スタッフも利用者さんも幸せに。「日本一幸せな訪問看護ステーション」を目指して ~訪問看護ステーション梛 髙橋さんにインタビュー~

公開日:2026/08/12 更新日:2026/08/12
スタッフも利用者さんも幸せに。「日本一幸せな訪問看護ステーション」を目指して ~訪問看護ステーション梛 髙橋さんにインタビュー~

大阪府豊中市にある訪問看護ステーション梛で、管理者を務める髙橋さん。「利用者さんが主役」という考えを大切にしながら、利用者さんやご家族だけでなく、働くスタッフも幸せを感じられるステーションづくりに取り組んでいます。訪問看護の魅力、管理者としての変化、運営会社である株式会社ありがとうに込めた想い、そして一緒に働きたい人物像について伺いました。

【※本記事はナスキャリが事業所向けに提供している「特集記事掲載サービス」によるものです。取材・撮影・編集はナスキャリが担当しました。】

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事業所名

訪問看護ステーション 梛

雇用形態

常勤

給与

月給 240,000円 ~

就業場所

〒560-0085 大阪府豊中市上新田一丁目12番1号コアロード桃山台407号室
駐車場用意 ユニフォーム貸与
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利用者さんが主役の訪問看護

「利用者さんが主役なんです」

訪問看護ステーション梛について語るなかで、髙橋さんが繰り返し口にしていた言葉です。

笑顔を交えながら、テンポよく話を進めていく髙橋さん。しかし、利用者さんの人生や看護への想いに話題が及ぶと、その表情にはまっすぐな真剣さがにじみます。

髙橋さんが大切にしているのは、看護師が考える正しさだけを利用者さんに求めるのではなく、本人がどのように生きたいのかを中心に考えることです。

病気とともに暮らしているからといって、その人らしい希望まで諦めなくてはならないわけではありません。医療的な安全を守ることはもちろん大切です。そのうえで、本人が何を望み、残された時間をどう過ごしたいと考えているのか。その気持ちを置き去りにしないよう心がけています。

「自分の人生を後悔してほしくないんです。できれば笑っていてほしい。何でも『ダメ』と押し付けるんじゃなくて、限られた時間なら尚更、少しでも思い残すことがないように好きに生きてほしいと思っています」

言葉を選びながら話していた髙橋さんは、途中で胸がいっぱいになったように声を詰まらせました。

髙橋さんは、利用者さんにとって「家族の一員」のような存在でありたいと考えています。時には孫のように、時には娘のように、それぞれの利用者さんにとって自然と心を許せる存在として寄り添うことを大切にしているそうです。

そうした関係性が築けるからこそ、本音や小さな変化にも気づきやすくなり、その人が本当に望んでいることも見えてきます。利用者さんにとって一番の理解者として、その人らしい暮らしを支えることが、「利用者さんが主役」という看護につながっています。

利用者さんからは、「来てくれるのが楽しみ」「安心できる」「元気が出る」といった言葉をかけてもらうこともあるそうです。

髙橋さんは、照れたように笑いながら「やっぱり、うれしいですね」と話します。その飾らない反応から、利用者さんとの関係を心から大切にしていることが伝わってきました。

困っている利用者さんがいれば、決められた訪問業務の範囲だけで考えるのではなく、「どうすれば力になれるだろう」と一度立ち止まって考える。髙橋さんだけでなく、現在働いているスタッフにも、その姿勢が自然と共有されているといいます。

できない理由を先に探すのではなく、まずは利用者さんの立場に立って何かできることはないかを考えてみる。そうした小さな積み重ねが、「利用者さんが主役」という言葉を、理念だけで終わらせない看護につながっています。

利用者さんの「できる力」を大切にしながら、そっと寄り添う髙橋さん

病院から在宅へつながった想い

髙橋さんは、病院で内科や整形外科、回復期、緩和ケア、救急外来など、さまざまな領域で経験を積んできました。

病院では、治療や安全を優先しながら、限られた時間のなかで多くの患者さんに対応する必要があります。そこで培った知識や経験は、現在の訪問看護にも生かされています。

一方、病院で多くの患者さんと関わるなかで、髙橋さんは「自宅に帰りたい」という思いを抱える方の多さを実感していました。本人はまた病院へ戻るつもりで帰宅を望んでいても、結果として、その機会を得られないままになることもあります。たとえ短い時間であっても、住み慣れた家で過ごせる機会をつくれないか――。その思いは、のちに訪問看護の道へ進む髙橋さんのなかに残り続けました。

