訪問看護師の仕事とは?その魅力や必要なスキルなどを解説

公開日:2024/01/18 更新日:2024/04/05
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日本では2025年には団塊の世代が後期高齢者となることから、さらなる高齢者の増加が見込まれています。その中で増加する高齢者を地域で支えるべく、医療の在宅への移行が進んでおり、合わせて訪問看護師の需要が高まっていくと考えられるでしょう。

今回は、そんな訪問看護師の仕事はどのようなものなのか解説しながら、訪問看護の魅力や必要なスキルについても解説していきます。

参照:厚生労働省「1.地域包括ケアシステムの実現へ向けて」

訪問看護師とは

訪問看護師は訪問看護ステーションや病院の訪問看護の部署などに所属して、退院してご自宅で生活をする利用者さまや、地域で生活をしている方、社会復帰を目指す方を対象に医療的ケアや社会資源の活用などの支援を行う職種です。

対象者に年齢制限はなく、小児から高齢者まで地域で生活する方すべてを対象としています。

今後、在宅への医療の移行が進んでいったり、高齢化によって地域で生活する高齢者の数が増加したりしていく中で、特に注目されていく職種でもあると考えられるでしょう。

また他職種連携が重要な職種でもあり、地域で利用者さまの支援に関わるケアマネジャーや、社会復帰を目指す方のための就労支援などの就職先、役所の方や利用者さまのご家族など、さまざまな周囲の方との橋渡し的な役割も担う必要がある仕事です。

参照:公益財団法人日本訪問看護財団「訪問看護とは(一般の方向け)」

訪問看護師と病院勤務の看護師との違い

訪問看護師と病院勤務の看護師との違いは大きく下記の2点です。

  • 働く環境の違い
  • 対象者のADLの違い

訪問看護は病院とは異なり、ご自宅での支援を行っていくため、病院のように医療物品が豊富にありません。

だからこそ主治医の指示のもとで、物品を工夫しながらの対応やケアも可能です。例えば、陰部洗浄のために空の清潔なペットボトルを使用したり、点滴が必要な方には洋服のハンガーを利用して高さをキープしたりするなどの工夫もできます。また、実際にご自宅で生活を送りながら、利用者さま自身にも続けてもらえるセルフケアは何があるのかなど、生活を考慮してセルフケアの観点も含めてアセスメントしていくのも、訪問看護の特徴であり大きな違いです。

次に、関わる利用者さまのADLが異なる点も違いといえます。

一概には言えませんが、基本的に病院に入院する方は1人での生活が困難であったり、ご自宅での療養が難しかったりするからこそ、入院されている方が多いです。

そのため、病院勤務の看護師が対応する患者さまは、ADLが低く、手厚いケアを必要としている方が多いのが特徴です。

一方で訪問看護の現場は、基本的にはすでに地域で生活を送れているものの、病院ほどの随時観察が必要な高度医療が必要な方が少ない傾向にあり、ADLが比較的高い方もいます。

そのため、訪問看護師が対応する利用者さまは、持続的な観察が必要な高度医療の必要性はないものの、何らかの継続的な医療的支援が必要であったり、継続的な見守りや社会的な支援が必要なケースが多いです。

訪問看護師の仕事内容

実際に、訪問看護師がどのような仕事をしているのか気になっている看護師の方もいるでしょう。

訪問看護師が実際に利用者さまへどのように関わっていくのかイメージできるよう、訪問看護師の仕事内容を下記に分けて解説していきます。

  • 健康状態の観察
  • 創傷処置や、点滴などの医療処置
  • リハビリテーション
  • 服薬管理
  • ターミナルケア

それぞれ詳しく見ていきましょう。

健康状態の観察

まずは、基本的なバイタルサイン測定の実施や、病状の変化の観察も行いながら、利用者さまの健康状態の観察を行います。

疼痛などの自覚症状がある方であれば、ご本人へお話を伺い、変化はあったかなども確認します。訪問看護師として基本的な業務の一つであり、身体疾患はなく精神科疾患のみの利用者さまの場合でも、健康状態の観察は必須です。

また、コニュニケーションが苦手な方や発語が難しい方などの場合は、必要に応じてご本人だけでなくご家族も交えたコミュニケーションをとりながら、健康状態を把握していきます。

創傷処置や点滴などの医療処置

主治医の指示書により、必要な利用者さまへ医療処置を行います。

処置に関しては利用者さまによって異なり、訪問看護は訪問看護指示書の指示に基づいて行うものであるため、主治医の指示に従い処置を実施します。そのため、他の処置も必要なのではないかと考えても、指示書に記載のない限り実施はできません。

