訪問看護はきつい?大変といわれる11個の理由とその対処法を解説
「訪問看護ってきついの?」「私に合った訪問看護ステーションを選ぶ方法を知りたい」と悩む方もいるでしょう。
近年、在宅医療が推進されており、訪問看護の需要は高まっています。
ただし、訪問看護は「きつい」といわれることもあります。
訪問看護ステーションへの転職を希望する方の中には、訪問看護の場で働いた経験が少なく、具体的なイメージがわかない方もいるでしょう。
そこでこの記事では、訪問看護がきついといわれる11個の理由とその対処法を解説します。より良い訪問看護ステーションを選び、転職を成功させましょう。
訪問看護はきつい?大変といわれる11個の理由
そもそも訪問看護とは「疾病もしくはケガなどにより、在宅での療養を必要とする方の自宅を訪問し、療養上の世話や診療の補助をする」ことです。まずは、訪問看護が大変といわれる11個の理由を解説します。
- オンコール対応がきついため
- 基本的に1人でアセスメントしなければならないため
- 利用者さまやご家族との人間関係に疲れるため
- 訪問先が仕事をしにくい環境であるため
- 移動の負担が大きいため
- 担当する業務の幅が広いため
- 人手不足であり業務が過酷であるため
- 多職種との連携が必要であるため
- 病院勤務よりも給与が安いため
- 「訪問看護に来てほしくない」と拒否されるため
- 教育体制が整っていないため
訪問看護での働き方は、病院での働き方と大きく異なります。この違いから訪問看護が「きつい」といわれているのかもしれません。それぞれの理由を詳しくみていきましょう。
1.オンコール対応がきついため
訪問看護師の方には「オンコール対応」といった業務があります。
オンコール対応では、利用者さまやその家族から緊急の呼び出しがあった場合に応じなければなりません。以下のようなケースで、オンコール対応する場合があります。
- うまく呼吸ができなくて息が苦しい
- 便が出てなくてお腹が痛い
- 体温が38℃ある
ほかにも、薬の飲み忘れや困りごとがあると利用者さまやご家族から連絡がきます。連絡があった際には、電話で対応したり、自宅に訪問したりします。
オンコール対応は、当番制で専用の携帯を持ち歩き、自宅もしくは自宅の近くで待機しながら緊急時に備えます。オンコール対応を始めたての頃は、気が休まらず、訪問看護がきついと感じる方もいるようです。
しかし、利用者さまやご家族が安心して夜間は眠れるようにアセスメントして、なるべく日中に解決できるように看護計画を立案して訪問看護を提供していくため、日によってはオンコール対応がないこともあります。
訪問看護ステーションによっては、オンコール対応を免除されたり、オンコール対応がなかったりする場合もあります。オンコール対応がストレスとなる方は、オンコール対応に柔軟な訪問看護ステーションを選ぶと良いでしょう。
また、病棟の夜勤とは異なり、自宅で睡眠をとることが可能で、オンコールであっても常に連絡がくることはないため、夜勤業務よりも身体の負担が軽減したと感じる方もいます。
2.基本的に1人でアセスメントしなければならないため
訪問看護の業務には、バイタルサインの測定や褥瘡処置、薬の確認、人工呼吸器の管理などがあります。専門的な知識やスキルを必要されます。
訪問看護師の方は、基本的に利用者さまの自宅に1人で訪問するため、アセスメントする責任の大きさがプレッシャーとなります。
ただし、訪問看護ステーションの中には、ほかの訪問看護師に連絡できる体制を整えており、アセスメントに迷ったときには同僚や上司に相談できるところもあります。
また、多職種連携システムを導入している医療機関や地域もあり、文章での相談はもちろんのこと、皮膚や全身状態を写真や動画に撮ってタイムリーに相談できる体制を整えているステーションもあります。
ほかにも、医師に指示や判断をあおげるケースが多いため、担当の訪問看護師が1人でアセスメントするとは限りません。
3.利用者さまやご家族との人間関係に疲れるため
病院での勤務と比べ、訪問看護では利用者さまとじっくりかかわれるメリットがあります。
一方で、利用者さまやご家族との人間関係に疲れると感じる方もいます。
たとえば、ご家族が近くで見ている状況で利用者さまのケアをしたり、介護指導や生活の相談について繰り返し聞かれたりすることもあるでしょう。精神的にしんどいと感じるケースがあります。
