子育て中も安心して働ける訪問看護~ともろー訪問看護ステーション市沢 山口さんにインタビュー~

ともろー訪問看護ステーション市沢の管理者・山口さんは、急性期病院での経験を経て訪問看護に転身。「じっくり関わりたい」という想いを胸に、訪問看護一筋で25年のキャリアを歩んできました。子育て中のスタッフも安心して働ける環境づくりや、チームで支え合う柔軟な体制を整えるなど、誰もが長く続けられる訪問看護のかたちについてお話を伺いました。

【横浜市旭区・常勤】年間休日124日/賞与4.4か月/オンコール手当あり◎マイカー通勤OKの訪問看護ステーション
事業所名
雇用形態
給与
就業場所
小学生の頃から看護師に憧れて
―山口さんが看護師を目指したきっかけは、どんなことだったのでしょうか?
「小さい頃から、道を聞かれたり『これ教えてくれない?』と頼まれることが多かったんです。人の役に立つことが自然にできる自分に気づき、将来はそういう仕事をしたいと感じるようになりました。さらに、看護師をしていた叔母2人から『あなたは看護師に向いている』と勧められ、小学生の頃には目標がはっきり固まりました。」
―卒業後は病院勤務からスタートされたんですよね。
「はい。奨学金の関係もあり、神奈川県の300床規模の病院に就職しました。内科を中心に、皮膚科や整形外科など幅広い診療科で経験を積むことができました。急性期での多忙な毎日を通して、一人ひとりとじっくり関わる時間の大切さを実感し、訪問看護への興味が芽生えました。」
訪問看護で実感した「じっくり関われる喜び」
―訪問看護を最初に体験されたのは、いつ頃ですか?
「病院を辞める少し前に、ある訪問看護ステーションでアルバイトとして少しだけ入ってみたんです。そうしたら、すごく楽しくて。『これだ!』って思いましたね。利用者さんご本人だけでなく、ご家族にも関われるのが訪問看護の魅力だと思います。チームと連携しながらケアを進める感じが、私にはすごく合っていました」
―そこから25年、訪問看護一筋で歩んでこられたのですね。
「はい、気がついたらあっという間で!今は本当に、病院より訪問看護のほうが自分には合っているなと感じます。達成感もありますし、“深みにはまった”っていう表現がしっくりきますね」

チーム制と柔軟な働き方で、誰もが働きやすい
―ともろー訪問看護ステーション市沢に入職されたきっかけは?
「前職でも訪問看護をしていましたが、転職を考えていた時に友人から紹介を受けました。平成24年から管理者として勤務し、もう15年近く経ちます。日々の課題はありますが、スタッフ全員が働きやすい環境づくりを第一に考えています」
―働きやすさのための工夫はありますか?
「昔は完全担当制でしたが、現在は担当を持ちつつもチームで動く体制に変えました。これにより休みが取りやすくなり、利用者さんにとっても『担当が違うから不安』という心配が減ります。月1回のカンファレンスに加え、日常的に訪問帰りに自然と情報共有する文化を大切にしています」
―子育て中のスタッフへの配慮はどうされていますか?
「多くのスタッフが子育て中なので、お互いに譲り合いながらシフトを組んでいます。基本は平日勤務、土日は休みですが、必要に応じて交代でスポット訪問もします。社用車やユニフォームの貸与、冷蔵庫の飲料常備など、小さな配慮も働きやすさにつながっていると思います。たとえばユニフォームはレンタルで、クリーニング込みです。訪問から帰ってきて、自分たちで洗濯しなくて良いのは助かりますよね」
―カンファレンスや情報共有は、どのようにされているのでしょうか?
「月に1回は必ずカンファレンスを行っています。それ以外にも、朝や夕方の訪問から戻ってきたタイミングで、自然に相談や報告の会話が飛び交っています。とにかく“話しやすい雰囲気”を大切にしています」
経験豊富なスタッフと多様な症例に挑む
―現在のスタッフ体制を教えてください。
「看護師は約5人、リハビリ職が2人です。訪問リハとの連携もスムーズで、訪問看護と訪問リハビリのセットで依頼も多いです」
―教育体制も充実していると聞きました。
「はい。新しく入った方には必ずベテランスタッフが同行します。最初は見学からスタートして、徐々にケアの中心を新人さんに移していきます。必要に応じて半年以上の同行期間を設けることもありますし、飲み込みが早い方は早めに独り立ちすることもあります。だからと言って“いきなり一人で訪問する”ってことは絶対にありません。安心して働いてもらえるようにしています」
地域と共に「その人らしい暮らし」を支える
―地域との関わりについても教えてください。
「市沢町では、地域の方向けに月1回体操教室を開いています。うちの理学療法士が講師として参加していて、地域の方とも顔なじみになってきました。“こんにちは〜”って声をかけてもらえるのが嬉しいですね。地域とのつながりが支援の土台になっていると感じます」
―印象に残っているエピソードはありますか?
「がんのターミナルの利用者さんです。訪問看護を一度終了したのですが、私が気になって時々電話をかけていたんです。独居だったので気になっていて。しばらくは生活できていたようなのですが、ある日から動けなくなってしまったとお話をいただいて、そこから訪問看護を再開したんです。最期の2週間は1日3回訪問するほど濃厚な関わりでした。前日に“ありがとう”って笑顔で言ってくださって…。娘さんが3人いらっしゃって、交代で泊まったりしていました。最初は“入院させたい”という気持ちもあったようですが、最終的には『自宅で看取れてよかった』と言っていただけました」
―ご本人だけでなく、ご家族の安心も支える役割を担っているんですね。
「その通りです。利用者さんやご家族からSOSを出せる関係を作っておくことも、訪問看護の大切な役割だと思っています」
インタビュアーより
今回お話を伺って、山口さんが25年もの長きにわたり訪問看護の道を歩んでこられた背景には、「一人ひとりにじっくり向き合いたい」という変わらぬ想いがあることを強く感じました。
取材中も、笑顔を交えながらスタッフや利用者さんへの気遣いを語る姿が印象的で、「チームで支え合うこと」や「柔軟な働き方」を当たり前のように実現している職場の空気感が伝わってきます。
また、地域とのつながりを大切にし、最期のときまでその人らしい暮らしを支えるエピソードからは、訪問看護の奥深さとやりがいを改めて感じました。
子育て中の方やブランクのある方でも安心して働ける環境を探している方にとって、山口さんの職場はきっと心強い選択肢になるはずです。

事業所概要
事業所名: ともろー訪問看護ステーション市沢
所在地: 神奈川県横浜市旭区市沢町262-11 NKビル1階
事業所紹介ページ:https://ns-pace-career.com/facilities/16865

【横浜市旭区・常勤】年間休日124日/賞与4.4か月/オンコール手当あり◎マイカー通勤OKの訪問看護ステーション
事業所名
雇用形態
給与
就業場所

「NsPace Career ナビ」は、訪問看護ステーションへの転職に特化した求人サイト「NsPace Career」が運営するメディアです。訪問看護業界へのキャリアを考えるうえで役立つ情報をお届けしています。