看護師の就職祝いで嬉しいプレゼントとは？選ぶときの5つの注意点も

「看護師になる彼女の就職祝いは何を渡せばいいのか」

「看護師へのプレゼントを選ぶときの注意点は？」

このように、どのようなプレゼントが良いか悩んでいらっしゃいませんか。

就職は人生において重要なライフイベントのひとつです。親しい方の特別なイベントには喜んでもらえるプレゼントを送りたいと考える方も多いでしょう。

本記事は、そのような方のために「看護師になる方へのおすすめの就職祝い」「プレゼントを選ぶときのポイント」などを解説します。

具体的なプレゼントも解説するので、本記事を読み終わるころには「何を渡せばいいか」がイメージできるでしょう。

看護師の就職祝いをプレゼントするタイミングと予算

看護師の方へ就職祝いをプレゼントする時期は、一般的なお祝いと同様に「内定が決まってから入社1ヵ月前後まで」がベストです。

入社式までに看護師として必要な物品を準備したい方は沢山いらっしゃいます。職場で使うものを渡したい場合、本人がすでに用意しているものと同じになる可能性があります。

また、相手が新卒の方の場合は、看護師国家試験が2月前半におこなわれますので、試験直前の時期は避けましょう。

就職祝いの目的は、プレゼントを渡すことではなく「就職のお祝いをすること」です。相手に余裕のある時期を選び、お祝いの時間を共有したタイミングでプレゼントを渡すと、より喜ばれるでしょう。

また就職祝いの予算についてですが、あまり高価すぎるものをプレゼントすると相手に気を遣わせてしまうため、高くとも2万円以内に抑えるのがよいでしょう。

看護師の就職祝いで嬉しいプレゼントを選ぶポイント

では、どのような基準でプレゼントを選べばいいのでしょうか。以下の8つのポイントをご紹介します。

• 相手の好みをチェックする
• 自分では買わないがもらったらうれしいものを選ぶ
• アクセサリー類は避ける
• 収納スペースを占拠するものは相手に確認してから送る
• 白衣やスクラブは支給されるため避ける
• 就職先の職場で役立つプレゼントを選ぶ
• 高価なプレゼントの場合は相手に負担とならないか確認する
• プレゼントを贈る時間を共有し楽しむ

それぞれ、みていきましょう。

相手の好みをチェックする

相手に喜んでもらうためには「デザイン」「素材」など、好みにあわせたものを選ぶと良いでしょう。

記念になるタイミングでプレゼントを渡すなら、長く楽しんで使ってもらいたいものです。

良いものを選ぶために「普段、身につけているもののブランドは？」「色やデザインはどんなものが好きか？」など、事前に相手の好みはチェックしておきましょう。

好みにあったものをプレゼントすることで「自分のことをよく知ってくれている」という実感にもつながり喜ばれます。

自分で買わないがもらったらうれしいものを選ぶ

相手に喜んでもらえるように、「自分では買わないがもらったらうれしいもの」を選ぶのもポイントです。

たとえば「ハイブランドのコスメ」「いつもは使わない上質な日用品」など、特別感があるものを選ぶとより好印象となります。

また「エステ」「旅行」など、体験型のプレゼントも人気です。旅行チケットや体験型カタログギフトを送り、就職前の思い出として一緒に体験するのもよいでしょう。

アクセサリー類は避ける

看護師の身だしなみは「医療従事者としての安全確保」「患者さまと信頼関係を作ること」などの観点から、厳しく規定している病院もあります。

たとえば「患者さまの肌に傷を負わせる可能性があるため腕時計は避ける」「細菌を媒介する原因となるためカーディガンの着用をしない」などです。

アクセサリーについても「いっさいのアクセサリー着用を禁止する」「結婚指輪は良いが、それ以外のアクセサリーはひかえる」といった規定の職場もあります。

もし、アクセサリーを送りたい場合は、職場での使用を避けるようにお伝えすると無難です。プライベートであれば問題ないはありませんので、注意いただければ楽しんでもらえるでしょう。