とはいえ、一つひとつ丁寧に対応すると利用者さまやそのご家族から信頼を得られて、訪問看護師としてのやりがいを感じることができ、業務がスムーズに進められやすくなる場合もあります。
4.訪問先が仕事をしにくい環境であるため
訪問看護では、利用者さまの自宅でケアをしなければなりません。中には、仕事がしにくい訪問先もあります。
たとえば、エアコンがなかったり、不衛生な自宅であったりするケースなどです。不衛生である場合は、訪問看護師の汚染を防ぐために、上着や靴下カバーを身につけて対処する場合もあります。
ほかにも、医療・介護に係る設備が、利用者さまの自宅では、病院やクリニックほど充実していない点に働きにいと感じることもあるでしょう。
ただし、自宅に合ったケアの方法を構築できれば、ご家族が代わりにケアしやすくなります。利用者さまがご自宅で療養生活を送りやすくなるでしょう。
5.移動の負担が大きいため
移動の負担が大きいことも、訪問看護が「大変」といわれる要因のひとつです。
訪問看護師の方は、自動車や自転車で1日に何件も自宅を訪問します。
訪問看護ステーションが対象とする地域が広ければ、移動の範囲が広くなるため、負担を感じる方もいるようです。
ですが、移動時間が短縮できるように訪問スケジュールが管理されているところや、高齢者施設やマンションを対象としているところもあります。移動の負担も少なく、スムーズに業務を進められるでしょう。
6.担当する業務の幅が広いため
利用者さまの療養生活を実現するために、おむつ交換や入浴介助などの看護技術や、ご家族への介護指導や家族看護などが求められます。
ほかにも、病院では診療科特有の業務ばかりを行うことがありますが、訪問看護ではさまざまな疾患や背景をもった利用者さまをサポートするため、業務内容は多岐に渡ります。
しかし言い換えれば、訪問看護で経験を積むと、幅広い業務に対応できるようになり、看護師としてのスキルアップにつながるといえるでしょう。
7.人手不足であり業務が過酷であるため
日本看護協会が公開している「2020年度「ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析」 結果」によると、2020年度の看護師全体の求人倍率は2.05倍。訪問看護ステーションの求人倍率が3.26倍とされています。
この結果から、訪問看護業界は人手不足であり、業務が過酷となる恐れがあります。
現在では、この課題に対応するため、さまざまな施策をおこなっています。たとえば、業務改善助成金や働き方改革推進支援助成金などです。
今後、これらの施策により訪問看護業界の人手不足が解消されることが期待されます。
8.多職種との連携が必要であるため
訪問看護師の方は、利用者さまや家族だけではなく、以下の職種と連携を取りながら業務をおこないます。
- 医師
- 理学療法士や作業療法士などのリハビリスタッフ
- 介護施設のスタッフ
- ケアマネジャー
- 市区町村役場の保健師や職員
医師や理学療法士などとは病院でもかかわることがあり、コミュニケーションに慣れている訪問看護師の方は多いでしょう。
ケアマネジャーや市区町村役場の職員とかかわった経験がある方は少ないといえます。さらに、各職種で価値観が異なるため、意見が合わず衝突する場合もあるでしょう。
ですが、かかわった機会のない多職種と協働し、利用者さま主体の療養生活について意見を交換できると、これまでにはない新たな視点を得られるかもしれません。
9.病院勤務よりも給与が安いため
日本看護協会の調査によると、2021年における病院勤務の看護師の平均月収38万6,046円です。一方で、訪問看護師の平均月収は36万7,775円です。
病院勤務の看護師の方と比較し、訪問看護師の方の月収は約2万円安い現状です。病院勤務では、夜勤手当があるためこの月収の差が生まれていると考えられます。
それでも、給与は働く場所や条件により大きく異なります。
さらに、先述したように訪問看護ステーションの需要は高まっています。実際に、令和3年から令和4年の間で訪問ステーションの数が13,003件から14,304件と1年間で約1,000件増加しました。
訪問看護ステーションの増加にともない、高収入・高待遇での求人が増えています。実際に「月収〇円以上」「休日〇日以上」など魅力的な求人が多いです。
そのため、訪問看護ステーションによっては、高年収・高待遇の職場で働けるでしょう。
10.「訪問看護に来てほしくない」と拒否されるため
利用者さまやその家族の中には「訪問看護に来てほしくない」と、訪問したにもかかわらずその場で拒否する方もいます。
