0歳児の子どもを抱える元看護教員が感じた訪問看護現場のリアリティ【訪問看護転職事例】

公開日:2018/10/18 更新日:2024/04/01
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インタビューご協力者:
A.Kさん(36歳、正看護師)

大学病院の急性期病棟で臨床を積んだ後、大学院でがん看護専門看護師コース博士課程を修了。 出産によるブランクを経て、0歳児の子育てをしながら、かねてより興味のあった訪問看護に就職。

趣味・好きなものを教えて下さい!

国内外の医療ドラマをよく観ます! 海外ドラマから、国内と海外の医療現場を比較するのが好きで(笑)。   私が特にお薦めしたいのは海外の医療ドラマの『グレイズ・アナトミー』です!

※この記事はNsPace Careerの運営会社である在宅医療支援機構の人材紹介サービスを利用して転職した方のインタビューになります。
※記事の写真はイメージです。

転職前の訪問看護のイメージって?

A.Kさん

経験や知識、アセスメント力、情報収集の仕方など、ひとりで訪問をしてひとりで看護を展開していくうえで、個人的な能力が試される場だろうなといったイメージでした。

また、様々な疾患や症例を看ることになるので、基本的な看護知識や在宅における制度の仕組み、自分の経験が浅い領域である認知症や難病といった慢性期疾患についても、改めて学び直していく必要があるだろうと思っていました。

訪問看護への転職時に不安はありましたか?

A.Kさん

まず、私の場合は子どもの一時保育を利用しながらの再就職だったので、勤務日数・勤務時間・通勤エリアといった条件が厳しかった点での不安はありました。

こんなに制約がある中で受け入れてもらえる職場があるのだろうか…?と。

また、訪問看護ステーション選びにおける一般的な尺度が自分の中で無かったので、

「訪問看護での働き方における普通って?」

「どのような判断で事業所選びをすれば良いのだろう?」

「(見学・面接時に)何を質問すれば良いのだろう?」

といったことを悩んでいました。

訪問看護への転職活動はどのように?

A.Kさん

最初にご相談をした在宅医療支援機構さん一本で就職活動を終えました。

こちらが在宅領域に特化していたことや、運営をされているメンバーのプロフィールを見て自分に近しいものを感じたので、こちらにお任せすれば大丈夫かなと考えました。

在宅医療支援機構での転職は(率直に!)どうでしたか?

A.Kさん

まず、転職のお話というよりも、在宅・訪問看護の業界全体のことについて、データ的な根拠も示しつつ案内して頂けた点がとても良かったです。

自分の中で漠然としていた『在宅』といったものを俯瞰して理解できたことは、在宅で働いていくうえでの大きな参考材料になったと思います。

また、面談時に私自身のことを詳しくヒアリングして頂けた点、それを詳細な資料に落とし込んでもらえた点の安心感も印象的でした。

私が転職活動としていくつかの訪問看護ステーションへ見学にお伺いした際、私に関する前提条件や詳しい情報が、事業所さん側にも事前に共有をされていたので、スムーズにお話に入ることができたことを覚えています。

転職した職場はどうですか?

A.Kさん

所長さんをはじめ、エネルギッシュな方が多く、自分のやりたいことや興味のあることをドンドン提案していける、懐の深い職場だと思います。

また、地域の方や他所の組織の方も巻き込みながら、様々な研修・勉強会・イベントを企画している点も素敵だなと。

職場の雰囲気として、アットホームかつコミュニケーションも活発で、自分の知識・経験を共有し合ったり、誰かが困っている時はチームで支え合ったりしています。

どちらかといえば、受け身な姿勢の方よりも、「学びたい」「発信したい」「実現したい」といった、能動的な気持ちが強い方の方が合っているのかなと感じています。

訪問看護への転職を考えている人へのメッセージ

A.Kさん

病院でもよく口にされることではあるのですが、在宅は病院以上に『個別性』が求められる職場だなと思いました。

様々な利用者さんのお宅へ訪問をしてみて、疾患のことだけではなく、生活の仕方、家族の在り方、家の雰囲気や匂い、どれ1つとっても利用者さん毎にこんなにも違うものなのかと。

私自身を振り返って、やはり一歩現場に踏み込んでみてわかった点は多かったです。

もし、少しでも在宅に興味がある場合は、まずは見学からでも現場に触れてみて、それから検討するのでも遅くはないのかなと思います。

あと、私のような絶賛子育て中のママさん看護師にも、是非在宅を検討してもらいたいですね。

ただし、授乳期の場合は熱中症対策や水分補給の点など、体力的な面はくれぐれも無理をしないようご注意下さい(苦笑)

まとめ:転職先選びのポイント

  1. 子育てと仕事との両立ができる働き方
  2. 専門性を持つがん領域をはじめ、慢性期における様々な看護を経験できる
  3. 管理者や周りのスタッフと話しやすい雰囲気の職場

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記事投稿者プロフィール画像 NsPace Careerナビ 編集部

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