収納スペースを占拠するものは相手に確認してから送る

消費できるもの以外でプレゼントを選びたいときは、収納スペースの邪魔にならないものも選択しましょう。

就職祝いの時期と重なりやすいのが、引越しや新生活の準備です。人によっては「新生活に役立ちそうな家具や家電をプレゼントしたい」と考える方もいらっしゃるでしょう。

プレゼントを受け取る方のなかには、「家具・家具にこだわりたい」「インテリアは自分で選びたい」といった方もいらっしゃいます。

家具・家電、大きなインテリアなどは処理も大変なので、部屋の雰囲気や趣味に合わなければ収納スペースを占領することになるかもしれません。できるだけ大きすぎないものや、消耗品などを選ぶと良いでしょう。

ただし、大きなサイズのプレゼントを好まれる場合もあります。
たとえば、「仕事で疲れた体をゆっくり休ませたい」との理由から、寝心地の良い掛け布団や枕などの寝具は、毎日使うものであり日用品の一つだからです。

また、大好きなキャラクターの大きなぬいぐるみを喜んでくださる方もいらっしゃるでしょう。

あくまで、受け取る相手側に立ってどんなプレゼントなら喜んでくれるか、という視点で考えましょう。

大きなものをプレゼントとして考える際は、相手側にも大きさの確認をすると親切です。

白衣やスクラブは支給されるため避ける

白衣やスクラブなど、制服に関連するものは病院から支給されることが多いため避けましょう。

前述したとおり、アクセサリーの使用、メイクや髪型など看護師の身だしなみを厳しく規定している病院や施設もあるためです。

また、ナースシューズも支給されるか、「クロックスのようなものは禁止」「ヒモがあるものは好ましくない」など、デザインを指定される可能性があるので注意しましょう。

少数ではありますが、白衣やスクラブなどの制服を自由としている病院もあります。

その場合は、病院側から「制服手当」として購入費の補助もしくは全額を負担していただけます。

白衣やスクラブは、着心地やフィット感なども大切であり、個人の好みも大きく分かれますので、避けたほうが無難かもしれません。

就職先の職場で役立つプレゼントを選ぶ

看護師として、就職先の職場で使える実用的なアイテムをプレゼントするのも良いでしょう。

厳しい学生生活を過ごしてきた方は「これから看護師になる」と実感できるアイテムをもらえるとうれしいものです。転職する方にとっても新たな気持ちで望めるものを準備したいもの。

ただし、看護師の職場で主に使用するものは、

専門的なものではなく、どの診療科でも使えるナースグッズやアイテムをプレゼントすると良いでしょう。

なお、おすすめのナースグッズは記事後半で紹介しますのでそちらをご参照ください。

高価なプレゼントの場合は相手に負担とならないか確認する

高価すぎるプレゼントは相手も気を使うことがあるため、相手の負担にならないか確認しましょう。

看護師になる方との関係性やプレゼントにどのくらいかけるのかといった考えなどによります。

一般的には、2万円以内に収めるのが主流のようです。

ちょっとしたお祝いであれば500円～ということもありますし、ランチしながらプレゼントを渡すと1万円～ということもあるでしょう。組み合わせや関係性で金額も変わってきます。

家族や彼女など相手との関係が親しく、特別にお祝いしたいなら「夜景のみえる場所でプレゼントする」「特別な食事のあとでプレゼントを渡す」など、シチュエーションにこだわるのもおすすめです。

プレゼントを贈る時間を共有し楽しむ

お祝いとしてプレゼントを贈る行為は、相手への敬意や感謝も含まれます。

プレゼントはあくまでもツールであり、受け取る側は「プレゼントを選んでくれた」という事の方が実際は嬉しいものです。

プレゼントの内容も大切ですが、プレゼントを送る際に「おめでとう」とあたたかいメッセージも送り、お互いにお祝いを喜び合う時間も楽しめると、特別な体験になるでしょう。