ほかにも、訪問すると部屋から出て行ったり、身体に触れることを拒否されたりするケースもあります。
対応の難しさを感じることが、訪問看護が「きつい」「大変」と感じるきっかけとなるのかもしれません。
しかし、拒否する理由を利用者さまに尋ねると「人が来ることに緊張する」と、信頼関係の未構築が原因になっていることも多いため、多職種と相談の上、訪室を重ねて信頼を得ることで、訪問が可能になることもあります。
11.教育体制が整っていないため
訪問看護で働くためには、教育体制の充実度が欠かせません。
というのも、訪問看護では、対応する業務が幅広く、その場で対応を求められるケースが多いためです。
ほかにも、介護保険や医療保険などの制度を理解したり、利用者さまの自宅環境に合わせて業務を進めたりしなければなりません
しかし、教育体制が整っていない訪問看護ステーションもあります。
そのため、訪問看護ステーションのホームページや職場見学で教育体制について確認することが大切です。独り立ちするまで同行して教育してくれるところを選ぶと、安心して業務を進められるでしょう。
訪問看護に向いている・合う人
訪問看護に向いている・合う人は、以下のような特徴があります。
- コミュニケーションが得意な人
- 主体的に行動できる人
- 生活に寄り添う看護がしたい人
- あいさつやマナーを守れる人
このような特徴がある方は、訪問看護の場でも活躍でき、利用者さまに信頼を得られるでしょう。
訪問看護に向いていない・合わない人
一方で、訪問看護に向いていない、合わない人は以下のような特徴があります。
- 最先端の医療処置がしたい人
- 他人の家に入ることに抵抗がある人
- 自身の考える看護へのこだわりが強い人
このような特徴がある方は、病院勤務の方が向いているかもしれません。
ただし、訪問看護ステーションによって、対象となる利用者さまや業務内容は異なります。あなたに適した訪問看護ステーションを選べると、より良い働き方を実現できるでしょう。
訪問看護ステーションで働くメリット・やりがい
訪問看護ステーションで働くと、さまざまなメリットややりがいを期待できます。ここでは、具体的なメリットややりがいを4つ紹介します。
- 夜勤がない
- 利用者さまと深くかかわれる
- 地域医療や在宅医療に貢献できる
- ワークライフバランスが整った働き方ができる
訪問看護だからこそ感じられるメリットややりがいがあります。それぞれを詳しくみていきましょう。
夜勤がない
訪問看護ステーションで働く大きなメリットの1つは「夜勤がない」という点です。
通常の病院勤務では、夜勤業務は避けられません。訪問看護では、日中のみの勤務が基本です。生活リズムが安定し、プライベートの時間を充実させやすいです。
夜勤の身体的・精神的な負担がないため、長期的に健康を維持しやすいといえます。「夜勤がしんどい」「夜勤がきつくて体調を崩しそう」などの理由で転職を考えている看護師の方にとって、訪問看護師は魅力的な働き方といえるでしょう。
利用者さまと深くかかわれる
訪問看護の魅力の1つは、利用者さまとの深いかかわりです。
訪問看護では、利用者さまが主体となって生活している場で看護を提供するため、利用者さまやご家族に関して深く知ることができ、密接な関係を築けます。
病院によっては、処置や検査などに追われ患者さまにじっくりかかわれない場合があります。ほかにも、看護提供体制によっては、担当する患者さまが日替わりとなる場合もあるかもしれません。
訪問看護では、利用者さまの小さな変化にも気づきやすくなります。このような深いかかわりは、訪問看護師の方にとっても大きなメリットです。
看護の視点で携わることで、利用者さまの希望する療養生活が実現することもあり、やりがいを感じられます。
利用者さま一人ひとりの異なる状況に対応できれば、看護師としての幅広いスキルと知識を身につけられるでしょう。
在宅医療や地域医療に貢献できる
訪問看護師の方は、在宅医療や地域医療に貢献できることがメリットであり、やりがいでもあります。
というのも、先述したように、近年在宅医療への移行が進められており、その中で訪問看護師の方は、重要な役割を担っているためです。
利用者さまの「自宅で安心して生活したい」という思いを尊重し、サポートできるのが訪問看護師です。
訪問看護師の介入により、利用者さまは入院せずに自宅で療養を続けられるケースもあります。環境の変化によるストレスを感じることなく、自宅で快適に過ごせるでしょう。
