家族を支えていくために選んだ訪問看護。将来の夢は地元でのステーション開業!【訪問看護転職事例】
インタビューご協力者:
M.Iさん(28歳、正看護師)
看護専門学校を卒業後、地元の国立病院へ入職。呼吸器・循環器・心臓外科といった混合病棟で臨床経験を積んだ後に東京への転居のため退職。都内の総合病院を経験した後に、現訪問看護ステーションへ転職。
趣味・好きなものを教えて下さい!
小学生の時から空手を習っています! 途中、仕事との両立の難しさから中断していた時期もあるのですが、現在では週に1~2回は道場に通っています。 空手を通じて、中高生から60代の年長の方など、様々な年代の方と一緒になって汗を流すことができることは、自分にとってとても良いリフレッシュとなっています。
※この記事はNsPace Careerの運営会社である在宅医療支援機構の人材紹介サービスを利用して転職した方のインタビューになります。
転職前の訪問看護のイメージって?
M.Iさん
看護学生の時に体験した在宅実習での印象がとても良かったです。
ご高齢者の生活をリアルに触れることができて新鮮な気持ちでしたし、遠方に住んでいる私の祖母も日々このような生活をしているのかな?と感じたことを覚えています。
また、実習での限られた訪問の中でも「様々なお宅があるんだな」と思いましたが、例えば、環境が荒れているお家にあがる時などもそこまで抵抗感はありませんでした。
訪問看護に転職をしようと思ったキッカケは?
M.Iさん
そもそも私が看護師になった理由の1つが、「(将来)自分の両親を支えることができる仕事につきたい」と考えたことでした。
その点、訪問看護師であれば、医療面でも生活面でも、家族のサポートしていけるのではないかと考えたことが大きなキッカケです。
また、将来的には家族の近くで暮らすために地元に戻ることを考えていたので、訪問看護であれば「自分でステーションを立ち上げる」という選択肢があること、そうすれば仕事としても家族に関わっていくことができることに魅力を感じました。
訪問看護への転職時に不安はありましたか?
M.Iさん
大きく2つありました。
まず1つ目が、「訪問看護ステーション」という組織の規模感のこと。
訪問看護が病院に比べると、遥かに小さな規模の人数で運営をされていることを知っていたので、マンパワー不足を理由として、
「十分なフォローを受けられないのではないか?」
「いきなり責任の重い仕事を振られることはないだろうか?」
といったことを考えていました。
もう1つが、自分の臨床経験のことでした。
私は三次救急と二次救急の2つの病院を経験した後、7年目のタイミングで訪問看護へと転職をしたのですが、
「自分のキャリアで訪問看護に挑戦をするのは早いのではないか?」
といった漠然とした不安感は持っていました。
ただ、実際に訪問看護ステーションで働いてみて、確かにベテランの先輩方と比べて知識・経験の差は大きいなと感じるものの、先輩方からのフォローや指導を受けられていれば、特に心配をしていたような状況もなく安心して働けるのかなと感じています。
訪問看護への転職活動はどのように?
M.Iさん
最初は訪問看護と並行して、東京での三次救急病院でも働いてみようかと検討していました。
よくよく情報収集をしていく中で、体力的に夜勤が辛くなっていったことや、慣れない土地での大きな病院で働くことへの不安感もあり、途中からは訪問看護一本に絞った形へと方向転換をしました。
訪問看護ステーションを選ぶ際は、インターネットを利用して様々なステーションのホームページを見ました。
ただ、たくさんホームページを見ていても、事業所のリアルなイメージが沸かず、問い合わせへと一歩踏み出せずにモヤモヤとしていました。
そんな中で、たまたま在宅医療支援機構さんのことを知り、訪問看護に特化という点に惹かれ問い合わせをしたという経緯でした。
在宅医療支援機構での転職は(率直に!)どうでしたか?
M.Iさん
詳細な事業所情報の提供と推薦をして頂けた点はとても有り難かったです。
やはり、自分ひとりでインターネットを使った情報収集をすることに限界を感じていたので、提供して頂いた事業所さんの情報はとても参考となりました。
実際に各事業所のイメージを掴むことができましたし、そこで経営・管理をされている方の人となりを知ることができた点も良かったです。
また、採用面接の前に、現場体験(事業所見学)のセッティングをして頂けた点もとても良かったと思います。
面接の場では聴けなかったような現場に関する深い話を伺うことができたので、その後、採用面接へと進める際にも、候補となる事業所さんの比較検討がしやすかったことをよく覚えています。
以前の転職活動では入職前と入職後での職場に対するイメージのギャップに悩まされたのですが、結果として、今回の転職ではそういったことはほとんどありませんでした。
転職した職場はどうですか?
M.Iさん
尊敬できる先輩方がいることが本当に有り難いなと思っています。
まず、弊社ではいくつかのステーションを運営しているのですが、それぞれの事業所ごとに認定や専門といった、資格を持った看護師が在籍をしています。
そこでは専門性の高い領域の質問をすることもできますし、日々の業務の中だけでも、先輩方のアセスメントや対応から学ぶことは大いにあります。
また、職場の雰囲気としても、先輩方がどのような些細なことでも丁寧に教えてくれるので、安心して質問や相談ができる環境だと感じています。
「ご利用者にとってのより良い関わりは何なのか?」といったことを、日々先輩方と一緒になって考え・学んでいける環境にとても感謝しています。
訪問看護への転職を考えている人へのメッセージ
M.Iさん
まず、訪問看護に興味を持っているのに、自分のキャリアや経験に対する不安感が理由で躊躇してしまうことは勿体ないな、と思いました。
私も同様の不安を抱えていたのでよく理解はできるのですが、実際に訪問看護の現場に入ってみて、ちゃんと自分に合った職場で、自分の経験に合わせた教育・指導をしてもらえるのであれば、それまでの経験年数は大きな問題にならないのかなと感じました。
あと、個人的には、「夜勤のない生活」はこんなにも人間を健康的にするのかと痛感しています(苦笑)。
規則正しく、朝起きて夜寝る生活をするだけでも身体はとても楽になりました。
病棟で働いていた際は、仕事終わりは疲れてグッタリとしてしまっていたのですが、現在は仕事が終わってから自分の趣味に取り組むだけの体力的な余裕もあり、日々の生活もより充実するようになりました。
いま夜勤で疲弊している方には是非、訪問看護も検討してみて頂きたいと思います!
まとめ:転職先選びのポイント
- 将来的なステーション立ち上げに向けて経営や管理を学べる
- 認定や専門といった専門性を持った看護師が在籍する
- 幅広く様々な症例を経験できる職場
「NsPace Career ナビ」は、訪問看護ステーションへの転職に特化した求人サイト「NsPace Career」が運営するメディアです。訪問看護業界へのキャリアを考えるうえで役立つ情報をお届けしています。