看護師の就職祝いで嬉しいプレゼント

看護師の方への就職祝いはどのようなものを送ればいいのでしょうか。以下の3つに分けて解説します。

• 身体や心を癒すもの
• 仕事で使えるもの
• 体験できるもの

それぞれ、みていきましょう。

看護師の就職祝いで嬉しいプレゼント【身体や心を癒すもの】

疲れている方のために、身体と心を癒すものをプレゼントすると良いでしょう。

特に1年目の看護師の方は「ミスをゆるされない仕事」「持ち帰りの課題や勉強」などで、心も身体も疲れやすいからです。

これからはじまる看護師生活のため、すこしでもリラックスできるよう以下のようなものを選んではいかがでしょうか。

• ハンドクリーム
• コーヒー
• スイーツ
• 入浴剤

事前に「味や香りの好み」「好きなデザインやブランド」などをリサーチしておくと、さらに喜ばれます。

相手が看護師として働くことをイメージしながら、少しでも癒されたり、力になったりするものを選びましょう。

看護師の就職祝いで嬉しいプレゼント【仕事で使えるもの】

次に仕事で使えるものをみていきましょう。「おすすめのもの」と「選ぶときのポイント」は以下のとおりです。

おすすめギフト	選ぶときのポイント
ボールペン	こすって消えるタイプのものは避けます。3色や多機能タイプがおすすめです。 忙しいときにも使いやすいようノック式ものを選びましょう。
印鑑	書類作成やサインのために印鑑を使う場面があります。 リール付きが、紛失せず使いやすいです。 カラーも豊富で、デザイン性もあるものが人気です。
ペンケース	ポケットの中を整理するためのペンケースです。 看護師は、ハサミ・ボールペン・油性ペンなどを持ち歩くため、ポケットの中が汚れやすいものです。ポケット用のペンケースがあると重宝します。
電卓付きタイマー	電卓付きタイマーは「時間の管理」「点滴の調整」などに使用します。コンパクトで、夜勤中も使えるようにバックライトが付いているものが安心です。
ペンライト	ペンライトは主に瞳孔を確認するときに使用します。一般のペンライトとは明るさや光の広がり方などが異なるため、使用目的が「医療用」と記載されたものを選びましょう。
ナースウォッチ	ナースウォッチは、時間の確認はもちろん、点滴を調整するときに使用します。夜勤でも使えるように「蓄光機能」があると便利です。

仕事で使うものは毎日目にするものばかりです。大切な友人や家族から送られたものを使うことで、悲しい時や辛い時にも原動力になるでしょう。すぐに壊れてしまうようなものは、タフな現場では心配になります。できるだけ丈夫なもので、機能性も重視した使いやすい物を選びましょう。

看護師の就職祝いでうれしいプレゼント【体験できるもの】

相手の趣味や好みがわかっていれば「体験」を送るのも良いでしょう。1年目の看護師は前述したとおり、毎日が忙しく、慣れない仕事に緊張感も強いです。

シフト制の仕事のため、働きはじめると友人や家族との時間も作りにくくなる可能性もあります。就職前の思い出作りのために「体験型カタログギフト」「旅行チケット」などを送り、特別な体験をプレゼントしましょう。

ふたりが特別な関係であれば、一緒に体験することもおすすめです。体験カタログギフトの一例は以下のとおりです。

• ものづくり（アクセサリーや陶芸）体験
• ランチ付きクルージング体験
• インストラクター付きスポーツ体験

クルージングでは、海から街並みを眺めて、食事やゆっくりした時間を楽しみます。また、旅行先でスカイダイビングや、スキューバダイビングを楽しむのも良いでしょう。

もちろんひとりで楽しめる「個室スパ」「エステ」などをプレゼントするのもおすすめです。利用期間に余裕があるものを選べば、働きはじめてから自分のタイミングで利用できるでしょう。

看護師の就職祝いで男性から女性にプレゼントするときの注意点

ふたりが親しい間柄なら、いつも身につけてくれるものをプレゼントしたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

アクセサリーやバッグは定番ですが、職場では規定によっては使うことが難しい場合もあります。男性から女性に就職祝いを渡すときは、以下のようなものがおすすめです。

• 着圧ソックスや、フットマッサージャー
• お取り寄せグルメやスイーツ
• 温泉やリゾートなどの旅行に行く

長時間、立ったまま仕事をする看護師の足は疲れやすく、むくみが気になる方もいらっしゃいます。着圧ソックスや、フットマッサージャーはそんな看護師のお悩みを癒してくれるグッズです。また、お取り寄せでおいしいグルメやスイーツを一緒に食べるのも楽しいお祝いの時間になります。

2人の都合があえば、少し遠出して温泉やリゾートでゆっくり過ごすことも素敵なお祝いの思い出になるでしょう。

まとめ

本記事は、看護師の方への就職祝いのプレゼントについて解説しました。

就職は重要なライフイベントのひとつです。とくに看護師の方は就職までにさまざまな困難を乗り超えており、働きはじめることに特別な思いを抱いている方もいらっしゃるでしょう。

そういった方の想いに寄り添い、喜んでもらえるように素敵なプレゼントを送りましょう。