精神科訪問看護のチーム支援とは?働き方とやりがいに迫る ~フリーケア訪問看護ステーション 逸見さん・大地さんにインタビュー~

大阪市淀川区にある「フリーケア訪問看護ステーション」は、精神科に特化した訪問看護を提供し、主に障がい者グループホームを中心とした支援を行っています。今回は、部長の逸見さんと、課長の大地さんに、訪問看護ステーション誕生の背景や精神科訪問看護のやりがい、チームで支える看護の特徴を伺いました。働き方や職場の雰囲気、サポート体制についても詳しくご紹介します。
【※本記事はNsPace Career が事業所向けに提供している「特集記事掲載サービス」によるものです。取材・撮影・編集はNsPace Career が担当しました。】
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事業所名
雇用形態
給与
就業場所
精神科訪問看護を立ち上げた背景
―まず、お二人のこれまでのご経歴を教えてください。
逸見さん「私は理学療法士として一般病院で3年ほど勤務した後、2017年にこの会社へ入職しました。その後は介護施設のコンサルティングやセミナー、訪問看護事業の統括などに関わっています」
現在は、部長として訪問看護事業全体の運営を担っています。
大地さん「私は作業療法士として新卒で病院に入職し、その後訪問看護の現場で働いてきました。その経験を活かしながら、事業をまとめることにも興味があって。訪問看護事業の運営にも関わりたいと思い、2023年に入職しました。」
現在は、課長としてスタッフの教育やサポートを担っています。
―訪問看護事業はどのような背景から始まったのでしょうか。
逸見さん「もともと会社では障がい福祉の事業を行っていて、2021年からグループホームの運営も始まりました。ただ、現場では医療的なサポートが必要になる場面が増えてきたんです。」
逸見さん「医療ケアができないと解決できないニーズが出てきました。利用者さんや現場から“訪問看護があれば助かる”という声も多くて、それがきっかけで2023年に訪問看護事業をスタートしました。それに、訪問看護業界の底上げをしたいという気持ちもあります。訪問看護の質の向上や、社会性の底上げ。自信をもってサービスを届けたいし、使命感ですね。」
大地さん「訪問看護は、社内で唯一、看護師がいる部署なんです。看護師が生活も医療もトータルして看ていけるといいなと思っています。地域でフリーケアの名前が定着して、一定のサービスが提供できるようになりたいですね。」
利用者さんの声から生まれた訪問看護ステーション。その背景には、必要な支援を届けたいという思いがありました。
精神科訪問看護のやりがい
精神科訪問看護では、身体疾患の看護のように目に見える変化がすぐに現れるとは限りません。
―訪問看護の仕事の中で、やりがいを感じる瞬間はどんなときでしょうか。
逸見さん「基本的には、うつ病や、統合失調症などの疾患を抱える方に訪問しています。精神科の利用者さんは比較的自立している方も多くて、身体的な症状のような分かりやすい変化は見えにくいこともあります」
その中でも、小さな変化を感じる瞬間があるといいます。
逸見さん「例えば、作業所に通い続けられているとか、通院が継続できているとか。そういった話を他の支援者から聞いたときは、関わっていてよかったと思います」
精神科訪問看護では、日々のコミュニケーションが大きな役割を担います。
逸見さん「利用者さんとは、コミュニケーションが中心になる仕事ですね。できるだけポジティブな気持ちでいるようにしています」
利用者さんの気持ちを受け止めながらも、前向きな関わりを大切にすること。
それが精神科訪問看護の支援につながっているそうです。
フリーケアらしい看護とは
フリーケア訪問看護ステーションでは、チームで支える看護を大切にしています。
―お二人が思う「フリーケアらしい看護」とは何でしょうか。
逸見さん「訪問に行くだけではなく、施設との情報共有を大切にしています。利用者さんの様子や注意点などをタイムリーに伝えるようにしています」
大地さん「連携はこまめに丁寧に行っています。看護の必要性や大切さを周囲に伝えていくことも大事だと思っています。」
また、訪問先の特徴についても伺いました。
フリーケア訪問看護ステーションでは、主に自社の障がい者グループホームや住宅型有料老人ホームへの訪問が中心です。一般のご自宅への訪問はほとんどなく、施設スタッフと連携しながら支援を行う体制が整っています。
― 地域の医療機関やケアマネジャーとの連携で意識していることはありますか。
大地さん「チャットツールで責任者の看護師が医療機関とやり取りをしています。利用者さんの変化や薬のことを申し送りしていて、こまめに対応しています」
逸見さん「近隣で巡回している施設もあるので、よく挨拶もしますね。話の中で“飲みに行こうか~”って飲みに行くこともあります。外部の研修会や連絡会には僕たちが行くので、現場の看護師さんが行くことは少ないですね。」
こうした環境の中で、看護師が一人で抱え込むのではなく、チームで支援できる仕組みがつくられています。