また、訪問看護の一環として、利用者さまの健康状態を把握し、必要に応じて医師への報告や調整を行います。病院への頻繁な通院の必要性が減り、利用者さまの身体的・経済的な負担が軽減されます。
結果として、訪問看護師は地域医療や在宅医療に貢献できるといえるでしょう。
ワークライフバランスが整った働き方ができる
訪問看護師としての働き方は、ワークライフバランスを整えるのに理想的です。
夜勤がなく、日中のみの勤務で、仕事と私生活の時間をわけやすいためです。家族との時間や趣味の時間を大切にしながら、仕事に専念できるでしょう。
訪問看護師への転職は、充実した生活を送りたい方に適しているといえます。
より良い訪問看護ステーションを選ぶ方法|7つのチェックポイント
ここでは、訪問看護ステーションを選ぶ際の7つのチェックポイントを紹介します。
- オンコール対応と休日対応の有無
- 1日に訪問する件数
- 利用者さまの疾患や特徴
- 教育体制の充実度
- 年間の休日日数
- 担当する地域
- 給与や福利厚生
7つのポイントを把握したうえで訪問看護ステーションを選ぶと、充実した環境の中で働けるでしょう。
オンコール対応と休日対応の有無
オンコール対応と休日対応の有無を確認することは、より良い訪問看護ステーションを選ぶ際に大切です。
というのも、訪問看護が「きつい」と感じる要因のひとつであり、働き方に大きく影響するためです。オンコール対応については、具体的に以下の3つを確認してください。
- 月に何回くらいオンコールを担当するのか
- オンコールの電話はどれくらいかかってくるのか
- オンコールを受けたうち、何件くらい緊急で訪問するのか
訪問看護ステーションは、基本的に24時間体制です。オンコール対応や休日対応する回数が多ければ、知らないうちに心身への負担が溜まるかもしれません。
訪問看護ステーションのホームページや募集要項に詳細が書かれていない場合は、見学や面接の際に確認できると働くイメージを持てるでしょう。
1日に訪問する件数
1日に訪問する件数もより良い訪問看護ステーションを選ぶうえで欠かせません。
介護保険や医療保険により利用者さまの自宅に訪問する時間は、30分や1時間など時間が決められています。そのため、ある程度、業務量を把握しやすいでしょう。
ですが、訪問看護ステーションの中には、利益を上げるために無理やり訪問件数を増やしているところもあります。
スケジュール的に無理な訪問を繰り返すと、丁寧なケアができないため、医療事故やヒヤリハットにつながったり、利用者さまの満足度が低下したりする場合があります。
利用者さまの疾患や特徴
訪問看護の対象は、赤ちゃんから高齢者まで幅広いです。訪問看護ステーションの利用者さまに多い疾患は、高血圧(37.5%)、認知症(26.8%)次いで、脳卒中(23.9%)です。
ただし、どのような利用者さまが多いかは、訪問看護ステーションにより違いがあり、実践するケアも異なります。
- 人工呼吸器を装着している方のケアをしたい
- 小児科の経験を活かしたい
- 医療処置が多い方が良い
- ターミナルケアに携わりたい
訪問看護ステーションには、それぞれ特化した分野があるケースがあります。たとえば「小児科専門」「皮膚・排泄ケア認定看護師が在籍しており褥瘡処置が得意」など、特徴のある訪問看護ステーションがあります。
かかわりたいケアや処置などの希望がある方は、訪問看護ステーションのホームページや面接などで確認しましょう。
教育体制の充実度
訪問看護への転職を検討している方は、在宅看護の経験がない場合があります。
そのため、教育体制の充実度が気になるポイントでしょう。具体的には、以下のポイントを確認してください。
- 同行訪問の回数や期間
- 教育プログラム
- 訪問看護認定看護師の存在
- 専門・認定看護師の存在
4つのポイントが教育体制の充実度を図る目安となります。教育体制については、ホームページでは確認が難しいため、職場見学や面接のときに尋ねましょう。
年間の休日数
年間の休日数は「117日以上」ある訪問看護ステーションを選びましょう。
その理由は、看護師の方が働く職場の所定年間休日数の平均が117日以上であるためです。詳細な内訳は以下の通りです。
休日数 | 割合 |
100日未満 | 3.2% |
100~110日未満 | 14.6% |
110~120日未満 | 27.7% |
120~130日未満 | 44.2% |
130日以上 | 5.4% |
出典元:2021 年 病院看護・外来看護実態調査 報告書(無回答・不明が5%)
