やまとうみ訪問看護ステーションではチーム制を取り入れています。
急なお休みがあっても柔軟にフォローできる体制。全スタッフができるだけ多くの利用者さんを把握できるようにしています。
宮本さん「長く働き続けられることが大切ですからね」
土日休みに加え、月1回の公休。オンコールの回数も相談可能。子育てをしているスタッフもいることから、受診や行事の中抜けも柔軟に対応しています。こうした積み重ねが「続けられる環境」につながっています。
Iさんは、理学療法士3名・作業療法士3名の主任として、相談窓口や社外連絡を担っています。
Iさん「ちょっとしたことでも相談してくれます。誰かが困ったことは、他の人も困っているかもしれないので、みんなにも共有しています」
訪問先で悩んだり、困ったりしたときはチャットツールを活用し、より緊急性が高い時は電話で連携しています。精神科の利用者さんも多いため、訪問看護未経験のスタッフへフォローも大切にしています。
Iさん「利用者さんは“生活者”でもあるので、その視点を忘れないようにしています」
チームで支えたご夫婦の変化
―印象に残っているケースがあれば教えてください
宮本さん「依存傾向のあるご夫婦ですかね…」
何かあるたびに電話があり、どうすればいいかを尋ねられる日々だったと話します。
宮本さん「『腰が痛い』とか、とにかくなんでも聞いてくるんです。電話も多かったですね」
そこでチームで話し合い、対処法を具体的に伝えていきました。
「『腰痛のときはまず薬を飲みましょう』と伝えたら、『昨日薬飲んだよ』って報告してくれるようになって」
正月には『食べ物がない』と連絡があったこともありました。それでも見守りを続ける中で、少しずつ変化が見えてきたといいます。
散髪や買い物に、自分たちで出かけられるようになったのです。
「最初は買い物を見守りました。でも、だんだん1人で行けるようになって。チームみんなで支えあったケースだと思います」
生活に合わせたリハビリや、日頃の皮膚のケアも含め、生活全体を支える。利用者さんそれぞれにあったケアを提供して、その積み重ねが、利用者さんの自立につながる。
宮本さん「全部ではないですけど、改善していけることはいいことかなと思います。やりがいですね」
その言葉に、Iさんも静かにうなずいていました。
在宅で変わった看護観とリハビリ観
―訪問看護に来てから、考え方に変化はありましたか?
Iさん「看護師と一緒に訪問することは大きいです。理学療法士と視点が違うので学びになります。生活をもっと見なくてはと思うようになりました」
宮本さん「病院だと、嫌なことでも治療しないといけないことが多いですよね。でも家だと、本人が嫌なら救急車にも乗せられない。本人の思いを一番にすることが大事です」
在宅では、医療者が“こうしたほうがいい”と思っても、すぐに行動に移せない場面もあると言います。
宮本さん 「部屋が汚れていても、本人に掃除する気持ちがなければ、私たちは無理に動かすことはできません」
利用者さんの思いを受け止めながら、タイミングを待つ。必要以上に介入しすぎない。その距離感の難しさも、在宅看護の特徴のひとつだと感じているそうです。
やまとうみ訪問看護ステーションでは、精神科の利用者さんが半数ほどを占めますが、訪問看護未経験で入職し活躍しているスタッフも多く在籍しています。同行訪問や振り返りの時間を設け、それぞれのペースに合わせて、訪問看護師としての成長を支えています。
長く働きたい人へ伝えたいこと
―これから転職を考えている看護師へメッセージをお願いします。
宮本さん「やってみようと思ってくれたらいいなと思います。長く働きたい人に来てほしいですね」
―どんな人が、やまとうみ訪問看護ステーションには向いていますか。
宮本さん「辞めない人が向いていると思います。ここでいろんなチャレンジをしたい、働き方を工夫したいと思える人。自分の生活状況の変化があったら、相談して時短にしてもいい。変化を楽しめるといいですね」
Iさん「興味がある方と、みんなで一緒にやっていけたらと思います」
利用者さんがどうしたいのか、何を望んでいるのかという視点で関われる人こそ、ぜひ一緒に働きたいとお二人とも共通して話されていました。

インタビュアーより
取材中、電話が鳴るたびに宮本さんは的確に対応し、戻ると何事もなかったかのように話を続けてくださいました。その姿を静かに支えるIさん。お二人の関係性からは、日頃の連携の深さが自然と伝わってきました。
「辞めない職場」という言葉は、制度だけでは実現できません。チーム制や相談体制、柔軟な働き方を一つずつ形にしてきた積み重ねが、やまとうみ訪問看護ステーションの安心感につながっているのだと感じました。
事業所概要
事業所名:訪問看護ステーションやまとうみ
住所:兵庫県神戸市中央区中町通3丁目1-15 神戸コーポラス902
NsPace Careerナビ 編集部 「NsPace Career ナビ」は、訪問看護ステーションへの転職に特化した求人サイト「NsPace Career」が運営するメディアです。訪問看護業界へのキャリアを考えるうえで役立つ情報をお届けしています。