働きやすさを支える職場環境
フリーケア訪問看護ステーションでは、働きやすい環境づくりにも力を入れています。
逸見さん
「働きやすさは意識しています」
直行直帰の働き方が可能で、紙の書類業務はほとんどありません。
福利厚生も充実しています。
逸見さん「出産お祝い金や誕生日休暇、ハネムーン休暇、男性も特別休暇があります。他にも、歯科サポート、確定給付年金、社宅制度(好きな場所を会社名義で借りられる)などこれ以外にもたくさん用意しています。」
一番人気は、ランチ半額制度だそうです。会社とスタッフで半額ずつ負担して近隣の飲食店やコンビニで使えるカードが支給されるとのこと。
大地さん「手軽に利用できるので人気ですね」
また、勤務時間にも特徴があります。
勤務時間は、14:00~22:00。利用者さんが日中活動(作業所や就労)から帰宅する時間帯に合わせ、訪問は14時頃からスタートしています。
そのため午前中の時間を有効に使える働き方ができるといいます。
さらに、オンコール対応はなく、夜間訪問もありません。
逸見さん
「働いていて“しんどい”だけではなく、“楽しい”とか“やりがいがある”と感じられる職場にしたいと思っています。精神科訪問看護では、コミュニケーションが中心なので、ネガティブな発言に触れる機会が多くなります。でも、看護師自身がポジティブにいようと思えるように、スタッフ同士の会話でもポジティブに変換できるような考え方を大切にしています。」
平均年齢は31歳ほどで、比較的若いスタッフが多いそうです。
大地さん
「年齢が近いので話しやすい雰囲気があります。お互いに、休み希望が重なった際には助け合うことも多いですね。」
訪問看護に挑戦したい看護師へ
―訪問看護が初めての看護師へのサポート体制はありますか。
大地さん
「訪問看護が未経験の方でも大丈夫です。入職後は1か月ほど同行訪問をして、先輩と一緒に利用者さんを見ていきます。」
2〜3か月ほどは独自の新人教育プログラムに沿ってフォローを行い、段階的に業務に慣れていく体制になっています。訪問以外の業務は、3か月目以降に書類作成を学んでいきます。
また、独り立ちして訪問ができるようになった後も、先輩が同行し相談できる体制を整えています。
―最後に、訪問看護に挑戦してみたい看護師さんへメッセージをお願いします。
逸見さん
「最初は不安に思う方も多いと思います。でも、できるようになった自分を想像してほしいですね。なりたい自分になれるようにサポートしていきます。」
大地さん
「経験に関係なく、少しでも興味があればチャレンジしてほしいです。入ってみてよかったと思ってもらえる準備をしています。」

インタビュアーより
今回の取材を通して印象的だったのは、会社の方針だけではなく、現場の声や利用者さんのニーズから始まったというお話でした。利用者さんの生活に必要な支援を形にしていく姿勢が、このステーションの特徴のひとつなのかもしれません。
また、施設スタッフや医療機関との連携を丁寧に行いながら、チームで支援していく体制が整っていることも印象的でした。訪問看護というと一人で判断する場面が多いイメージを持つ方もいるかもしれませんが、ここでは相談しながら支援を進めていける環境があるように感じました。
利用者さんの生活に寄り添う看護に関心のある方にとって、新しい一歩を踏み出すきっかけになる場所のひとつかもしれません。
事業所概要
事業所名
フリーケア訪問看護ステーション
住所
〒532-0026
大阪府大阪市淀川区塚本3丁目14−6 レオンハイツ 1F
事業所紹介ページ:https://ns-pace-career.com/facilities/16398
【大阪市・常勤】オンコール対応なし!障がい者グループホーム中心の訪問看護/月給38万円~・残業なし
事業所名
雇用形態
給与
就業場所
NsPace Careerナビ 編集部 「NsPace Career ナビ」は、訪問看護ステーションへの転職に特化した求人サイト「NsPace Career」が運営するメディアです。訪問看護業界へのキャリアを考えるうえで役立つ情報をお届けしています。