また訪問看護の現場で行う処置は、下記のようなものが例に挙げられます。

  • 褥瘡処置などの創傷処置
  • 胃瘻やCVポート、ストーマなどの清潔保持・感染兆候の観察
  • 吸引の実施や指導
  • 脱水による点滴や、インスリンなどの皮下注射の実施
  • 在宅酸素療法(HOT)やTPPV(気管切開下陽圧換気療法)の動作確認など

実際には上記以外にも主治医の指示をもとに、幅広い医療処置を実践します。

リハビリテーション

リハビリテーションは、訪問看護ステーションが提供するサービスとして取り上げられていますが、実際は訪問看護ステーションで働く理学療法士や言語聴覚士、作業療法士によって実施されることがほとんどです。

看護師によるリハビリテーションと認識されるものは、あくまでも外出の練習がしたい、運動不足を解消がしたいというような方に対して近場への外出に付き添ったり、室内でラジオ体操を実践したりなどの、日常生活のリハビリテーションが多いです。もちろん、訪問看護ステーションによってはセラピストが在籍していない理由から、看護師がリハビリテーション行うこともあります。

服薬管理

正しく利用者さまが内服できているかどうか確認し、拒薬や怠薬はないか、服薬コンプライアンスはどうかなどをチェックしていくのも看護師の役割です。

訪問看護では薬の空袋や残数のチェック、お薬カレンダーを用いて、セルフケアの視点で服薬管理をしていくことが多いです。

また、主治医には診察時に言えなかったものの、本当は内服について不安を抱えていたり、拒否的な思いがあったりする方もいます。その場合にも利用者さまの思いを聞いて、看護師から主治医に伝えることで、誤解を解いて正しく内服できるようになるといったケースもあります。

また、多職種連携の一つとして、調剤薬局の薬剤師さんと連携することもあるため、訪問看護師として働く際には覚えておきましょう。

ターミナルケア

ターミナルケアは、最期をご自宅で過ごしたいと望む利用者さまへ、緩和ケアなど最善のケアを実施していくことを指します。

看取り希望の利用者さまを受けている訪問看護ステーションも多く存在しており、中には24時間体制で、万が一の時に看護師が駆けつけてくれるという体制をとっている訪問看護ステーションもあります。

実際に訪問看護ステーションでは、2020年3月~2021年2月の1年間で54件の看取りを実施しているという現状もあり、高齢化が進む中、さらにターミナルケアの需要は高まっていくと考えられるでしょう。

残された時間を家族も含めて穏やかに過ごせるように、指示書を発行している主治医と密に連絡をとりながらご自宅で看護を提供していく必要があります。

もし、ターミナルケアを訪問看護で実践したいと考える場合、基本的にはホスピスや終末期の方を受け入れている病棟での勤務経験があるのが望ましいです。

しかし、臨床でターミナルケアを実践した経験がなくても、知見がある看護師がいたり教育制度が整っているステーションだったりすれば、一緒に実践しながら学んでいけば良いと考えているところもあります。

参照:一般社団法人全国在宅療養支援医協会「在宅ターミナルケア」

参照:公益財団法人 日本訪問看護財団「日本訪問看護財団会員調査令和4年度診療報酬改定の要望に関するWeb アンケート調査報告書|2021(令和3)年3月」

生活相談

訪問看護では医療ケア以外に、生活における相談に乗ることもあります。

特に精神疾患の利用者さまの場合は、仕事に行けていない、人間関係のトラブルがあるなど社会生活を送るのに問題が生じていたり、人が怖くて買い物にいくのが億劫、うつ状態が強く家の掃除ができず生活環境が乱れているなど日常生活に問題が生じていたりする場合も多いです。

そのため、現状に対してどのように対処していけば良いか利用者さまと一緒に考えながら、相談支援員へ連絡を取ったり、移動支援の方やヘルパーなどと連携をして、移動支援サービスを利用した買い物への同行や、ヘルパーの介入によって生活環境を整えるなどの対応も行っていきます。