訪問看護では、利用者さんの自宅に入り、生活そのものに触れます。病院では患者さんとして接していた方にも、一人の生活者として積み重ねてきた時間があります。

家族との関係、長年続けてきた習慣、好きな食べ物、落ち着く場所。その人を形づくるものを知るほど、看護師にできることは医療処置だけではないと感じたそうです。

その後、髙橋さんは自分が大切にしたい看護を実践するため、訪問看護ステーション梛を立ち上げました。

「梛」という植物は、葉脈が縦方向に走り、切れにくいことから、人との縁や良縁を象徴するといわれています。利用者さんやご家族、地域の支援者、そしてスタッフとのつながりを大切にしたいという思いにも重なる名前です。

病院で積み上げた経験を土台にしながら、目の前の人が望む暮らしを支えていく。髙橋さんの看護は、病院と在宅のどちらかを否定するものではなく、それぞれの経験がつながった先にあるものでした。

それぞれの「やりたい看護」を大切に

利用者さんの思いを尊重する髙橋さんですが、管理者としてスタッフと向き合うなかで、髙橋さん自身の考え方にも変化があったそうです。かつては、スタッフも同じ看護観を持っているという前提で接していた時期もあったといいます。しかし、その考え方は少しずつ変わっていきました。

利用者さんの人生に寄り添い、後悔のない時間を支えたい。そんな髙橋さんの思いは強く、ステーションを立ち上げた当初は、その理想をスタッフも同じ形で追いかけてくれるものだと考えていました。

しかし、実際にスタッフと向き合うなかで、「どんな看護を大切にしたいのか」「どんな働き方をしたいのか」、そしてどのような場面にやりがいを感じるのかは、一人ひとり異なることに気づいたといいます。

高齢者看護を深めたい人もいれば、小児看護に携わりたい人もいます。医療的な知識や技術を高めたい人、利用者さんとの会話を大切にしたい人、家庭と仕事を両立しながら看護師を続けたい人もいます。

「実際は違うんだって、最近になって思えるようになりました。私は私の看護があるけれど、みんなにも、それぞれやりたい看護があるんですよね」

管理者としての変化を語る髙橋さんの言葉には、過去の自分を取り繕う様子がありません。

「以前はこう思っていた。でも、今は違う」

自分の変化を素直に認め、笑いながら話せるところにも、髙橋さんらしさが表れています。

管理者が一つの看護観を示し、全員を同じ方向へ導くことも、組織づくりの方法の一つかもしれません。一方、訪問看護ステーション梛が目指しているのは、それぞれのスタッフが持つ看護観や強みを生かせる場所です。

「一人ひとりが輝いて、やりたい看護をできるステーションだったら、みんながもっと生き生きするのかなと思っています」

利用者さんを主役にすることと、スタッフに何でも自由に任せることは同じではありません。安全に関わる基準や、チームとして守るべきルールは必要です。

その土台を共有したうえで、「髙橋さんと同じ看護ができる人」を求めるのではなく、「その人だからできる看護」を大切にしていく。髙橋さんは、そこに組織としての広がりを感じています。

看護観の違いは、ときに意見の違いにもつながります。しかし、全員が同じ考えを持つことよりも、違いを持ち寄りながら利用者さんにとってよりよい方法を考えるほうが、支援の選択肢は増えていくのかもしれません。

利用者さん一人ひとりの生き方を尊重するように、スタッフ一人ひとりの看護観も尊重する。

髙橋さんが管理者として経験を重ねた先に見えてきたのは、利用者さんとスタッフのどちらか一方を優先するのではなく、双方が大切にされる組織のあり方でした。

「ありがとう」が行き交う職場へ

訪問看護ステーション梛を運営している法人の名前は、「株式会社ありがとう」です。

髙橋さんにとって、「ありがとう」は特別な場面だけで使う言葉ではありません。

「ありがとうって言われたら、うれしいじゃないですか(笑)」

髙橋さんは、実にシンプルに、その理由を話します。

何かをしてもらったとき、それを当たり前だと思わず、素直に感謝を伝える。利用者さんやご家族に対してだけでなく、スタッフ同士でも大切にしたい姿勢です。

忙しい日々のなかでは、誰かが対応してくれたことや、相談に乗ってくれたことが、つい「当然の業務」として流れてしまうこともあります。だからこそ、梛では「ありがとう」を言葉にして伝えることを大切にしています。

髙橋さんは、利用者さんやご家族だけでなく、働くスタッフも含めて幸せを感じられる「日本一幸せな訪問看護ステーション」を目指しています。

ここでいう「日本一」は、事業所の規模や売上を競うものではありません。利用者さんが自分らしく過ごせること。ご家族が安心して暮らせること。スタッフがそれぞれの看護を大切にし、生き生きと働けること。その輪が少しずつ広がっていく状態を、髙橋さんは思い描いています。

