オンコール | 訪問看護用語集
通称:オンコール、電話番、当番
訪問看護のオンコールは、「24時間体制加算」のことです。
「利用者やその家族からの電話等により看護に関する意見を求められた場合に常時対応できる体制を整えていること、必要に応じて緊急時に訪問看護を行う体制があること」とされています。つまり、利用者からの連絡を受け相談や緊急訪問に対応するシステムです。
24時間対応をしている訪問看護ステーションで行われています。
オンコール勤務の回数や体制はステーションによって異なり、オンコール手当が支給されることがほとんどです。手当の相場は1,000〜3,000円です。また、利用者からの連絡で緊急訪問した場合、別に手当が支給されています。オンコール手当ては、土日祝日がお休みの場合、当番制で持つことがあります。
また、その場合は平日よりも手当の金額が高くなり、不公平感が出ないよう工夫しているステーションもあります。
そのほかに、サブコール(セカンドコール)体制を取っているステーションは、メインが○○円、サブが△△円と金額を変えているところもあります。
実際に緊急訪問した場合の相場は、1回の出動あたりもしくは時給制の場合があります。それぞれ、2000-5000円もしくは5000円-10000円です。
オンコール体制によって、訪問看護の利用者は安心して自宅で療養生活を送ることができます。
なお、令和6年度の報酬改定では、新たに「24時間対応体制における看護業務の負担軽減の取り組み」を評価する区分が設けられています。
新設:6800円/月
従来型の場合:6520円/月”
「NsPace Career ナビ」は、訪問看護ステーションへの転職に特化した求人サイト「NsPace Career」が運営するメディアです。訪問看護業界へのキャリアを考えるうえで役立つ情報をお届けしています。