臨床4年目に向けた転職活動! 学生時代から決めていた訪問看護のキャリアへ。【訪問看護転職事例】
インタビューご協力者:
島津 宗徳さん(26歳、正看護師)
看護大学を卒業後、市立病院の消化器外科病棟で臨床経験を積んだ後に、将来的なステーションの新設・経営も見据えつつ、株式会社系の訪問看護ステーションへ転職。
趣味・好きなものを教えて下さい!
アメリカンコッカースパニエルという犬種の犬を飼っていて、週末に奥さんと一緒に散歩にいくのが一番のリラックスになっています。 今度、キャンプにも連れていきたいなと思っています!
※この記事はNsPace Careerの運営会社である在宅医療支援機構の人材紹介サービスを利用して転職した方のインタビューになります。
転職前の訪問看護のイメージって?
島津さん
看護学生の時から訪問看護にはポジティブなイメージを持っていました。
「在宅」の教育に熱心な学校だったので、先生方からも「これからは在宅だよ」と言われていましたし、実習先のステーションもとても雰囲気の良い職場だったので、病院で何年か経験を積んでから在宅に進もうと学生の時から考えていました。
あと、僕の場合は母親がケアマネージャーをしているので、親からも訪問看護に関する話を聞いていたことも影響していると思います。
訪問看護に転職をしようと思ったキッカケは?
島津さん
学生の時から将来は訪問看護をやろうと考えていたので、予定していたキャリアプラン通りの転職という感じでした。
新卒で入職をした病院の配属先で消化器外科を選んだのも、患者さんが自宅に戻る前、病院でどのような手術・治療を受けているのかを知っておけば、在宅の現場に進んでからも役立つだろうと考えたからでしたし。
20代の間に訪問看護の現場経験を積んで、将来的にステーションの立ち上げもやりたいと思っています。
訪問看護への転職時に不安はありましたか?
島津さん
病院の先輩方からは「訪問看護はベテランがいくところ」「最低でも臨床経験10年以上のキャリアが必要」と言われていたので、自分の(経験)で大丈夫だろうか、というプレッシャーはありました。
あと、病院以外での勤務経験がなかったので、転職先となる訪問看護ステーションでの働き方が具体的にイメージできていなかったことも不安要素でした。
「現場に馴染めるのだろうか」「怖い先輩スタッフがいたらどうしよう」「(病棟の)新人時代のようなしごきがあったら嫌だな…」と色々なことを考えていました(苦笑)。
訪問看護への転職活動はどのように?
島津さん
最初はインターネットをつかって情報収集をすることからスタートしたのですが、訪問看護ステーションのHPをいくら見ていても具体的な現場のイメージが全然つかめず、それであれば紹介業者さんにお願いしようと考えて、いくつかの人材紹介会社に登録をしました。
登録をすると、色々なステーションの案内はしてもらえるのですが、連日たくさんの電話がかかってくることに疲れてしまって…(汗)。
あと、「訪問看護を希望」と伝えているのに、クリニックなど他の職場も案内されることもストレスだったことを覚えています。
そんな時にたまたま在宅医療支援機構さんのサイトを見つけて、在宅特化しているところの方が自分に合っているだろうと考えて、こちらで転職活動を進めることにしました。
在宅医療支援機構での転職は(率直に!)どうでしたか?
島津さん
原則、やり取りが『LINE』だったことがとても便利でした。
見学調整をして頂いたステーションの詳しい情報を事前にLINEで送っておいてもらえるので、スムーズに情報収集ができたと思います。
あと、他の紹介会社ではたくさんのステーション情報を大量に送られてきて選択に困ったので、自分の希望条件に沿ったステーションで、数も限定して提案してもらえた(僕の場合は3つのステーションで見学を進めました)こともストレスがなかったと思います。
転職した職場はどうですか?
島津さん
人間関係の良い、働きやすい雰囲気の職場だと思います。
(病院と比べて)少人数のチームで働いていくことになる訪問看護で、人間関係の点は大きな不安要素だったので、そこのストレスのないことが一番安心しました。
ワンフロアの職場には、看護師・ケアマネ・ヘルパー 等、たくさんの職種の人が働いているので情報共有はしやすい職場だと思います。
病院とはまた違う、在宅ならではの多職種連携を経験できているかと感じます。
あとは、自分のやりたいこと・得意なことを尊重してもらえる空気感も気に入っています。
自分は病院で主にがん看護をやってきたのですが、訪問看護の経験に関わらず、経験のある領域については頼ってもらえることは、一緒に働くメンバーとして認めてもらえていると感じられて嬉しいですね。
訪問看護への転職を考えている人へのメッセージ
島津さん
訪問看護に興味があるのであれば、現場に入ってしまった方が良いのかなと思います。
僕の周りにも、「訪問看護に興味はあるけど、まずは病院で経験を積んでから…」と躊躇している人は多いです。
僕は4年目のタイミングで訪問看護に転職をしましたが、実際に働き始めてみて感じたことは、病院だから在宅だからといって看護の内容には大きな差はなく、新しい学習が求められることは病棟の異動と変わらないのかな?と。
あと、男性看護師として感じていることとして、やはり利用者さんによっては「男性」ということでNGとなってしまうこともあります。
一方で、「男性の看護師さんにきてもらいたい」といった利用者さんもいて、男性看護師がケアに入ることで安心してもらえる場面もあります。
色々な方を看ていく在宅だからこそ、男性看護師が活躍できる余地も大きいと実感ができて嬉しいですね。
まとめ:転職先選びのポイント
- 訪問看護の現場に加えて、経営・管理についても学べる職場
- 在宅の現場における幅広いケースを経験できる職場
- 慣れ親しんだ地元で働きたい
「NsPace Career ナビ」は、訪問看護ステーションへの転職に特化した求人サイト「NsPace Career」が運営するメディアです。訪問看護業界へのキャリアを考えるうえで役立つ情報をお届けしています。