単科での病棟経験４年半からの転職。先輩からは「まだ早い」と言われた訪問看護の道へ【訪問看護転職事例】

インタビューご協力者：
新田奈美さん（27歳、正看護師） ※仮名

大学の看護学部を卒業後、国立病院の血液内科病棟に4年半勤務。新婚1年目のタイミングで、学生時代より興味のあった訪問看護へ転職。

趣味・好きなものを教えて下さい！

山登りが好きです！ いまは訪問看護が忙しいのでお休み中ですが、もう少し仕事に慣れたらまた再開をしたいと思っています！

※この記事はNsPace Careerの運営会社である在宅医療支援機構の人材紹介サービスを利用して転職した方のインタビューになります。
※記事の写真はイメージです。

転職前の訪問看護のイメージって？

新田さん

訪問看護師は、様々な経験を積んでこられたベテランの方ばかりなイメージでした。

一方で、私は血液内科病棟の経験しか無く、病棟の先輩からは「訪問看護で働くには、もっと色々な診療科を経験してからでないと駄目だよ」と言われていたので、漠然とした不安感が強かったです。

訪問看護に転職をしようと思ったキッカケは？

新田さん

正直、看護学生の時は在宅看護への興味は持っていませんでした。

就職して血液内科病棟に配属となった後、自分が担当したがん末期の患者さんが、「家に帰りたい」と言いながら亡くなっていく姿を目にして、「ご自宅に帰してあげることはできなかったのか？」「この方がご自宅で過ごすためにはどのような支援が必要だったのだろうか？」と考えるようになり、在宅に興味を持ちました。

訪問看護への転職時に不安はありましたか？

新田さん

正直、不安は大きかったです。

自分は単科の経験しか無かったので、疾患でのくくりが無い訪問看護では、こんな知識や経験が不足した状態で大丈夫なのだろうか…と思っていました。

また、利用者さん宅にひとりで訪問をして看護を提供する中で、利用者さんの変化に自分が気付けなかったらどうなるんだろう、といったことも心配していました。

訪問看護への転職活動はどのように？

新田さん

最初は大手の看護師転職サイトに登録をしました。

そちらからもいくつかの訪問看護ステーションを紹介されて実際にお話を聞いたのですが、提案して頂いた担当者が、その事業所や訪問看護のことをどれだけ理解しているのだろう？、と疑問に感じました。

その後も訪問看護について調べていた時に、たまたま在宅医療支援機構さんのサイトを見つけ、その後はこちら1社にお願いをする形で転職活動を進めました。

在宅医療支援機構での転職は（率直に！）どうでしたか？

新田さん

訪問看護の現場に実際に触れている方々からのアドバイスはとても心強かったです。

自分自身の経験不足のことや、訪問看護の働き方でイメージがついていない点について、現役の訪問看護師からアドバイスをもらえたことはとても大きかったですね。

また、いきなり採用面接へと進めることなく、様々な訪問看護ステーションでの見学や同行訪問を調整してもらえたので、実際の訪問看護の現場を見て、比較検討をしながら、自分に合った職場を探していくことができたと思います。

事業所見学を重ねる中で「本当に自分で訪問看護ができるのだろうか…」と弱気になっていた時は、担当の一和多さんに自分と年齢の近い訪問看護師さんとお話をする機会をセッティングして頂き、それで一歩を踏み出す勇気がもらえました。

転職した職場はどうですか？

新田さん

私に合った、働きやすい職場だと思っています。

私の他にも訪問看護未経験から始められた方も多く、他のスタッフと一緒に、日々勉強をしながら働いています。

また、病院ではほとんど関わりのなかったPTさんやOTさんがたくさん在籍しているので、他職種の方々からの視点を学べることもとても楽しいです。

ワークライフバランスの面も、残業は少なく、休日もしっかりと確保した働き方ができているので、仕事と家庭との両立もできて、その点も安心しています。

訪問看護への転職を考えている人へのメッセージ

新田さん

私も病院で働いていた時は訪問看護に対する敷居の高さを感じていたのですが、いざ訪問看護の現場に出てみると、利用者さんやそのご家族からたくさんのことを教えて頂きながら、毎日楽しく働けている自分がいます。

また、利用者さん1人1人と深く関わっていくことができる訪問看護の働き方は、本当に面白いな、と働き始めてから改めて感じることができました。

しっかりと自分に合う職場に出会うことができればきっと大丈夫ですので、是非、私と同年代の方に、もっと訪問看護に挑戦をしてもらいたいなと思います！

まとめ：転職先選びのポイント

1. しっかりとした教育サポートや、勉強をしていける体制が整っている。
2. 自分と年齢の近いスタッフが働いていて、相談をしやすい雰囲気。
3. 家事と仕事との両立ができる働き方。