充実の教育体制と熱いリーダーが導く精神科訪問看護~訪問看護ステーション アユース高槻 岸本さん、佐々木さんにインタビュー~

訪問看護ステーション アユース高槻は、精神科領域に特化した訪問看護ステーションです。
管理者の岸本さんは、利用者一人ひとりの思いに寄り添いながら、スタッフの成長を優しく支える温かな存在です。
採用担当の佐々木さんは、働く人が安心して力を発揮できるよう、そっと背中を押しながら支える頼もしいサポート役。
今回はお二人に、アユース高槻の魅力と、未経験の方でも安心して訪問看護を始められる理由を伺いました。
【常勤】訪問看護をやりたいという想いの強い方募集中!!
事業所名
雇用形態
給与
就業場所
精神科のその先を見たくて、地域へ飛び出した
-訪問看護に携わるようになったきっかけを教えてください。
「精神科病院で働いていた頃、いつも思っていたんです。退院した後、この人たちはどんな生活をしているんだろうって」
そう語るのは、訪問看護ステーション アユース高槻の管理者・岸本さん。10年以上にわたり精神科病棟での看護を経験してきた彼の中に芽生えたのは、「地域で暮らす姿を、この目で見てみたい」という純粋な探究心でした。
知人を通じて紹介されたアユース高槻に足を運んだ際、法人の理念や、熱心に話を聞いてくれたスタッフの姿勢に心を打たれた岸本さん。
「“ここやな”って思ったんですよね」
迷いなく新しい一歩を踏み出しました。

「手技よりコミュニケーション」精神科看護の奥深さ
-精神科の訪問看護で、特に大事にされていることは何ですか?
「一般科では点滴とか検査とか、いわゆる“手技”が中心になることが多いですよね。でも精神科では、それがほとんどない。僕なんて、もう10年以上針を刺してないです(笑)」
そう言って笑う岸本さんですが、その視線は真剣です。
「じゃあ精神科の看護って何なのかって言ったら、僕は“コミュニケーション”やと思ってるんです。それを“技術”として捉えることが、大切なんですよ」
技術とは、習得し、磨き、発展させていくもの。その観点でいえば、精神科におけるコミュニケーションは、何よりも難しく、かつ深い看護技術なのだと岸本さんは語ります。
「回数を重ねれば上手くなる手技と違って、対話はそう簡単には上手くならない。でもその分、奥深さがあるし、やりがいもあるんですよ」
涙したエピソードと、心が動く瞬間
-これまでの訪問の中で、特に印象に残っている利用者さんとのエピソードはありますか?
「僕、こう見えても熱い人間なんですよ。どう見えてるかは分からないですけどね」
ユーモアを交えた岸本さんの言葉には、長年精神科看護に携わってきた人の温かさがにじみます。
「以前、10代後半の男性を支援していたことがあって。発達障害の診断がある方で、当初は少し難しい言動もありました。でも、チームで関わり続けるうちに、その方が地域の“福祉コンビニ”で働くことになったんです。新聞にも載ったんですよ」
「そのときは思わず泣いてしまいました。利用者さんの前で泣くのはよくないんですけど、嬉しすぎて…。あれから八年経ちますが、今でもそのコンビニに立ち寄ると、元気に働いている姿を見て胸が熱くなります」
岸本さんは、その経験を今も大切にしているといいます。
「地域での看護って、すんなり良くなる人は少ない。でも、関わりの難しい人ほど良い方向に変わっていく姿を見ると心が震えるっていうか。スタッフにもこういう体験をしてほしいなって思って、伝えています」

“くじけさせない”チームのつくり方
-スタッフの皆さんが、日々前向きに働けるように意識していることはありますか?
「精神科の訪問看護って、拒否やクレームも少なくないんですよ。でも、くじけてしまわないように、前向きになれるような関わりをさせてもらってます」
岸本さんは、スタッフが壁にぶつかったときこそ丁寧に寄り添うといいます。
「思いを持って動いたことは間違いじゃない。“タイミングと伝え方の問題だけやからね”って、必ず伝えます」
その“支え合い”を形にしているのが、日々のミーティングや勉強会です。
毎朝のショートカンファレンスや週1回の勉強会は、もう10年以上続く大切な習慣。訪問件数を減らしてでも、その時間を守ってきました。
「1件訪問に行くよりも、この時間を“みんなで考える時間”にあてるほうが、支援の質につながるんです。勉強会も講義形式ではなく、スタッフみんなが考えて意見を出し合うようにしています。“自分も同じことで悩んでた”と気づける場なんですよ」
一人で訪問する時間が多いからこそ、戻ってきたときに話せる居場所がある。
その積み重ねが、アユース高槻のチーム力を支えています。
安心して働ける理由:教育・環境・制度の充実
ー教育体制や働く環境で、特に大切にしていることを教えてください。
教育やサポート体制については、採用担当の佐々木さんが教えてくれました。
「新人さんにはプリセプターがつきますし、誰にでも相談しやすい雰囲気があるのが強みです。春・秋の新入職研修や、年次別研修、eラーニングなど段階的な学びも整っています」
働く環境の面でも、スタッフを支える工夫が随所にあります。
- 実働7時間(9:00〜17:00)・残業月5時間程度で、ほぼなし
- 制服(複数色あり)・靴下貸与・訪問車・タブレット・社用携帯支給
- 夏場の飲料支給(1日3本)や冷感グッズの導入
- ウェルビーイング休暇(入職初期から利用可)
- インフルエンザ予防接種無料(法人負担)
給与については、岸本さんがこう話します。
「訪問看護は昼間の仕事なので、病棟勤務のように夜勤手当がなくて不安な方も多いと思います。でもうちは、訪問看護手当や出来高手当、オンコール手当などを整えて、夜勤ありの病棟看護師と同程度の収入になるようにしています。そこは法人の強みですね」

インタビュアーより
取材を通して感じたのは、アユース高槻が「人を育てる場所」であるということ。
岸本さんの穏やかな語り口の中には、看護師としての誇りと、スタッフへの深い信頼がありました。
また、佐々木さんの丁寧な説明からも、“安心して働ける環境を整えること”への真摯な姿勢が伝わってきます。
精神科訪問看護に初めて挑戦する方にこそ、ぜひ一度その扉を開いてほしい。
きっとここには、あなたを迎え、共に歩んでくれる仲間がいるはずです。
事業所概要
事業所名:訪問看護ステーション アユース高槻
住所:大阪府高槻市桜ケ丘23-5(桜ヶ丘医療ビル2F)
事業所紹介ページ:https://ns-pace-career.com/facilities/14039
【常勤】訪問看護をやりたいという想いの強い方募集中!!
事業所名
雇用形態
給与
就業場所
NsPace Careerナビ 編集部 「NsPace Career ナビ」は、訪問看護ステーションへの転職に特化した求人サイト「NsPace Career」が運営するメディアです。訪問看護業界へのキャリアを考えるうえで役立つ情報をお届けしています。