また、介護保険を利用する高齢者の方などの場合は、ケアマネージャーに相談しサービス調整をしてもらうこともあります。

訪問看護師の1日のスケジュール例

ここでは訪問看護師の1日のスケジュール例を紹介します。

1日の訪問件数はステーションや対象の利用者さまによって異なりますが一般的には3〜7件の場合が多いです。

場合によって、訪問件数は3件と少なく、退院調整カンファレンスや担当者会議への出席が必要な日もありますが、今回は5件としてスケジュールを解説していきます。

自国業務詳細
8:30出勤&スケジュール確認・定時に出勤し、本日の訪問スケジュールを観察する
・可能な範囲で、午前中に訪問予定の利用者さま優先で情報収集を行う
8:45〜9:00朝の申し送り・朝の申し送りを行う
・全体の共有事項や、利用者さまのことで共有しておきたい内容などを話す
9:00〜12:00 午前の訪問3件・午前中に訪問予定の利用者さまの家を回る
・それぞれ30分ずつの訪問で移動時間は30分ずつ(9:30〜10:00、10:30〜11:00、11:30〜12:00)
12:00〜13:00昼食ステーションへ戻って昼食、帰社する必要のない勤務先であれば、車内などで昼食をとる
13:30〜17:00午後の訪問3件・午後に訪問予定の利用者さまの家を回る
・1件は30分の訪問、最終の訪問は1時間の訪問予定で少し遠方の方(13:30〜14:00、15:00〜16:00)
17:00〜17:30ステーションへ戻り記録・申し送り・ステーションへ戻り、間の時間でできなかった記録を行う
・必要事項の申し送りをする
17:30退勤

訪問看護師の仕事場所

実は、訪問看護師の仕事場所は訪問看護ステーションだけではなく、病院やクリニックで勤務する訪問看護師もいます。

それぞれの場所での訪問看護師の仕事を解説していきます。

訪問看護ステーション

訪問看護師は訪問看護ステーションでの勤務をするのが一般的なイメージではないでしょうか。

実際に多くの訪問看護ステーションが存在し、多くの訪問看護師が訪問看護ステーションで働いています。

また、訪問看護ステーションの設置主体は医療法人や営利法人が多く、株式会社や合同会社が主体のところもあります。後者の場合、これまで看護師が働いてきた病院やクリニックとは違い、企業へ属するという形となる方もいるでしょう。

設置主体は異なっていても、基本的な業務の流れは同じで、訪問看護ステーションへ出勤し、利用者さまのご自宅や入居されているグループホームなどへ訪問する流れです。

病院・クリニック

訪問看護ステーションに所属するのではなく、病院に訪問看護部門を設けたり、クリニックの外来と兼任で訪問看護を行ったりするケースもあります。

すぐそばで医師が働いているため、連携がとりやすい点や、入院から退院、場合によっては再入院など一貫した対応がしやすい点、長期的な関わりになりやすい点が特徴です。

訪問看護師に必要な資格やスキル

訪問看護師になりたいと考えている方の中には、必要な資格やスキルについて気になっている方もいるでしょう。

ここでは訪問看護師に必要な資格やスキルを解説していきます。

看護師資格

訪問看護師として働くには、看護師の資格が必要です。

准看護師も勤務は可能なものの、夜間の対応ができない、管理者になれない、看護師との算定が異なるなどの制約や違いがあります。

基本的には看護師資格による勤務が望ましいですが、求人によっては准看護師の採用も行っているため、准看護師の方は採用を行っているステーションを探してみると良いでしょう。

コミュニケーション力

訪問看護師として働くと、利用者さま以外にそのご家族はもちろん、行政や関係機関などの他職種とも関わる必要があります。

その中では礼節を身につけるだけでなく、場に応じた適切なコミュニケーションを取れる必要があるでしょう。

適切なコミュニケーションをとっていくことで、利用者さまを含めた周囲の方との信頼関係が構築できるため、コミュニケーション力は非常に重要です。

3年以上程度の臨床経験

訪問看護師の求人を見ていると、基本的には3年以上の臨床経験を条件としているところが多いです。

また、精神科特化の訪問看護ステーションや、小児の利用者さまを受け入れている訪問看護ステーションの場合は、精神科や小児科など該当の分野での経験が望ましいとされていることもあります。

ただ3年以上というのは必須の条件ではありません。ステーションによっては臨床経験が1年以上でも可能としていたり、年数問わず新卒・第二新卒採用も行っているステーションもあります。ただ、経験年数によって求人の幅は狭まってしまうため、病院で3年以上の臨床経験を積んでから転職を検討するのが望ましいと言えるでしょう。

訪問看護師になるための参考情報として、以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事:訪問看護師になるには?あると便利な資格も解説!