「日本一って何だろうと考えたときに、今は『日本一幸せな訪問看護ステーション』かなと思っています」

まだ完成された答えではなく、ステーションの成長とともに形を変えていく目標なのかもしれません。

だからこそ、訪問看護ステーション梛が目指す幸せも、管理者が一方的に決めるものではありません。一人ひとりがどのような看護をしたいのか、どのように働きたいのかを聞きながら、一緒につくっていくものなのでしょう。

笑顔あふれる職場のひとコマ。何気ない会話の中にも、梛らしい温かな雰囲気が感じられます

一緒に働く人へ伝えたいこと

訪問看護ステーション梛が採用で大切にしているのは、訪問看護の経験だけではありません。

髙橋さんは、これまでの看護で印象に残っていることや、その人がどのような看護を大切にしてきたのかにも目を向けています。

ただし、面接で語られた看護観だけで、その人のすべてが分かるわけではないとも、率直に話します。

「実際は、一緒に働いてみないと分からないですよね」

理想的な言葉を話せるかどうかよりも、利用者さんやご家族、スタッフと誠実に向き合えること。その意味で、髙橋さんが大切にしているのは「人当たり」だそうです。

自分なりに大切にしたい看護があり、相手の考えにも耳を傾けられる人。誰かに何かをしてもらうことを当たり前と思わず、「ありがとう」を素直に伝えられる人。そして、利用者さんが困っているときに、すぐ無理だと決めつけず、「自分に何ができるだろう」と考えられる人です。

訪問看護では、基本的に看護師が一人で利用者さんの自宅を訪れます。自分で考え、判断する力が求められる一方で、すべてを一人で抱える必要はありません。訪問看護ステーション梛では、スタッフ同士で支え合える体制を大切にしています。日々の情報共有を丁寧に行い、困ったことがあればすぐに相談できるため、安心して訪問に向かえる環境です。

また、業務を勤務時間内に終えられるよう、スタッフ同士で声をかけ合いながら効率よく進めているため、残業はほとんどありません。仕事に向き合いながら、自分自身や家族との時間も大切にできる職場です。

訪問看護の経験は必須ではありません。病院などで培った看護経験を生かしながら、新たなフィールドに挑戦したいという気持ちを歓迎しています。

それぞれの得意分野や看護観を尊重しながら、お互いに学び合い、高め合っていけるチームでありたい――。髙橋さんは、そんな職場づくりをこれからも大切にしていきたいと考えています。
スタッフが安心して働き、自分らしい看護に向き合えることは、利用者さんやご家族へのよりよい支援にもつながっていきます。
利用者さんも、ご家族も、スタッフも、それぞれが幸せを感じられる場所へ。訪問看護ステーション梛は、「日本一幸せな訪問看護ステーション」という目標に向かって、これからも人とのつながりを育んでいきます。

インタビュアーより

利用者さんのお話でも、スタッフのお話でも、髙橋さんが何度も見せてくださった明るい笑顔が印象に残りました。一方、利用者さんが望む人生や、看護に込めた想いを語る場面では、言葉の一つひとつに深い思いがにじんでいました。その姿からは、一人ひとりとの出会いを心から大切にしていることが伝わってきました。

かつては、スタッフも同じ看護観を持っているという前提で接していたことを、率直に振り返る姿も印象的でした。スタッフ一人ひとりに異なる看護観があることを受け止め、それぞれの強みを生かそうとする姿勢に、管理者としての温かさを感じました。

誰かを自分の理想に合わせるのではなく、利用者さんにもスタッフにも「その人らしさ」があることを受け止める。愛にあふれるその姿勢が、訪問看護ステーション梛の空気をつくっているのではないでしょうか。

事業所概要

事業所名:訪問看護ステーション 梛

住所:大阪府豊中市上新田1-12-1 コアロード桃山台407号室

事業所紹介ページ:https://ns-pace-career.com/facilities/11396

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【桃山台・非常勤】患者さまに寄り添う看護師募集!-梛

事業所名

訪問看護ステーション 梛

雇用形態

非常勤

給与

時給 1,800円 ~

就業場所

〒560-0085 大阪府豊中市上新田一丁目12番1号コアロード桃山台407号室
駐車場用意 ユニフォーム貸与
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事業所名

訪問看護ステーション 梛

雇用形態

常勤

給与

月給 240,000円 ~

就業場所

〒560-0085 大阪府豊中市上新田一丁目12番1号コアロード桃山台407号室
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記事投稿者プロフィール画像 ナスキャリナビ 編集部

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