合わせて、年次有給休暇取得率も確認してください。「休みが多い=良い訪問看護ステーション」とは限りませんが、休みの多さは働きやすい職場のひとつの指標といえるでしょう。
担当する地域
担当する地域も訪問看護ステーションを選ぶ際に重要です。
なぜなら、担当する地域によっては、移動の負担が大きくなるためです。緊急時にすぐに対応できるように「車で〇分のところまで」と訪問看護ステーションである程度決められている場合もあります。
そうはいっても「少し離れたところに引っ越ししたけど慣れた訪問看護ステーションを利用したい」などといったケースもあり、移動距離が長く負担が大きくなることもあります。
給与や福利厚生
転職を検討する際に、給与と福利厚生を気にする方は多いでしょう。
大きい規模の事業所の方が、給与水準は高く、福利厚生は充実している傾向です。
しかし、先述したように、訪問看護ステーション数は増加傾向であり、小さい規模のところでも条件が優れている場合もあります。
より良い訪問看護ステーションを選ぶ方法|効率的な探し方
最後に、より良い訪問看護ステーションを選ぶ方法を2つ紹介します。
- 自分で探す
- 人材紹介会社を使う
効率的な訪問看護ステーションの探し方を知り、実際の転職活動に役立ててください。
自分で探す
訪問看護を希望する方が、求人情報を自分で探す方法には以下の5つの方法があります。
- ネットで求人を検索し、問い合わせ先から直接応募する
- 働いている友人や知人から紹介してもらう
- ハローワークを活用する
- eナースセンターを利用する
- 公共施設の貼り紙や新聞を見る
転職したい訪問看護ステーションが決まっている方であれば、ネットでの求人検索や、友人や知人から紹介によって応募する方法が向いているといえるでしょう。
転職先の希望がなければ、ハローワークやeナースセンター、公共施設の貼り紙から検索します。eナースセンターであれば、看護師資格を持ったスタッフが対応してくれるため、安心して転職活動を進められるでしょう。
さらに、自分のペースで転職活動を進められ、希望通りの求人を見つけられた際には、直接応募先と連絡を取り合うため、採用までの道のりは速いです。
ただし、この方法では公開している求人情報しか得られず、探せる求人数も限られてくるでしょう。より良い求人を見つけられなければ、転職活動が長期化する恐れがあります。
人材紹介会社を使う
人材紹介会社を使うと、豊富な求人からを選択できます。
勤務地や条件を入力して検索できるため、あなたに合った訪問看護ステーションを見つけやすいです。勤務を続けながら転職活動をしている方も多く、時間がない中で転職活動を効率的に進められます。ほかにも、以下のメリットがあります。
- 業界に詳しく充実した転職サポートを受けられる
- 内部事情の情報が得られる
- 転職アドバイザーに悩みや不安を相談できる
- 転職のスケジュールや条件の交渉をしてくれる
転職の経験が少ない方だけではなく、仕事や子育てで忙しい方や第2新卒の方、ブランクがありキャリアに自信がない方は、人材紹介会社を活用したほうが良いでしょう。
そこで「NsPace Career」がおすすめです。
訪問看護に特化したサイトであり、数多くの求人が掲載されています。あなたに合ったより良い訪問看護ステーションが見つかります。
さらに、「転職お役立ち情報」も多数掲載されているため、あなたの転職活動における悩みや不安を解決できるでしょう。
まとめ
訪問看護は、病院での勤務と働き方が異なるため「きつい」「大変」といわれることがあります。
というのも、訪問看護の経験が少ない場合があるためです。訪問看護の場に慣れ、業務のパターンや対応方法がわかってくると、利用者さまの住宅環境に合ったケアを提供でき、深くかかわれます。
訪問看護ステーションにより業務内容や対象とする利用者さまは異なります。より良い訪問看護ステーションを選べると、やりがいを感じられ、あなたに合った働き方を実現できるでしょう。
参考サイト・文献
2020年度「ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析」 結果
働き方改革推進支援助成金(労働時間短縮・年休促進支援コース)|厚生労働省
「NsPace Career ナビ」は、訪問看護ステーションへの転職に特化した求人サイト「NsPace Career」が運営するメディアです。訪問看護業界へのキャリアを考えるうえで役立つ情報をお届けしています。