訪問看護師の魅力やデメリット

ここまで紹介してきた訪問看護の仕事には多くの魅力がありますが、デメリットとなる部分もあります。

次に、訪問看護の魅力と、反対のデメリットとなる部分をそれぞれ見ていきましょう。

訪問看護師の魅力

訪問看護では、病棟と異なり利用者さまと関わる時間が30分や1時間など確保されているため、利用者さまとじっくり向き合えます。

病院の場合だと、1人1人の患者さまへ時間を確保しながら関わるのは難しいため、患者さまの生活にも視点を置いた看護をしたいと思っている看護師の方にはおすすめです。

病院ではご家族へ関わる機会が少ない、或いは時間が取れないなど、ジレンマを抱えている看護師の方もいるでしょう。

訪問看護では利用者さまがご家族と同居しているケースも多いため、利用者さまはもちろんご家族も含めた家族看護の視点から関わりやすいのも特徴です。

また、訪問看護ステーションでは、基本的にオンコール当番はあるものの夜勤がないところや、オンコールもなく日中のみの対応としているところもあります。病院の2交替制や3交替制のように不規則な生活リズムになりにくく、ワークライフバランスを大切にできるところも魅力といえるでしょう。

訪問看護師のデメリット

まず1つ目のデメリットは、オンコールがある点です。

オンコール当番の日は、常時緊急携帯電話を近くにおいて過ごすため、休まらないと感じる方も中にはいるかもしれません。

もし夜はゆっくり過ごしたいという方は、オンコールがない訪問看護ステーションを探すのが良いでしょう。

また、基本的に訪問看護の現場には1人で訪問するところが多く、報連相の必要性についても1人で考えて対応する必要があります。

責任感や不安感を感じるかもしれませんが、困った時は上司と電話で連絡を取ったり、利用者さまへ回答する前に一度持ち帰ってから話をしたりなど、背負いこまないようにすることが大切です。

そして、訪問看護ステーションは年々少しずつ増加しており、新規立ち上げの訪問看護ステーションでは土台が固まっていないまま運営をしているという状況も見受けられます。その中には教育制度がまだ整っていないステーションも存在しています。

臨床経験が浅く不安だという看護師の方は、教育制度が整っていたり、教育担当の看護師がいたりするステーションを選ぶと良いでしょう。

訪問看護師のメリット・デメリットについては以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事:訪問看護師として働くメリット・デメリットとは?|仕事の特徴も解説

参照:公益財団法人日本訪問看護財団「訪問看護の現状とこれから2023年版」

訪問看護師の年収

訪問看護師に興味があるという方は、給与についても気になっているのではないでしょうか。

実際の訪問看護師の年収は下記が平均値とされています。

雇用形態金額
正社員年収350〜500万円 月収30万〜35万円 ※契約社員とは大きな相違はない
パート・アルバイト時給1,800円〜2,500円程度

※看護師の場合の数値。2024年1月時点

訪問看護の給与の幅が広いのはインセンティブやオンコール対応など、訪問看護ステーションによって報酬や営業形態が大きく異なっているのが理由です。

またオンコール対応がなかったり、新規のステーションで訪問件数が多くなかったりするステーションでは、病院で働いていた時よりも給与が低くなることもありうるため、注意が必要です。

訪問看護師に向いている人とは

訪問看護は利用者さまの声をよく聞きながら、周囲と積極的に連携をとっていかなければならない仕事です。そのため、積極的に周囲とコミュニケーションをとりながら、時には上司や同僚へ相談し連携を取ったりできる人が訪問看護師に向いている人といえるでしょう。

また臨床経験が浅くても、疑問点や不安点を上司に確認して解消していくことで、問題なくさまざまな事案に対応できる人材に成長できるでしょう。

大事なのは周囲に頼ることができて、独りよがりにならず、素直に周囲の意見を聞けるという点です。

利用者さまに寄り添いたいという気持ちも重要ではあるものの、周囲の意見を聞き入れながら適切に連携を取っていくのが重要な職種です。

詳しくは下記の記事も読んでみてください

関連記事:訪問看護師に向いてる人とは?向いている人の特徴7選とその理由、向いていない人の特徴も解説!

訪問看護師は他職種との連携が重要!入職前にどんな仕事か知りイメージを把握しておこう

ここまで訪問看護師の仕事はどのようなものなのか、スケジュールの例も交えながら解説しました。また訪問看護の魅力や必要なスキル、どのような人が訪問看護師に向いているのかも解説しました。

訪問看護師は他職種と適切に連携を取るのが重要な仕事です。

訪問看護師に興味を持っているという看護師の方は、入職前に実際にどのような仕事内容があるのかイメージを把握しておくと良いでしょう。

訪問看護業界に特化した転職サイト「NsPace Career(ナースペースキャリア)」では、訪問看護ステーションの詳しい情報が豊富で、訪問看護師経験者へのキャリア相談も可能です。こういった専門サービスを利用することで転職への不安も軽減されるかと思います。

訪問看護師への転職にあたっては以下の記事も是非参考にしてみてください。

関連記事:訪問看護への転職を失敗しないために!転職で気をつけるポイントや選び方を解説

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記事投稿者プロフィール画像 NsPace Careerナビ 編集部

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