ブランクあり、転勤族、子育て中…不安の中見出した訪問看護師としてのキャリア【訪問看護転職事例】

公開日:2023/06/02 更新日:2024/03/05
記事サムネイル画像

インタビューご協力者:
I.Mさん(32歳、正看護師)

看護学校を卒業後、大学病院で2年間、兵庫県の訪問看護ステーションで1年半の勤務を経て、ご主人の転勤を機に現職の訪問看護ステーションへ就職。二人のお子様を持つママさんナースでもある。

趣味・好きなものを教えて下さい!

最近家庭菜園を始めました。プランターでトマトやきゅうり、ねぎなんかも育てられるんです。 子どもたちと一緒に、毎日成長を楽しみに見守っています!

※この記事はNsPace Careerの運営会社である在宅医療支援機構の人材紹介サービスを利用して転職した方のインタビューになります。
※記事の写真はイメージです。

訪問看護のイメージって?

I.Mさん

限られた時間内に一人でテキパキと処置をこなさなきゃいけないイメージがありました。

少なくとも10年以上病院で勤めているような、経験豊富な看護師がやるイメージです。

なので、自分が訪問看護をできるとは全く思ってなかったですし、やってみたい気持ちと「自分にできるんだろうか…」という不安な気持ちでいくと、10:0で不安な気持ちが勝っていました(笑)

実習のときの記憶も無くて、自分が始めるとは思ってなかったです。

訪問看護に転職をしようと思ったキッカケは?

I.Mさん

訪問看護を検討し始めた当時、子どもが2歳と0歳6か月で、保育園への送り迎えや働き方的にも、病院へは戻れないなと思っていました。

加えて、長男を妊娠中に祖母を乳がんで亡くしていたことも大きな出来事の一つです。

家族や私に弱音や苦しみを見せることなく元気な姿を見せてくれていたのを最後に一人で痛みと闘い病院で亡くなる様子を目にして、「もっと自分に、在宅で看取ることに対しての知識があれば…」といった後悔の気持ちも抱いていました。

そういった背景もあり、育休でのブランク明けで仕事復帰を検討していくときは『訪問看護』も選択肢に入れて転職活動をしました。

前職の訪問看護ステーションからの転職を考えた理由は?

I.Mさん

就職した訪問看護ステーションへの不満は全く無かったです。

当時、「一人で訪問に行くためには、知識や経験が必要」と感じていた私にとって、それ「以外」の部分のである「コミュニケーション」や「寄り添う姿勢」などの重要性に気づかせてもらえたことや、訪問看護業務自体への不安があった私にも丁寧な指導やフォローをしてくれたおかげで、訪問看護師としてのやり甲斐や自信を持つことができたと思います。

しかし、主人が転勤族だった兼ね合いで関西を転々とすることになり、訪問看護の現場を一度離れ、結局2年間のブランクが空くことに。

ただでさえ経験が浅いことに不安があった中で、再び訪問看護への不安が復活しましたね…(汗)。

ですが、ブランクの期間を経て、これまでの経験を自分の知識として糧にするにはもっと経験を積む必要があると思い、大阪に引っ越したタイミングで、再度訪問看護への転職を考えました。

訪問看護への転職活動はどのように?

I.Mさん

最初に訪問看護ステーションへ就職した時は、自分でも調べつつハローワークを通して転職しました。

転職サイトに登録するのは、電話がひっきりなしに掛かってくるイメージであまり気乗りしなかったです…。

ただ土地勘のない場所に引っ越したこともあり自分で探すことにも限界を感じたのも事実で、まずは大手の転職サイトに登録しました。

当時訪問看護への不安は再びMAXになっていたので病院で探してもらっていたのですが、転勤族で、子どもも小さく送り迎えもあり、経験も浅い…、という状況で、条件に合う仕事もあまり無く…。

訪問看護をもう1回考えてみるか、と調べたときに、ヒットしたのが在宅医療支援機構さんでした。

在宅医療支援機構での転職は(率直に!)どうでしたか?

I.Mさん

在宅医療支援機構さんにはとても感謝しています!

特に、面接前に見学させてもらえたことが大きかったです。

他の転職サイトではすぐに面接を勧められ、まずは現場見学や体験を希望しても「感染対策の影響で…」と断られることが多かったので、事前に見学して職場の様子を知ることができて安心しました。

あとは、担当の方にどこまで希望を伝えて、相談していいものか悩んでいたときに、「些細なことでも何でも相談してください」と言っていただいたことで、細かい部分も相談しながら安心して転職活動を進めることができました。

転職した職場はどうですか?

I.Mさん

今の職場を含めて3か所見学に行って、今の職場に決めました。

どこも良い職場だったのでとても悩みましたが、決め手は正直『直観』でしたね。

就職前に見学できたことで実際に働き始めてからもギャップなく、尊敬できる皆さんの中で楽しく働けています。

何でも相談できる環境ということが大きくて、技術面の相談をしても丁寧に教えてくれますし、ブランクがあって採血にも抵抗があったのですが、「私で練習していいよ!」とおっしゃってくれたりもして…!

プライベートな相談や子育てについても、本当に何でもお話しさせて頂いてます!

訪問看護への転職を考えている人へのメッセージ

I.Mさん

私自身、ブランクがあることや子育てとの両立、初めて住む土地での就職など…、考えれば考えるほど不安や悩むことが多かったのですが、現場見学や体験に行けたことが、不安の解消に繋がりました。

一度現場を見てみることで、具体的にイメージできることが多いと思います。

イメージができると、不安も少しずつ薄れていくと思いますよ。

また、「訪問看護は一人で判断しなければいけない」というイメージを持っている方が多いと思いますが、分からないことはその場で先輩方に電話で相談したり、持ち帰っての相談もできるので、一人で背負いすぎてしまうことはないのかなと思います。

不安や悩みもあると思いますが、とりあえず体験すること、それをおススメします!

まとめ:転職先選びのポイント

  1. ブランクがあってもしっかり教育・フォローしてもらえる職場
  2. 困ったことや悩みなどを、相談しやすい雰囲気
  3. 送り迎えなど子育てとの両立も考えて、自宅からも近さも重視したい

SNSシェア

  • LINEアイコン
  • facebookアイコン
  • Xアイコン
記事投稿者プロフィール画像 NsPace Careerナビ 編集部

「NsPace Career ナビ」は、訪問看護ステーションへの転職に特化した求人サイト「NsPace Career」が運営するメディアです。訪問看護業界へのキャリアを考えるうえで役立つ情報をお届けしています。

関連する記事

NsPaceCareerとは-PCイメージ画像左 NsPaceCareerとは-SPイメージ画像左

NsPaceCareerとは

訪問看護・在宅看護に特化した
求人情報検索・応募のほか、
現役の訪問看護師や在宅経験者への無料相談や、
事業所への事前見学申し込みが可能です。

NsPaceCareerとは-PCイメージ画像右 NsPaceCareerとは-SPイメージ画像左